ちょっと時間差があるが,YahooとGoogleの地図の空中写真が更新された。
「Yahoo!地図情報」が航空写真を拡充、3社から提供受け「いいとこどり」(Impress)
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/12/25/17999.html
航空写真は、複数の大手測量会社から提供を受けて表示する。原則として東京23区と大阪市、名古屋市が国際航業、それ以外の東名阪主要都市がパスコ、全国エリアなどがデジタル・アース・テクノロジーとなり、エリアや縮尺によって切り替わって表示される。航空写真下部に表示されるコピーライト表記を見ることで提供元を確認できる。
「Google マップ」の航空写真が鮮明に、東京23区や大阪市などで (Impress)
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/01/18/18161.html
グーグルの公式ブログによれば、東京23区、名古屋市、大阪市の3地域で新たな画像を採用したという。これにより、航空写真の解像度が向上しただけでなく、再開発などで新たに建築された建造物も反映されたとしている。
2つの地図を比較してみよう。大きい建物で最近完成した23区内のものといえば,東京ミッドタウンが思いつく。Yahoo地図は国際航業,Googleは下部にはDigital Earth Technologyとなっている。
どちらも工事中である。ミッドタウンが完成する前の撮影のようだ。そして,良く見てみると色調はちょっと違うが,実は全く同じ写真なのだ。車の位置まで同じということは,元の写真は一緒である可能性が極めて高い。しかし,Googleの地図は国際航業の撮影とは書いてない。このへんの事情は謎である。
空中写真をいろいろ切り替えて比べてみると,YahooとGoogleの違いが見えてくる。23区に限定してみていくことにしよう。
Yahooは一番拡大した縮尺と,1段階縮小した縮尺において,国際航業の空中写真を使っており,23区は全て国際航業の空中写真となっている。そして,それより縮小した場合は,Digital Earth Technologyの別の空中写真に切り替わる(もちろん,縮小しすぎると衛星写真に変わる)。つまり,同じ縮尺では同じ会社の均質な空中写真を使用しており,縮尺を変えると空中写真のデータソース自体が変わるのだ。
一方,Googleの方は,最大に拡大して徐々に縮小していっても空中写真のデータソースは変わらない(もちろん,縮小しすぎると衛星写真に変わる)。そして,23区内で空中写真の色の違いがタイル上に発生している箇所があり,23区内でも別データを使う場合が発生しており,データが均質ではないのだ。つまり,場所によってデータソース自体が変わる。
まとめると,Yahooは縮尺で空中写真が変わるが,Googleは場所で空中写真が変わるのである。この2つのアプローチが良いのかは判断が難しい。Yahooのアプローチの方が見た目がきれいである。Googleのアプローチの方は,新しい空中写真が取得されれば,局所的に更新することができる。時間的な新鮮さから言うと,Yahooの場合は一括して更新するデータが揃うまでに時間がかかってしまうだろう。
というわけで,非常に細かい話ではあるが,YahooとGoogleの空中写真を比べた結果,細かい違いを認識することがきた。
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