- 2008年5月15日 22:53
- 地図
インターネット地図のカンファレンスである,Where2.0がアメリカのカリフォルニアで開催中だ。この内容については,マイコミジャーナルに詳しくレポートされており,参考になる。
Where 2.0 - 「Geowebの世界に自分の居場所を反映」が今年のテーマ
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/05/15/007/
この記事によると,今年のテーマは「ユーザーのロケーション」なのだそうだ。パソコンのブラウザで地図サイトから検索するのではなく,ユーザのいるいろんな場所で,その場所に関連するユーザの一番欲しい情報を入手することを目指すのが,このテーマの意味するところなのだと思う。
その場所において,ユーザの欲しい情報を入手するためには,情報を必要としている人がどこにいて,その場所に関連した情報を,ユーザがいかに簡単かつ適切に探し出すのかが重要となる。従って,ユーザのロケーションが重要であることは当然であるし,必要な情報が位置情報と関連付けられていなければならない。GPSや無線LANによて,ユーザ自身の位置の特定は容易となりつつある。あとは,いかに情報や物に対して簡便に位置情報を与えていくのか,が課題となるだろう。この課題さえ克服すれば,地図が必要不可欠な媒体となり,地理空間情報の技術はインターネットの必要不可欠なコンテンツなれる可能性を秘めているのではないかと思うのである。
上記記事では,GoogleのJohn Hanke氏(Keyhole社の創業者)が,「ジオグラフィは、世界をデータとして見るうえで有用なレンズだ」と述べたことが紹介されている。レンズどころか,眼となる可能性もあるだろう(これは言い過ぎかな...)。
Google関連としては,「Geo Search API」がどんな感じなのか気になるところだ。あとは,ESRI社との連携が発表されたのも注目に値する。ESRI社はGoogleが地理空間情報関連に参入する前は,一番大きな勢力だった。ESRIとGoogleは,旧勢力と新勢力のような関係だった。そんな2社が連携を発表する意味は大きい。というのも,ESRI社の地理空間情報のフォーマットは,これまでデファクトスタンダードだったのだが,Googleと連携することで,KMLとのやりとりが容易になることが予想される。一昔前の地理空間情報は,ESRI社のフォーマットが多かったこともあるし,もともとESRI社もウェブ上でのGISを進めてきた経緯もあることから,いっそう多くの地理情報がKMLを通して,インターネット上に出回ることになるだろう。
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