地図作成に関する書籍

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インターネットで地図を利用する人が多くなってきました。従って,以前よりも地図に接する機会が多くなったといえます。地図は当たり前のように溢れているわけですが,ここで,地図はどのような技術・手法等で作成されているのか,どのくらい作成が大変なのか,という基本的な部分の知識について,一般ユーザは知る必要があると思っています。

また,地図は作成された時点で,地物が抽象的に表現され,また情報の新鮮さは劣っていくわけです。主題精度,時間精度,位置精度などを念頭において,地図を読むことができる「地図リテラシー」は,インターネットで地図が容易に閲覧でき,空中写真や高解像度衛星画像も簡単に見ることができる時代においては,必要な知識であると考えています。ただ,そういうことを体系的に教えている教科書はないですね。

ただ,そういう部分の一端を垣間見ることができるような書籍を紹介します。これは,田口が購入した地図作成に関する書籍です。リストアップされているのは,地図の歴史,地図の豆知識,経度計算に重要な時計の歴史,三角点の選定に関する小説,です。

    地図に訊け! (ちくま新書)
    山岡 光治
    筑摩書房
    売り上げランキング: 55517
    おすすめ度の平均: 4.5
    4 地図自体が面白くなる
    5 地図に一生を捧げた技術者の書いた良書
    5 知らなかった地図の情報
    5 地図はたのしい、、、
    4 なかなか熱い「地図」本

先日,朝日新聞の書評に掲載されていたんで,早速購入しました。地形図に関する逸話を含めた読み物です。地図の作成,表現,正確さに関して記述されています。

ものすごく分厚い本です。電車の中では読めません。この本では,地図が発明されたところから,最後は火星や月面の地図まで網羅しています。衛星リモートセンシングや写真測量についても触れられています。

経度の正確な計算には,正確な時計の存在が必要不可欠。その時計にまつわる話が中心です。大航海時代における緯度経度の決定方法を知ることができます。

点の記というのは,測量で使う基準点の設置の記録のことです。登頂が非常に困難な劔岳の三角点の設置の記録です。地図を作るためには正確な位置が判明している基準点が必要であり,地形図の基本です。

また,新田次郎のこの小説は映画化されるようです。2009年予定ですが,楽しみです。

木村大作カメラマン初監督、新田次郎原作「劔岳~」映画化 [文化通信.com]
http://eiga.com/buzz/show/7725

東映は13日、映画「劔岳 点の記」の企画を発表した。「劔岳 点の記」は、「八甲田山 死の彷徨」「富士山頂」などで知られる新田次郎の同名小説の映画化。明治40年、日本地図最後の空白地点、前人未踏の劔岳に測量のため挑んだ男たちを描く実話。

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このページは、tagchanが2007年7月20日 19:49に書いたブログ記事です。

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