同じ40.9度でも…。

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最高気温更新40.9度 74年ぶり、埼玉と岐阜 (中国新聞・07/8/17)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200708170044.html

日本列島の猛暑は十六日も衰える気配を見せず、岐阜県多治見市で午後二時二十分に、埼玉県熊谷市では同二時四十二分に、それぞれ気温四○・九度を観測。国内の最高気温の記録を七十四年ぶりに更新した。これまでの記録は、一九三三(昭和八)年に山形市で観測された四○・八度。


埼玉県熊谷と岐阜県多治見で40.9度の最高気温を観測した。日日本記録更新ということで,マスコミ報道等でこの2つの地点は同列に扱われている。しかし,観測所としてはタイプが異なっていることに留意する必要があるのだ。


埼玉県熊谷は,人が常駐している地方気象台である。一方,岐阜県多治見はアメダス地点で無人観測である。そのため,観測頻度が異なるのである。地方気象台の場合は観測値は瞬間値を採用しているが,アメダスに関しては10分値なのである。以下に示すように,熊谷は42分であるが,多治見は20分ということで,瞬間値と10分値の違いが現れている。


埼玉県 熊谷 40.9度 (14:42)
岐阜県 多治見 40.9度 (14:20)


つまり,熊谷の観測は連続的に気温を観測し続け,最大値のところをピックアップして発表したことになる。そのため,アメダスの観測表にはこの40.9度は出てこない。一方,多治見は10分おきの観測頻度である。従って,断面的な値でたまたま40.9度を観測したと解釈することができる。


つまり,多治見において,熊谷のように連続的に観測していれば,40.9度以上の気温を観測していた可能性があるわけで,41度台となってたかもしれないのだ。


というわけで,同じ40.9度であっても,観測頻度が異なっていることを留意してもらいたい。さて,その観測頻度だが,今後は気温は10秒間隔で観測される体制になるようだ。


アメダス、初めて改良 気温10秒刻み、最大瞬間風速も (asahi.com)
http://www.asahi.com/science/update/0813/TKY200708130303.html

「アメダス」として知られる地域気象観測システムが74年の観測開始以来、初めて改良される。現在は気温や風速を10分間隔で観測しているが、気温は10秒刻みになり、風速は常時観測して最大瞬間風速がわかるようになる。よりきめ細かな気象データがそろうことで、熱中症対策や突風監視が充実しそうだ。


10秒観測が可能で,きのうのような条件であれば,先に述べたように多治見では40.9度以上を観測していた可能性がある。

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