人工衛星活用による高品質米生産

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先日,伊勢丹相模大野店の日本酒売り場で日本酒を購入。日本酒の久保田という銘柄が有名な朝日酒造さんの「参拾弐 神童」です。この商品は,A・D・O(全日本デパートメントストアーズ開発機構)との共同開発製品らしいです。この商品,原料の米の管理に衛星画像を活用しています。


↓以下パッケージの内容


sake1.jpg

米の生産は多くの自然条件に左右され,高品質を維持する事は容易ではありません。このため稲の生育状況の情報把握は,品質維持にとって重要な要素になっています。JA越後さんとうでは衛星リモート・センシング技術を用いて,広域農地を画像情報として観測し,ピンポイントな技術指導によりさらなる高品質米生産を目指しています。


sake2.jpg

衛星画像では圃場内の土地の生産能力まで色で確認できます。米の食味を左右するたんぱく含有率が低いことが望ましく,マップ上では青色が強く表示されます。「神童」では白枠で囲った田圃の米を使用しています。


パッケージの内容終わり↑


この図はIKONOSのNDVI(正規化植生指数)のようですね。蛋白質と衛星画像の関係については,


北海道立中央農業試験場 安積大治氏 「リモートセンシング技術を利用した高品質農作物生産」 平成17年度衛星リモートセンシング推進委員会農林業ワークショップ予稿集資料
http://www.restec.or.jp/eeoc/wsshiryou/agf17_wspdf/04.pdf


にて詳しく説明があります。NDVIと蛋白質には相関があるようです。


高解像度衛星画像はデータ取得に多大なコストがかかります。ですが,新潟のような米どころで,ブランド米になっているようなところでは,衛星画像による管理によって味が保障されているのであれば,十分にもとがとれるのかもしれません。ただし,適切な時期に撮影できるのかという問題があります。また,圃場の面積を考えると,マルチスペクトルの解像度が10mのALOSだとちょっと粗い気がしますね。


ただし,撮影日が2004年なので,IKONOSに撮影されている米そのものがお酒になっているとは考えにくいですね。とにかく,衛星画像が実利用されていることを発見し,ちょっとうれしくなりました。お酒の味ですが,非常に芳醇な香りでフルーティーでした。

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このページは、tagchanが2007年1月28日 21:00に書いたブログ記事です。

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