- 2006年11月17日 21:37
- 天気
佐呂間町で発生した竜巻をもたらした積乱雲の再現実験(雲解像モデルによる)においてスーパーセルを確認(気象庁報道発表資料)
http://www.jma.go.jp/jma/press/0611/17a/mri20061117.html
気象研究所では集中豪雨や竜巻などの顕著な大気現象を解明するために雲解像モデルの開発を行っています。その雲解像モデルを用いて、11月7日に佐呂間町で発生した竜巻をもたらした積乱雲の再現に成功しました。再現された積乱雲は、対となった強い上昇流域と下降流域を伴うといったスーパーセルの特徴を持っていました。佐呂間町で発生した竜巻はそのスーパーセルに伴って発生したと考えられます。
スーパーセルについては,こちらにも資料があります。とにかく,普通なら上昇気流→下降気流で積乱雲は短い時間で消滅しますが,マルチセルやスーパーセルになると,上昇気流と下降気流が同時に起きているので,持続するわけですね。さらに,スーパーセルになると,さらに上昇気流と下降気流が活発なので,雨滴が下降したり上昇したりを繰り返して,雹ができたり,何らかの作用で竜巻を生成する要因になるようです。
気象庁の報道資料によると,250mによるシミュレーションによる再現によると,発生位置は東に10kmずれてしまったとのことですが,再現できたとのこと。もちろん,再現なので予測とは違いますし,現業として250mでシミュレーションを行うのは計算機が追いつかないでしょう。それでも,気象研及び気象庁の取り組みをアピールするのには,良いタイミングだったと言えるでしょう。遅すぎると,一般へのインパクトが薄まります。
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