7月になって地球観測衛星の話題が多く上がってきている。米国政府の商用高分解能衛星買取や,ウェザーニューズの小型地球観測衛星計画など。そして,JAXAから地球観測衛星だいち(ALOS)の(ほぼ)後継の話が出てきた。
JAXA:「災害監視衛星」打ち上げへ 風水害に対応 (毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/science/news/20080705k0000m040083000c.html
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4日、大規模災害の被災状況を迅速に把握するため、2012年度に「災害監視衛星」を打ち上げる計画を、文部科学省宇宙開発委員会の部会で表明した。
JAXAの構想によると、可視光や赤外線などの光学センサーを搭載した光学衛星と、曇天や夜間でも観測できるレーダー衛星のペアで構成。日本に多い風水害に対応するため、悪天候でも観測できるレーダー衛星を最初に打ち上げる。
レーダー衛星の地上分解能は1~3メートルで、現在、災害時の観測に使われている地球観測衛星「だいち」のレーダーの数倍細かな物まで観測できる。また、データ処理速度も向上させ、受信から情報提供までの時間も現在の3時間から1時間以内に早める。
開発費は、地上の受信設備なども含め約292億円を見込んでいる。
2機の運用で,合成開口レーダ,光学の順に打ち上げるようだ。だいちが行っている,被災地域の撮影&データ提供が実績として評価されているのだろうか。だいちの成果については,JAXAのサイトで以下のような資料がある。
陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)の成果
http://www.jaxa.jp/press/2008/07/20080701_sac_daichi_j.html
災害と言っても平常時が多いわけで,ALOSの後継機としてこの手の高解像度衛星画像が継続的にうちげられることは重要である。無事に打ち上げが認められることを期待したい。
ただし,別の衛星については,継続性が絶たれるピンチとなっている。それは次のエントリーで。
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