2009年1月アーカイブ

前回のエントリでは,Quantum GISを用いて基盤地図情報25000を表示するところまで行った。今回は,別のWMSの地図を表示することを試みたい。なお,前回のエントリの方法で表示したJGD2000の投影法で,新宿副都心付近を表示したところから説明を進めることにする。

使用する地図は,いわゆる地図ではなく航空写真である。つまり,写真地図である。業界では空中写真と呼んでいる。今回,国土交通省のオルソ化空中写真ダウンロードシステムを使用する。このサービスでは,空中写真の地図をWMSで配信するサービスである。「オルソ」の意味は,地図と重なる形で,空中写真が幾何的な補正がされた写真のことである(正射投影されたということ)。これからは,このような写真地図をオルソ空中写真と呼ぶことにする。

このサービスのサイト上でも,オルソ空中写真を見ることが可能だが,Quantum GISを使用すると,他のGISデータと重ねることができるため,今後有用となる可能性がある。

このサービスの提供範囲は,こちらに示されている。昭和50年前後は広域にカバーされているが,そのほかの年代は,残念ながら都心のみに限られている。今後拡大するかもしれない。

Quantum GISのメニューにて,「レイヤ > Add WMS Layerを」選択する。「Add Layer(s) from a Server」というウィンドウが表示される。そして,Server Connectionsの中の「新規」ボタンをクリックする。そして,出てくるウィンドウに以下のように入力する。

  • 名称 オルソ空中写真
  • URL http://orthophoto.mlit.go.jp:8888/wms/service/wmsRasterTileMap?

「Add Layer(s) from a Server」に戻るので,Server Connectionsの上側の項目を,「オルソ空中写真」とする。そして,「Connect」をクリックする。すると,以下に示すような表示になる。

quantum_wms1.jpg

「レイヤ」のところに,4つのリストが表示されるのがわかるだろう。これは,提供範囲で示したオルソ空中写真の撮影時期に対応している。ID,名称は次のように対応している。

  • ID: 1 ORTHO → 第1期(昭和49年~昭和53年)撮影分
  • ID: 2 ORTHO01 → 第2期(昭和54年~昭和58年)撮影分
  • ID: 3 ORTHO02 → 第3期(昭和59年~昭和61年)撮影分
  • ID: 4 ORTHO03 → 第4期(昭和62年~平成 2年)撮影分

リストのうち,ID1だけクリックして,色を反転させてみよう。そして,「Add」をクリックすると,WMSの画像がダウンロードされ,オルソ空中写真がオーバーレイされる。これによって,第1期のオルソ空中写真が表示された。

quantum_wms2.jpg

上記画面の左側には,表示されたデータの項目が示されている。そこにある「オルソ空中写真」の左の「×」をクリックし,チェックをはずしてみよう。すると,先ほどの基盤地図25000が表示される。そして,また同じ「×」をクリックすると,オルソ空中写真が表示される。つまり,これは基盤地図25000の上に,オルソ空中写真が重なって表示されているのだ。そして,この左側のデータの項目は,上ほど優先的に表示されるのである。

表示を何度か切り替えてみると,基盤地図とオルソ空中写真がほぼぴったり重なっていることがわかる。昭和50年代は,新宿副都心の高層ビル群は,まだ立てられていないビルがあることが見て分かり,興味深い。

先ほどの左側の項目のところにある,「オルソ空中写真」をダブルクリックし,ラスタレイヤプロパティを表示させる。そして,「一般」タブをクリックし,表示名を「第1期(昭和49年~昭和53年)撮影分」としておこう。

さらにオルソ空中写真を追加していこう。再び「レイヤ > Add WMS Layerを」選択し,「Add Layer(s) from a Server」ウィンドウで「オルソ空中写真」を選択して,Connectする。そして,ID 2のみをクリックして色を反転させて,Addをクリック。すると,同じように第2期(昭和54年~昭和58年)撮影分が表示されるようになる。これを,先ほどと同様にラスタレイヤプロパティにて表示名を「第2期(昭和54年~昭和58年)撮影分」としよう。

上記の作業を,第3期,第4期と繰り返してみよう。すると以下のように,4時期のオルソ空中写真が表示される環境が整う。

quantum_wms3.jpg

左側の項目の「×」の切り替えによって,表示を切り替えてみよう。副都心の高層ビル群の見え方の違いや,空き地だったのが高層ビル群に変わったりと,さまざまな変化が観察でき,非常におもしろい。

今回のエントリで,WMSを表示する方法がなんとなく分かっていただけたと思う。次のエントリでは,Quantum GISで表示できる他のWMSを紹介したい。

追記:歴史的農業環境閲覧システムにはWMSはないのかな・・・。

デジタルの地図データを見る方法は2つある。1つ目は,Google Mapsなどのウェブブラウザ経由で地図を見る方法である。2つ目は,Google Earthのように,ソフトウェア経由で地図を見る方法である。後者の方は,Google Earthが出るかなり昔からソフトウェアが存在しており,GISソフトウェアと呼ばれている。このようなソフトウェアは,有料なものがほとんどであり,ほとんどが高価である(Googleに買収される前のGoogle Earth (Keyhole)は有料だった。)。

ただし,GISソフトウェアもフリーのものが多く出てきている。GE Maniacsさんでは,フリーのGISソフトウェアを紹介している。その中で,Quantum GISについて紹介したい。Quantum GISは,既存のデジタルGISデータ(ラスターやベクターを問わず)の表示が可能な数少ない無料のソフトウェアである。オープンソースであり,着実にバージョンアップしている。2009年1月24日に,Ver1.0になった。使ってみると,以前より安定した動作となっており,今後の改良に期待が持てる。Quantum GISの情報は,GITmonsterさんのサイトでマニュアルの日本語訳を含めて詳しく説明されている。Quantum GISにはいろいろな機能があるのだが,その中でインターネット上で配信されている地図を閲覧できる機能に注目してみよう。

インターネットで地図を配信するためには,できるだけ統一することが望ましい。そうすることで,誰もがさまざまな地図を同じ画面上に見られるようになるというメリットがある。そのため,統一規格がOGCという機関で定められている。その規格の1つとしてWMS(Web Map Service)がある。WMSでは,あるフォーマットに沿った形でURLを指定すると,地図を画像として返してくれる(表示例 by 歴史的農業環境閲覧システム)。


1. Quantum GISのインストール

こちらからインストーラーをダウンロードする。実行し,いくつか「次へ」をクリックすると,「Select Packages」というウィンドウが出てくる。そこの「QGIS」をチェックして「次へ」とすると,Quantum GISがインストールされる。これでインストールは完了である。簡単である。起動すると,まっさらな画面が表示されるはずである。

2. WMSによる基盤地図情報25000の表示

今回,基盤地図情報25000のWMSを表示してみる。また,Quantum GISでの表示方法については,こちらに説明がある。なお,表示できるレイヤは10種類あり,こちらに説明がある。

また,最後にAddをクリックする前に,Addボタンの真上のChangeをクリックして欲しい。新たなウィンドウが表示される。これは地図投影法の設定画面である。このウィンドウの下部のSearchのEPSG IDを4612として,OKする。

quantum_gis3.jpg

これによって,地図の投影法をJGD2000(世界測地系)と呼ばれる測地系(地球の楕円体のモデル)で,緯度経度が同じ間隔となるように投影させることを選択したことになる。これは後に追加する空中写真のデータと重ね合わせるためである。

山手線全体が表示されるくらいの縮尺だとこのようの表示される。

quantum_sample2.jpg

さらに拡大して,新宿副都心を表示させた場合は,以下のようになる。

quantum_sample1.jpg

表示される縮尺によって,表示のされ方が異なっているのがわかる。

次にエントリーでは,他のWMSのレイヤーの表示を試みる。WMSのサーバーは,インターネット上にたくさんあるので,各種地図データを紹介したいと考えている。

気象情報会社大手のウェザーニュースが,iPhoneアプリを出した(無料)。日本向けの使い勝手の良い天気アプリが無かったため,個人的には待望のアプリである。ただ,ウェザーニュースがiPhoneアプリを出すとは予想していなかった。本エントリでは,個人的なアプリの評価と改善点についてまとめたい。なお,このアプリの使い方については,Going My Wayでスクリーンショット付きで詳しく紹介されているので,参考にされたい。

  • 評価点
  • 評価できる点は,ピンポイント予報の表示機能があること,雨雲レーダーや気象衛星などの情報が表示できることである。また,地方ごとに解説文(と動画)が出てくることも評価に値する。使い勝手については,特に重い印象はなく,それなりに使いやすいと思う。

  • 改善点
    1. 個人向けにカスタマイズされた気象情報の提供をするべし
    2. まず,アプリを最初に起動して表示される画面は,全国の天気予報である。私はこれに違和感がある。全国の天気を前面に出すのではなく,ピンポイント予報を表示すべきだと思う。つまり,個人向けにカスタマイズした予報を表示するアプリであるべきではないかと思うのだ。なお,WeatherbugやAccuWeatherでは,ピンポイント予報がメインである。iPhoneのネイティブアプリでさえも地点登録が可能である。iPhoneのように携帯端末だからこそ,個人向けにカスタマイズされた気象情報が提供できるはずである。

    3. GPSの位置情報を活用するべし
    4. 個人向けにカスタマイズされた気象情報を提供するためには,GPSで取得できる位置情報が重要となる。例えば,位置情報によってピンポイント予報の場所を切り替えることができる。また,周辺のアメダスの情報を表示させることも可能である。さらに,地図で表示された画面上に,GPSで取得した位置情報を重ねることも可能となる。例えば,アメダスや雨雲レーダーの画面上に自分の位置が表示されたらおもしろいのではないか。しかし,このアプリは現時点ではGPSを活用していない。

    5. 気象情報の機能をどんどん追加するべし
    6. 現在,アプリ上で表示される情報は,雨雲レーダー,気象衛星,天気予報である。おそらく,チャンネルと題していることから,表示される情報は今後も追加されると予想されるが,たくさんの情報を追加して欲しいと思う。特に,アメダス,注意報・警報,地震・津波,台風を希望したい。また,これらの情報も,位置情報と密接に関わることから,地図系の情報にGPSで取得した自分の位置情報をプロットしたり,位置情報に応じて表示する情報を切り替えることができるだろう。

    7. ソーシャル機能を搭載するべし
    8. ウェザーニュースでは会員の中から「ウェザーリポーター」を募っており,街角の天気の様子をリポートして,集約してユーザへ配信する仕組みを構築している。主に携帯電話向けのサービスであるが,iPhoneでも有効だと考えられる。特に,iPhoneの場合はGPSで位置情報が付くことから,位置情報を送りつつ,写真と文章の天気リポートが送ることができる。

      また,iPhoneはTwitterのようなマイクロブログ系ととても親和性が高いため,天気リポートにソーシャル的な機能を持たせることも良いのではないだろうか。天気だけでは繋がることは難しいので,位置情報+天気で繋がることで,従来型の1対多のような気象情報の発信とは違った,速報性が高く,また個人にカスタマイズされた情報を配信できる可能性がある。


    上記のことを,ウェザーニュースに要望として送ってみようと思う。

上記のようなテーマに関する内容をブログで取り上げたことはないのだが,あえてこういうテーマについて書いてみたい。なお,研究分野や理系文系の違いによって,今回述べることが当てはまらない可能性があることを予め断っておく。


年末年始の派遣村に代表されるように,派遣切りの問題が噴出してきている。それを受けて,雇用再規制の検討を望む声が出ているようだが,一方で雇用規制の緩和をするべき,という意見もあるようだ。私自身はもうすぐ博士課程を修了し,働く身分となる見込みなので,今後の動向に注目している。

また,雇用に関する問題に関連して,博士の学位を取得した後に正規の職業に就けなかったり,ポストドクター後のポジションが無い等の問題として,いわゆるポスドク問題がある。数年前からマスメディア等で取り上げられており,「高学歴ワーキングプア」などの本が登場し,ポスドク問題を扱ったブログのエントリも多数存在している。私自身も,長期的には高学歴ワーキングプアになる可能性はゼロでは無いわけで,この問題を憂慮している。

これら2つの問題について,メディアの記事やブログ等をたくさん読んできたが,2つの問題は原因は同じで,関連しているのではないかと考えるようになった。結局のところ,解雇規制が緩和されて人材が流動化すれば,ポスドク問題は解決するのではないか,という気がしている。

(ただし,私はこの分野の研究者でも専門家でもないため,このようなことを理論的または実証的に明らかにしたわけではなく,説得力がある説明はできない。私の単なる思いつきと思って,聞いていただきたい。)

仮に,企業等の社会全体の労働者の人材が流動化すれば,適材適所で優秀な人材が選定され,ポスドクや課程博士の就職機会が増える可能性は高いのではないだろうか。博士を取得できるような人材であれば,論理的な思考能力,分析能力,プレゼンテーション能力は訓練されており,能力は比較的高いはずである。したがって,企業はこのような人材を選ぶことが合理的な場合も多くなるだろう(ただし,研究分野によるかもしれない)。自然と,「企業は博士に」という流れが出てくるかもしれない。

そうなれば,博士課程に進むことのメリットが出てくるため,進学者は増えてくるだろうし,企業と大学は以前より密接となり,企業から大学へお金が流れる可能性もある。それは,学生にとっても大学にとっても良いことだと言える。さらに長い目で見れば,理工系離れの解決にも貢献できるかもしれない。

ただし,流動化は早い方が良いだろう。ポスドク1万人計画から10年以上が経過している。また,私より若い世代(博士3年未満の学生)は,博士取得後のさまざまな問題点を良く分かっており,すでに博士課程の入学者数が減少している。博士を取得する学生の規模が縮小してしまうことで,問題が解決したと見なされてしまう可能性がある。そうなってしまうと,もはや手遅れである。

ポスドクは,そもそも流動的な人材である。一部の企業,研究機関,大学のみで流動化するよりは,社会全体の雇用が流動化することで,若い博士が多くの分野で活躍し,社会全体で生産性を高め,チャレンジ意欲の高い社会になることを希望したい。

Google検索による二酸化炭素排出量の算定の結果が波紋を広げているようだ。

グーグル検索2回でおよそ7gの二酸化炭素が排出--米物理学者が指摘 (Cnet)
http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20386361,00.htm

ハーバード大学の物理学者Alex Wissner-Gross氏によると、デスクトップコンピュータ上で一般的なGoogle検索を1回行うと、およそ7gの二酸化炭素が排出されるという。よって、Google検索2回分の二酸化炭素排出量は、やかんでお湯を沸かした時の排出量に匹敵する、と英国The Times紙は現地時間1月11日付けの記事で報じている。

1回の検索で7gが排出される,という言葉と数字が一人歩きしているのではないだろうか(Cnetのタイトルはこれでよいのか?)。このハーバード大学の物理学者がどのような意図で,このような算定結果を求めたのかが知りたい所だ。おそらく,Googleは二酸化炭素をあまりにも排出している,ということを示すために算定したとは考えにくい。

先月,プラネット・グーグルを読んだが,Googleはそれなりに低消費電力型にしようと努力していることが伺えた(第2章)。また,以下のようにGoogleは反論している。

Google、「1回のGoogle検索で二酸化炭素7グラム排出」の論文に反論 (ITmedia)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0901/13/news026.html

同社は「世界一」エネルギー効率のいいデータセンターを設計・設置していると主張。2008年には同社の慈善団体Google.orgが、クリーンエネルギー開発に4500万ドルを投じたこと、同年夏には再生可能エネルギー開発専門事業部を社内に設けたことを説明。さらに2007年には「Climate Savers Computing Initiative」を共同設立し、2010年までにPCによるエネルギー消費量を半分に削減し、二酸化炭素排出量を年間540万トン削減する目標を立てていると主張している。

なお,TechCrunchは,Googleを擁護している(リンク)。私も,この記事の考えに近い。

以下に私の意見を2つ述べておきたい。

  • ウェブサービスの二酸化炭素排出量算定方法自体は意義がある
  • 大気中の二酸化炭素濃度を抑制という大義名分もあるが,二酸化炭素排出量を抑えることは,電力消費量を抑えれることに繋がるため,企業の電力に関するコストを低下させられる可能性がある。そのため,可能であれば業界で算定方法を確立または統一すればよい。そうすることで,企業間で排出量を抑えるインセンティブを働かせることができ,業界全体で以前よりも排出量を削減できるかもしれない。

  • サービスを利用することによって排出されずに済んだ二酸化炭素の量も考慮するべき
  • 当然のことながら,新しいウェブサービスを始めるために,サーバーを設置して運用することで,必ず電力を消費し,間接的に二酸化炭素を排出することになる。しかし,それによる排出量を算定するのみでは,一方的な評価である。ウェブサービスの利用によって,排出されずに済んだ二酸化炭素排出量を算定することも必要である。つまり,排出された量と排出されなかった量を算定した上で,そのサービスの利用または存在により「二酸化炭素が以前より排出されるようになった」という判断を下すべきである。

    ただし,計算してみると,実は排出量がかなり多い結果となるかもしれない。そうなると,他の企業(業界全体として)も同様の傾向となる可能性が高い。そうなることも考慮すると,絶対量で判断するよりは,他の企業との比較による相対的な評価も必要であろう。

    また,排出されずに済んだ量を算定することは,人間の行動の中でどの範囲まで含めるかという線引きが難しいと予想され,算定方法は容易ではないだろう。したがって,この点は研究課題といえる。

まとめると,二酸化炭素排出量の算定手法を確立し,業界で算定方法を統一することは意義がある。二酸化炭素の排出量という側面で評価するためには,排出されない量も算定するべきであり,他の企業の算定結果との比較によって,評価されるべきである。ただし,排出されなかった量の算定は難しい。

写真にジオタグ(位置情報)を与える手段はいくつかあって,以前のエントリでも紹介した。iPhoneは自動的にジオタグが付くのだが,一般的なデジカメで撮影した写真にはジオタグには付いていない。そのため,ジオタグを付ける簡便な方法を見つけたいと考えていた。

便利な方法の1つとして,タイトルのように,PicasaによるGoogle Earthを利用したジオタグを付ける機能と,iPhoneの位置情報が付いた写真を組み合わせ,位置情報の付いていない写真にジオタグを付ける簡便な方法を紹介する。

今回は,厳密な位置を特定することは想定せず,だいたいの撮影場所(数十メートルや数百メートルの誤差は含まれる程度)を記録する場合を想定している。

  1. 撮影
  2. デジタル一眼レフやコンパクトデジカメで撮影をする。あわせて,撮影の合間にiPhoneで同じような写真を撮影しておく。当然のことながら,iPhoneの写真では位置情報が自動的に付く。
  3. 写真の管理
  4. Picasaで写真を管理する。iPhoneの写真もダウンリンクしておいて,ローカルに保存しておく。今回撮影した写真を特定のフォルダに保存しておき,Picasaに表示されるようにしておく。
  5. ジオタグを付ける
  6. Picasaで「ツール>ジオタグ>Google Earthでジオタグを付ける」を選択。Google Earthが起動する。すると,ジオタグされた写真は勝手に表示されるため,iPhoneで撮影された先ほどの写真は自動的に画面上にプロットされているのである。それを参考に,写真にジオタグを付けることができる。

この方法では,一眼レフやデジカメ等で撮影している合間に,iPhoneでも撮影しておけば良く,iPhoneアプリを使わないため,非常にシンプルな方法である。また,この方法は土地勘の働かない,海外では特に有効だと考えられる。iPhoneは基地局の電波を使わなくても,単独で測位ができるため,海外でも位置情報が取得可能である。

この方法の欠点としては,室内での撮影は良好な精度がでないことである。これはGPSの原理上仕方が無い。この問題の解決方法としては,BrightkiteとFlickrの組み合わせが有効な可能性がある。詳細な方法は省略するが,BrightkiteはFlickrへ自動アップデート機能がある。また,Brightkiteでは「チェックイン」という機能があり,iPhoneのGPSから商業施設等の選ぶことができ,その位置情報を利用して,Flickrへ位置情報を送ることができる。FlickrはKMLを配信しているため,そのKMLをGoogle Earthに表示することができる。


携帯百景(id:tagchan)より

2009年から,ウェブサイトを「tagchan.net」として,リニューアルすることにしました。ドメインは変わりません。

新しい点は,サーバーを「ロリポップ」から「さくらインターネット(スタンダード)」へ変更したことです。変更した理由はいろいろあるのですが,SSHのターミナルでログインでき,cronを使って何らかの処理ができることが挙げられます。さくらインターネットはロリポップより値段やや高いのですが,容量は3GBもあり,レスポンスも早いです。

また,これを機にMovable Typeのデザインを一新しました。デザインはVicunaさんのテンプレートを利用しました。当初,WordPressへ変更しようかと思ったのですが,ブログではないウェブサイトの作成が可能な点や,今までのウェブサイトのURLを変更したくなかったため,Movable Typeのままとしました。ただ,MT4.2は,以前のMTよりもウィジェットまわりのカスタマイズがしやすくなっており,とても楽にリニューアル作業を進めることができました。

コンテンツについては,特に変更はなく,Blogもこれまでのペースで更新する予定です。作品群につきましては,今後の私の所属先が変わることを考慮し,整理しています。APIはすでに2008年5月に,大学の利用させていただいていたサーバーがクラッシュした影響で,データやプログラムが飛んでしまったので,停止していましたが,土地被覆API以外は閉鎖しました。

私の研究や,位置情報,地理空間情報,天気,リモートセンシングに関する話題を発信していきたいと考えています。今年もよろしくお願いします。