とうとう,Google MapsのStreet Viewが日本に対応した。Google Mapsに「ストリートビュー」というレイヤーが登場し,カバーしている範囲が表示される。今のところ,札幌,函館,仙台,関東,大阪,神戸,京都,奈良が範囲のようだ。名古屋や福岡はまだのようだ。ただ,どんどん拡大して撮影しているようなので(リンク),範囲は順次拡大していくのだろう。私の住んでいる相模原は今回の公開範囲に入っており,自宅周辺をストリートビューで見ることができた。ベランダの洗濯物まで確認できてしまった。
午前8時半ころ,TwitterでGoogle Street Viewの開始を知り,小1時間見ていたのだが,整備してある道路の青い線が航空写真とかなりずれており,関西に至っては,海に青い線が引かれている状態となっていた。また,視点となる人形のアイコンが道路より外となっていて,どの道路のストリートビューなのかわからない場合もあった。しかし,夜になって修正されたことを確認した。当日に改善されるというのは,それはそれですごいことである。
先日,第2回ジオメディアサミットが開催され,Google Mapsの日本チームが参加していた。Googleのプレゼンのときの質問で,いつころサービスがはじまるのか,という質問があった。しかし,彼らは時期を明言しなかった。そのため,サービス開始は秋以降だろうと思っていたのだが,唐突にサービスが開始されたので,寝耳に水といった状況である。
今回のGoogleのStreet Viewによって,国内のストリートビューができるサービスは2つとなった。もう1つはLocation Viewである。第2回ジオメディアサミットでも紹介され,完成度はかなり高いという印象を持った。こちらは,アジア航測が撮影を行っているらしく,このLocation Viewの親会社(アイディーユー)がアジア航測と資本提携しているようだ。サミットでの話しを聞く限りでは,かなり消防など自治体向けに需要があるらしく,そちらの儲けで維持しているような印象を受けた。その辺はGoogleとはビジネスモデルが違っていて興味深い。Location Viewは,8月4日に範囲拡大を行っており,今後も拡充が期待される。
というわけで,国内は2つのストリートビューの時代となったわけだが,違いを見ていくことにしよう。同じストリートビューなのだが,アプローチが異なっている。
Location Viewの方は,「映像地図」ということもあり,車からの動画の撮影をサイト上に再現しようとしている点が特徴的である。Location Viewのサイトでは,右上に車が表示されている。そして,現在表示されている画面が,車のどの向きまたは方角であるのかを表示している。動画撮影を再現をしているため,もし撮影時の車の進行方向と逆に進みたい場合,車をバック(つまり動画を逆再生)させるように,ユーザが設定しなければならない。この辺はやや直感的ではない。利用者はその辺の制約は面倒に感じるだけである。
一方,Google Streer Viewは,人間の視点を想定して表現している。この点は,地図に表示されるアイコンが人間の人形であることからもわかる。Street Viewでは,ある一定間隔ごとに写真が撮影されており(撮影方向は11方向),Location Viewのような撮影した車の方向を考える必要はない。ただし,一部で撮影順序による影響で,つながっているはずの道路が回り道しなければならない場合があった。
というわけで,2つの違いについてみてきたが,どちらもブログに貼り付けられたり,URLでリンクが貼ることもできる。APIに関しては,将来的にGoogleが公開をはじめる可能性は高いが,Location Viewはやらない可能性が高い。拡張性や将来性はGoogleの方が上だろう。
今後,このサービスに関するプライバシーの問題は必ず付きまとうだろう。それでも,2つのストリートビューはそれぞれ特徴を出しつつ,日本全国を整備することを目標に,2大ストリートビューとして提供を続けて欲しい。
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出る出るとは言われていましたが、Google Maps の Street Vie... 続きを読む

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