2007年5月アーカイブ
アマゾンの森守れ、「だいち」衛星画像で違法伐採監視へ(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070521i514.htm?from=main5
ブラジル・アマゾンの森林破壊を食い止めるため、ブラジル連邦警察が日本の陸域観測技術衛星「だいち」の衛星画像を利用して違法伐採などの環境犯罪を取り締まる計画を進めている。
「だいち」の画像はこれまで災害の被災状況の把握などに利用されてきたが、環境犯罪の監視に用いられるのは初めてだ。
ブラジル連邦警察は、地上からは把握が困難なこうした環境犯罪の監視のため、これまで中国と共同で打ち上げた地球資源衛星からの画像を活用し、年間約600件に上る犯罪を摘発して
きた。しかし、アマゾン上空は雨期を中心に半年間にわたって厚い雲に覆われるため、監視の大きな妨げとなり、犯罪に取り締まりが追いつかないのが実情だった。
そこで連邦警察が注目したのが、電波を利用し天候や昼夜を問わず地表の状態を観測できる「だいち」が持つ最先端技術だった。早ければ7月にも宇宙航空研究開発機構(JAXA)からの画像提供が始まり、連邦警察によると、来年以降、監視システムとしての本格的な運用を開始する見通しという。
最先端技術は言い過ぎかと思いますが,SAR(合成開口レーダ)を使って森林伐採を監視するシステムを実運用するようです。森林伐採であれば,形状の変化が分かりやすいので,SARで比較的を検出しやすいのではないでしょうか。全天候型というメリットを生かし,伐採から時間が経過していない段階で検出できるのであれば,検挙率も上がりそうですね。
アマゾンは広いので,人間の目による判読だけで検出するのは大変でしょう。画像の量は半端な量ではありません。自動的に検出されるようなシステムは導入されるのでしょうか。また,監視システムの運用方法が気になるところです。
アマゾンでの合成開口レーダの画像の例がJAXAにありました。参考までにどうぞ。
11年間のアマゾン森林伐採(ロンドニア地方)
http://www.eorc.jaxa.jp/ALOS/img_up/jpal_forest_amz_rondonia.htm
毎日毎日,ウェブ上におもしろい情報がアップされていくわけですが,ソーシャルブックマークだと,ちゃんと選ばないといけない,と考えてしまいます。もっと気軽に興味を持ったウェブサイトをクリップしていくサービスがあったら,便利だなと思っていました。そこで,Tumblrに注目してみました。
シンプルなブログサービス「Tumblr」(ネタフル)
http://netafull.net/blog/019421.html
基本機能は‥‥
・通常のブログ風の投稿
・写真の投稿
・引用して投稿
・リンクを投稿
・IMの会話を投稿
・ビデオを投稿
といった内容を投稿しやすくなっています。これを見ていて思ったのですが、メインのブログは残しつつ、メモやアイデア、URLのクリッピングを保存するのにすごく便利なのではないかと思いました。
もちろんMTなどを流用しても良いのですが、ブックマークレットを使うと、ワンクリックでURLや画像の引用などを自動的に行えるのです。
特に,「リンクを投稿」する機能に着目しているわけです。ブックマークレット機能があるので,ブックマークに登録しておいて,クリップしたいウェブサイトを表示しているときに,ブックマークレットをクリック。小さい別ウィンドウが表示されて,登録するとウィンドウが勝手に消えてくれます。
他にも,スタイルシートがカスタマイズ可能なので,自分のウェブサイトのデザインを引き続くとができます。実は先月から試しにはじめています。
Tagchan's memo
http://tagchan.tumblr.com/
注文をつけるとすれば,過去のクリッピングに簡単にアクセスできる機能が欲しいです。ブログのように月別で表示できると便利だと思います。
首都圏の豪雨、突風など監視 X-NET構築へ (FujiSankei Business i. 2007/5/13)
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200705130004a.nwc
首都圏の集中豪雨や突風など局地的な現象を世界最先端のレーダーでリアルタイムに観測し、予測につなげる「次世代気象災害監視レーダーネットワーク(X-NET)」を構築し、来年6月ごろから本格運用を始める計画がまとまった。防災科学技術研究所や防衛大などの研究チームが13日から都内で開かれる日本気象学会で発表する。
集中豪雨などは数百メートルから数キロの狭い範囲で発生するため、現在の気象庁のレーダー網ではとらえきれない。また、風による雨粒の動きは分からなかった。
X-NETは、波長が短いXバンドレーダーを導入。雨粒の動きをとらえるドップラー観測や、雨粒の大きさ、雨・雪・あられの種別まで判別できる偏波観測の機能も加え、風雨を100~500メートル単位で5分おきに観測し、データ配信することを目指す。
リアルタイム系が強い防災科学技術研究所ですが,地震の次に降雨レーダーのリアルタイム観測を目指しているようです。やや専門化向きの紹介サイトがあります。
Xバンドマルチパラメータレーダによる降雨観測
http://www.bosai.go.jp/kiban/radar/index.htm
80kmの範囲を観測可能で,海老名に設置されているようです。
降雨レーダーと言えば,気象庁のものがあります。これは全国カバーしています。解像度は数キロ程度です。ただ,全国一律の精度で観測しているというのが強みでしょう。他にも,独立系のレーダーとして,東京アメッシュや,東京電力の雨量・雷観測情報,レインアイよこはま,アメネットさいたまなどがあります。意外にも,首都圏にはたくさんレーダーがあります。また,管理主体もさまざまで,さいたまと東京アメッシュは下水道局,よこはまは環境創造局(防災?),雨量・雷観測情報は電力会社です。
こんなにたくさんレーダがあるのに,ばらばらに運用されているのはもったいないですね。技術的に,レーダの波長帯や降雨量へ変換する方法等の違いがあるので,それぞれにデータの特性があるかと思いますが,うまくカバーして1つの情報として配信できないものかと思います。観測時間など,運用方法を統一すれば,時間解像度も上げられる可能性があるのではないでしょうか?
情報を地図上にプロットして情報を提供するウェブサイトは,最近急激に増えています。このようなウェブサイトでは,サイトごとに空間情報が集約されていると考えられます。しかし,他のウェブサイトの空間情報をオーバーレイすることは想定されていません。従って,サイト間での空間情報の連携というのは,現状では全く無いといえます。
しかし,逆に散在する空間情報(地理情報)は統合されて一括に扱うことが可能となり,容易に互いの散在するデータをオーバーレイできれば,空間情報の威力をさらに発揮することが可能になるのではないか,と私は考えています。
例えば,全く別の空間情報どうしをオーバーレイすることができれば,知られていなかった関連性や知見が新たに得られる可能性があります。また,空間情報はレイヤ構造となっていて,テーマごとにファイルがあります。そこで,地理座標を使って検索することで(空間検索),他のレイヤのデータでも,横断的に一括して空間情報を取り出すことができるようになります。
ウェブマッピングの次のステップとして,前回エントリーで紹介した「plnet」のコンセプトのように,様々な「空間情報」を集約・統合するような,1つ上の階層の仕組みを考えるべきだと思っています。
GeoRSSやkmlのようなフォーマットによって,集約や統合は容易になるでしょうが,それだけでは情報量が足りないと思います。テキストでもなんでもかんでも,空間情報として取り出せてしまうような仕組みができ,統合可能なシステムが登場すると,もっとおもしろいと思います。
空間情報を集約・統合する仕組みの目指す先については,また今度書きます。
気づけば,ウェブ上でいろいろな情報を発信しています。現在のところ…
・Tagchan's Blog [http://www.tagchan.net/blog/]
自分のサイトのブログ。空間情報,リモートセンシング,天気,たまにウェブサービスなどの話題提供している。
・del.icio.us [http://del.icio.us/tagchan]
ソーシャルブックマークサービス。ブログのネタになりそうな情報をブックマーク。JSONを使って自分のサイトに簡単に表示可能。APIもある。
・Flickr [http://www.flickr.com/photos/tagchan/]
写真共有サイト。最近デジタル一眼レフを買ったので,先月開設。APIでいろいろと遊び中。
・食べログ [http://u.tabelog.com/RvwrTop.asp?LstJpn=0&msu=tagchan]
レストランのレビュー。なんだかんだで100件を突破。食べログのAPIはあるが,個人向けのカスタマイズはできない。
てなわけで,合計4つのウェブサービスをやっているわけです。うまく統合できないものかと考えていたら,便利な方法がありました。plnetです。
PlnetはFlickrやdel.icio.usやBloggerなどのサービスをくっ付けてひとつのブログの様に見せることができる無料のサービスです。
これはあらかじめ登録しておいた複数のサービスのRSSを読みに行き,統合したRSSを作成してくれるサービスです。各RSSのさらに上のレイヤーにあるRSSというわけです。
また,スタイルシートで細かなカスタマイズができるので,自分のサイトのようにすることも可能です。
自分のサイトで「更新情報」としてRSSを表示できるようにしてしまえば便利ですね。
