Google Earth 5.0がリリースされた。一番の目玉がGoogle Oceanといわれるように,海底地形や海に関するコンテンツが充実したことである。その辺は,多くの方々が取り上げるだろうから,このエントリーでは特に言及しない。私が注目したいのが,過去の航空写真や衛星写真が表示される機能が搭載されたことである。
過去のデータに注目してきた私としては,今回の機能に注目している。これまでの過去の地図や航空写真関連のエントリは以下のとおりである。
明治時代の「迅速測図」がウェブで公開
goo地図に昭和38年の空中写真が登場
Yahoo! Japanによる昭和30年代の地図の閲覧サービス
横浜市の1/3000地形図がkmlで公開
さて,実際に見てみることにする。Google Earth 5.0をインストールして起動すると,メニューアイコンのところに,時計のようなアイコンがある。そこをクリックすると,スライダが登場し,過去の航空写真や衛星写真が切り替え可能となる。
試しに,東京23区で表示してみよう。
まずは,1997年から。23区内は高解像度なものに整備されている。周囲の画像は,解像度が粗い衛星画像であると考えられ,未整備と解釈できる。
2002年。新しいデータがある部分は,新しい画像に更新されている。
2005年。表示範囲の全域は,高解像度の画像となっている。
2007年。画像の色が変わっている部分があり,更新されているところがあることが分かる。
次に,ミッドタウンを拡大してみよう。以前は防衛庁本庁舎檜町庁舎だった。そこを更地にし,建築されていく様子がわかる。なお,以下の画像の日付は,Google Earthの左下に表示されていたものである。年までしか表示されていないものは空中写真,月日まで表示されているものは衛星写真だろうか。
地図や衛星写真は最新のデータであるという暗黙の了解があるが,データの新鮮さを意識できる意味で,時系列を意識させるこの機能は重要である。今回のようなな航空写真や衛星写真だけでなく,あらゆる地図や位置情報が,過去にさかのぼることが可能な形で公開されることを希望したい。