- 2009年3月16日 21:30
- 話題
2008年8月から2009年2月にかけて,200ページ以上の学位論文の執筆を行ったが,ファイル管理にDropboxが役に立った。今回,自分がどのようなソフトウェアおよびファイル管理方法を用いて論文を書いたのかを文章として残すために,このエントリを書くことにした。
- 文章作成に使用したソフトウェア
LaTexを使ったことがあり,研究室にも代々使われてきたLatexのテンプレートがあったのだが,MS Wordで書くことにした。一部の図表でLinuxを使う場合があったが,基本的にWindowsを使っていたので,MS Wordを使うことが最も楽であると判断したからである。
図表の作成には,MS PowerPoint 2003を使った。1枚のスライド1つの図表とした。パワポ上でオブジェクトを選択し,「図として保存」とすることで,emf形式に保存した。図表ファイル名は,「figタイトル.emf」や「tableタイトル.emf」のようにして,図表の内容がファイル名から把握できるようにした。
論文はページ数が多くなることが予想されたので,グループ文章を活用し,1章で1ファイルとした。サンプルのグループ文章のファイル群をこちらにアップロードした。doc_thesis.docがグループ文章ファイルで,その他の頭に数字が入るファイルがサブ文章である。グループ文章とサブ文章のファイルは,パスを変えると呼び出せなくなるので,全て同じディレクトリで管理したほうが良い。このグループ文章はくせ者で,慣れるまで試行錯誤が必要である。
- ファイル管理方法
図表ファイルや文章ファイルはDropboxで管理した。研究室にある自分のPCと,自分が所有しているPC(ノートパソコン)にDropboxをインストールし,ファイルを同期させた。つまり,論文作成に関する全てのファイルをDropboxで同期させることにしたのだ。なお,Dropbox上でバージョン管理ができるが,今回は手作業で日付フォルダを作成して,数日に一度コピーする方法とした。
帰宅後も論文を執筆するため,自宅のノートPCにも論文のファイルを移動する必要がある。USBメモリでのファイル移動は面倒だった。また,研究室にノートPCを持っていくことも多く,ファイル管理が煩雑だった。しかし,Dropboxを使うことでファイル管理の煩雑さがゼロになった。また,ノートPCを毎日研究室に持っていっていたが,最終的には持っていかなくなった。
また,DropboxはiPhoneでの閲覧に対応しているため,移動中に執筆した文章を眺め,誤字脱字をチェックしたり,今後の論文の書き方などを考えることができた。(ただし,emfファイルで挿入した図表の日本語部分は文字化けしていた。)
執筆中にPCがクラッシュする事態には遭遇しなかったが,Dropboxで同期しておけば,ファイルが完全に復元できなくなる可能性は極めて低くなるだろう。なので,論文執筆にはDropboxは大変役に立つと思う。
パソコン2台を使って論文執筆を行う場合は,Dropboxは必須といえる。また,1台のみの場合でも,データバックアップという意味でもDropboxは役に立つと思う。
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