最近,Amazonのウィッシュリスト(改め,欲しいものリスト)が話題になっていたので,久しぶりにアマゾンにログインしてみたところ,今回紹介する本がリストアップされていた。なぜリストアップしたのかは覚えていないが,せっかくなので購入してみた。
幻冬舎メディアコンサルティング (2007/10)
売り上げランキング: 76358
タイトルで分かるように,約50年の東京23区の変化を空中(航空)写真で見るという,非常にシンプルな内容である。本を開くと,左ページが1958年の空中写真,右ページが2006年の空中写真である。これがだいたい50シーンくらいある。台場の埋立地の変化,新宿西口の浄水場から高層ビル群への変化,恵比寿のビール工場からガーデンプレイスへの変化など,一目瞭然である。各シーンで説明の文章は一文か二文程度。写真を見ればわかるのである。それだけの情報量が空中写真には含まれている。
過去の地理空間情報の重要性については,
http://www.tagchan.net/blog/2008/03/yahoo_old_map.html
http://www.tagchan.net/blog/2007/11/post_56.html
などで言及しているが,現状では過去の情報に触れるには結構なコストがかかる。当然のことながら,Google MapsやYahoo! 地図では「最新」の状態しか見ることができない。こういう本を通して,過去の様子を容易に知ることができることは,非常に意義があると思う。そして,カラー空中写真のページが50ページ程度あって,これで1400円はお買い得であると断言できる。
この本について注文をつけることは,当時の地形図などの地図が欲しい。また,アマゾンの書評に書いている人がいるが,東京23区だけでなく,郊外の都市,農村など,色々なところに着目して,過去と現在を比較するシリーズを出して欲しいと思う。
ちなみに,この本の空中写真は,国際航業が関係したようだ。また,2006年の空中写真は,Google Mapsで使用されているのとまったく同じ写真も多数あるようだ(2008年3月13日現在)。
やはり,このような過去からの空中写真や地図については,全てデジタル化し,誰もがアクセス可能な形で公開される流れになって欲しいと思う。
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