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GDALを使って地理座標を与えた地図画像をGoogle Earthでオーバーレイする

  • Posted by: tagchan
  • 2009年5月10日 15:31
  • 地図

だいぶ前のエントリーになってしまったが、Quantum GISを使って、画像に位置情報を与え、それを投影変換する方法を紹介した。今回は、投影変換した地図画像をGoogle Earthに重ねてみたい。

前提として、地図画像が等緯度経度に変換されている必要がある(前回までのエントリ参照)。前回、25000分の1地形図を等緯度経度の投影法に変換したので、これをそのまま利用する。まずは、この投影変換した画像の情報を見てみよう、gdalinfoコマンドを以下のように実行する。

gdalinfo <前回出力した等緯度経度の画像ファイル>

すると、以下のように出力される。

Driver: GTiff/GeoTIFF
Files: test3.tif
Size is 10241, 6803
Coordinate System is:
GEOGCS["Marshall Islands 1960",
DATUM["Marshall_Islands_1960",
SPHEROID["Hough 1960",6378270,296.9999999999916,
AUTHORITY["EPSG","7053"]],
AUTHORITY["EPSG","6732"]],
PRIMEM["Greenwich",0],
UNIT["degree",0.0174532925199433],
AUTHORITY["EPSG","4732"]]
Origin = (139.863881043749930,35.933958579062747)
Pixel Size = (0.000016353913445,-0.000016353913445)
Metadata:
AREA_OR_POINT=Area
Image Structure Metadata:
INTERLEAVE=BAND
Corner Coordinates:
Upper Left ( 139.8638810, 35.9339586) (139d51'49.97"E, 35d56'2.25"N)
Lower Left ( 139.8638810, 35.8227029) (139d51'49.97"E, 35d49'21.73"N)
Upper Right ( 140.0313615, 35.9339586) (140d 1'52.90"E, 35d56'2.25"N)
Lower Right ( 140.0313615, 35.8227029) (140d 1'52.90"E, 35d49'21.73"N)
Center ( 139.9476213, 35.8783307) (139d56'51.44"E, 35d52'41.99"N)

もう少し文字列が続くが、この文字列のCorner Coordinatesが重要なのである。Upper Left、Lower Left、Upper Right、Lower Rightの値が、地図画像の四隅の緯度経度をあらわしている。この情報が重要となる。以下はUpper Leftを示す。

Upper Left ( 139.8638810, 35.9339586) (139d51'49.97"E, 35d56'2.25"N)

Upper Leftは左上ということであり、 ( 139.8638810, 35.9339586)は経度、緯度の10進数表示であり、 (139d51'49.97"E, 35d56'2.25"N)は経度、緯度の度分秒表示となっている。

次にGoogle Earthにうつる。上記出力画像は、JPEGにした方が良い。TIFFやPNGはうまく表示されないことがあったので。さて、Google Earthを起動し、追加>イメージオーバーレイを選ぶ。そして、リンクの部分でJPEG画像を選ぶようにする。そして場所タブをクリックしする。そうすると、東西南北それぞれに緯度または経度が入力できるようになる。

tab.jpg

表示に沿って、北にはgdalinfoで表示させたUpper LeftまたはUpper Rightの緯度を入れる。ここで注意すべきことは、度分秒表記で入力することである。gdalinfoでは、度分秒表記を35d56'2.25"Nとしているが、Google Earthは35°56'2.25"Nとしている。違いがお分かりだろうか。これは、度にあたるdと°が違うのだ。なので、Google Earthに入力した後に、すぐにdを°に変換してやる必要があるのだ。そして、南はLower LeftまたはLower Rightの緯度を入力する。西にはLower LeftまたはUpper Leftの経度を入力し、東にはLower RightまたはUpper Rightの経度を入力する。そしてOKをクリックすると、Google Earth上には、航空写真とぴったりと重なるように、地図がオーバーレイできているはずである。

overlay.jpg

次は応用編ということで、ハザードマップのオーバーレイを行ってみたいと思う。

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