ひまわり6号と7号の後

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「次期気象衛星の在り方探る 民間活用などで懇談会」中日新聞

現在、運用中の気象衛星「ひまわり6号」と「7号」の耐用年数が7年後に切れることを受け、次期衛星の運用の在り方を検討する「静止気象衛星に関する懇談会」(座長・山内弘隆一橋大教授)が29日、気象庁で開かれた。現在の白黒の衛星画像がカラーになるなど、高性能化が見込まれる次期衛星の民間活用などが検討課題。

 日本の気象衛星は、1977年打ち上げの「ひまわり(1号)」からスタート。当初、雲などの観測は3時間ごとだったが、6、7号は30分間隔に短縮、赤外線で夜間の霧も観測できる。さらに航空管制機能も併せ持つ「運輸多目的衛星」(MTSAT)として運用されている。

 次期衛星は、10分間隔で地表のカラー撮影が可能になるほか、解像度が現在の1キロから500メートルに改善される見込みだ。

 懇談会では(1)次期衛星の優れた観測機能を気象庁の業務以外の新たな分野に利用できないか(2)通信や放送などの役割を併用できるか-などを検討。民間からのヒアリングを経て、年末に結論を取りまとめる。

ひまわり6号,7号の後の気象衛星のあり方についての議論である。

「1)次期衛星の優れた観測機能を気象庁の業務以外の新たな分野に利用できないか」については,地表面(陸域)の観測に利用できると考えている。

「次期衛星はカラー撮影が可能」と記事にあるが,次期衛星が可視光の青・緑・赤の波長帯や,近赤外の波長帯がそれぞれ各バンドで分光されるデータを提供するのであれば,地表面の状態の把握は格段に行いやすくなり,植生のモニタリングも容易となるだろう。

次期衛星の空間解像度が500m~1000mであれば,周回軌道の衛星であるMODISやNOAA/AVHRR等のデータ並みの空間解像度となる。静止軌道である気象衛星の観測頻度は,周回軌道の衛星よりも断然に多いわけだから,雲の無い地表面を撮影するチャンスが増えるはずであり,雲を取り除いたデータをたくさん作成しやすい。たくさんの雲を取り除いたデータから,全地球スケールでの,土地の物理的状態(土地被覆)の把握や,季節変化(フェノロジー)を把握しやすくなるだろう。

ただし,地表面の観測への応用は,主に研究向きであり,民間へのメリットは少ないと思われる。

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このページは、tagchanが2008年1月31日 00:52に書いたブログ記事です。

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