仮想「地図」空間でのコミュニケーション

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インターネット地図空間上でのコミュニケーションが登場してきた。その例としては,だいぶ前に登場しているが,はてなわんわんワールドがある。そして,最近の例ではalisがある。一方で,地図空間ではないけど,現実世界に近い3次元仮想空間でのコミュニケーションが実現しており,セカンドライフが有名である。

mixiのようなウェブサイト形式ではないが,サイバー空間上に人物を置き,人と人がコミュニケーションを行う方法は,ソーシャルウェブの潮流なのだろう。このような,人と人がコミュニケーションをする媒体や場として,地図(地理情報)を活用することは非常に重要だと私は思っている。その理由を以下に示す。

・地理的に近接であれば,互いに同じ問題意識や属性を持っている可能性があり,そこでコミュニケーションをはじめるきっかけとなる可能性がある。Web2.0としてタグが重要であるのは周知の事実だが,そこにさらに地理的情報を付加すると,一層有益なコミュニケーションができる可能性がある。

・地理(空間)データを活用してコミュニケーションできる可能性がある。物事を空間的に捉え,それを基に議論したりする。それを仮想「地図」空間上で行うことで,効果的に行える可能性がある。要するにGISの分野で以前から言われてきたような,「地図コミュニケーション」である。

さらに,3次元での地理情報を用いることで,2次元以上に現実空間に近づくことが期待できるだろう。以上のようなことを考えると,理想は「Google Earthでセカンドライフの実現」なのかもしれない。

で,そんなことをここ最近考えていたら,こんな記事が。やはりGoogleもそういうことを考えているのだろうか。

グーグル、「Second Life」ライクな仮想世界を構築か?--米報道 (CNet)
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20357086,00.htm

しばらく前から、CNET News.comではGoogleが仮想世界スペースに進出をもくろんでいるのではないかといううわさを耳にする。特にSecond Lifeのような既存の仮想世界に対する関心が高まっていることや、Google Earthの成功、Sketchup技術の買収などがその根拠になっているようだ。
しかし、真に活気のある仮想世界を実現するための鍵はユーザーが作成するコンテンツである。Sketchupなどのサービスを利用するユーザーが、あらかじめ作成された大量の3DコンテンツをGoogleの運営する仮想世界に簡単にインポートできるとしても、Second Lifeや、それよりはユーザー数が少ないThereが住人を集めたような新味のあるコンテンツにはならないだろう。

セカンドライフに比べて,現実世界との接点をとりやすいというメリットを生かし,仮想空間の地理情報と現実世界の間をうまく繋げる仕組みを考えるだけで,意外に広まるのではないかと思っている。

地図系の視点を持つ私としては,地理情報技術はソーシャルウェブのさらなる発展に貢献できると期待している。またもやGoogleか,という気がしないわけでは無いが,期待をこめて動向を見守りたいと思う。

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このページは、tagchanが2007年9月29日 16:01に書いたブログ記事です。

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