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ソーシャルメディアが地震防災研究に貢献できるか?

阪神淡路大震災から15年ということもあり、地震関係の話題をよく目にする。流行もので大変恐縮だが、Twitterに代表されるソーシャルメディアが地震防災研究に貢献できる可能性について考えてみたいと思う。ここで「地震防災研究」としているのは、実際に地震防災に役に立つ手段なのかが明らかにされておらず、有効性を評価するための研究が必要だからである。しかし、以下の2つの項目に記した文章から分かるように、研究ができる下地は整っており、地震防災研究へ貢献できる可能性は十分にあるといえる。


・地震予知の研究にソーシャルメディアは使える?

毎日新聞のサイトで以下のような記事を発見した。

地震:異常現象を予知に生かそう 関西の産学が本腰(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20100106k0000e040069000c.html

空が赤く光るといった地震前の非日常的現象の情報を集め、地震予知に生かそうという取り組みが今月から始まる。科学では分からない「未科学」の部分を解き明かそうという試みで、「関西サイエンス・フォーラム」(会長=秋山喜久・関西電力相談役)が計画した。京都大や大阪大などの地震や気象、生物等の研究者約30人が参加、一般からの情報も募る。

国は、このようなタイプの研究は行わない立場であるが、大学などの研究機関がこういう研究を行うことは意義がある。「未科学」という言葉が新鮮である。さて、この研究を意味のあるものにするためには、異常現象である可能性がある情報を数多く収集することである。当然のことながら、モバイル端末や携帯電話による一般からの情報は、重要なウェイトを占めるだろう。

こういうものこそTwitterのようなソーシャルメディアが活用できる。タグ付けして写真を撮影するなり文章を、簡単な住所と共にTweetすればよい。iPhoneならTwitterクライアントであれば、自動的に位置情報をつけることもできる。大きな地震がいつ起きるか分からないため、情報を募る期間が読めないという問題点はあるが、上記の方式で情報を収集するコストは、プラットフォームができているので、ほとんどかからないため、やってみる価値はあるのではないだろうか。


・被害などの情報の集約にソーシャルメディアは使える?

アメリカでは、USGS(地質調査所)が、Twitterで地震の情報を収集できるかどうか研究を行っているというニュースを発見した。

アメリカ地質調査所,ツイッターを活用した地震情報収集システムを実験(メディア・パブ)
http://zen.seesaa.net/article/137775957.html

アメリカ地質調査所はこれまでも世界各地で頻発している地震を速報しており,RSSフィードでも時系列で配信している。世界中の限りあるセンサーからのデータをもとに地震発生地を検知していた。ところがこのTED( Twitter Earthquake Detection)では,これまで違って人によるコメントや写真などの情報が地球上のあらゆる場所から集められる。 "earthquake"とか"tremor"のようなキーワードを含むツイートを収集していけば,膨大な情報が集まるようになるだろう。2008年7月の南カリフォルニア地方で起こった地震では,携帯電話の通話が滞ることがあったが,SMSやモバイルアプリ経由のツイッターがかなり使われたという。緊急時のコミュニケーションツールとしてもツイッターは定着していきそうだ。

報道機関や行政機関などは、被害の迅速な把握が必要だが、ソーシャルメディアによって蓄積される情報が役に立つ可能性がある。ノイズが多いことが予想されるが、位置情報が付与され、地震に関するキーワードで検索するなり、決められた(どのように決めるのかは課題)ハッシュタグを付けることで、必要な情報を抽出できる可能性が高い。

大地震が発生すると通信網が遮断される可能性があるため、このような仕組みがうまく働くのかは未知数である。ただ、前述したように、このような可能性を明らかにするための研究にかかる費用は、すでにTwitterなどのプラットフォームはできているため、少なくて済むのである。大きな地震は発生して欲しくないのだが、大地震のような大規模災害が発生した際には、ソーシャルメディアの可能性および有効性を評価してみたいと思ったりしている。

Twitterでリアルタイム生中継してみた

  • Posted by: tagchan
  • 2009年10月27日 10:42
  • 話題

突発的にTwitterでリアルタイム生中継(いわゆる、tsudaる)をやってみた。中継したイベントは、日本災害情報学会大会記念講演「懸念される巨大地震と予知の現状」(阿部勝征 東大名誉教授)。これは、一般の方も申し込めば無料で参加できる講演会だった。

この講演会の直前まで生中継をするつもりではなく、Twitterによるリアルタイム生中継の方法を調べておかなかったため、ハッシュタグをつけ忘れてしまった。

今回のリアルタイム生中継の感想だが、講演者の言葉は前後のコンテキストで語られているため、1つのポストの内容が一人歩きする可能性があると感じた。この点は、引用する人は注意が必要だろう。

-- 以下、twitterタイムライン--

地震防災講演会「懸念される巨大地震と予知の現状」 東京大学名誉教授 阿部勝征氏 posted at 13:31:51

阿部氏:地震予知のための3条件「前兆の存在、前兆の観測、前兆であることの判断」posted at 13:46:40

阿部氏:阪神大震災の前兆は1500報告されている。しかし、疑問があるものが多い。たとえば、ラジオの雑音、赤い満月。posted at 13:49:22

阿倍氏:あとから考えると前兆だったと思ったものは「事後予知」である。しかし、起こる前に前兆から判断することが重要。posted at 13:51:04

阿倍氏:現状は客観的に前兆であると認識する物差しは持っていない。posted at 13:51:35

阿部氏:従って、地震予知は困難である。posted at 13:51:50

阿倍氏:想定東海地震の発生は多くの科学者は認めているが、いつなのかは現時点では言えないので、「いつ起きてもおかしくない」という表現になる。posted at 13:52:57

阿倍氏:想定東海地震は、東南海と南海地震と連動しておきるだろうといわれている。posted at 13:54:32

阿倍氏:想定東海地震が単独で起きるのか、連動するのかは、現時点では研究段階であり、結論は出ていない。posted at 13:55:04

阿部氏:過去、10万回くらい起きているが、過去4回くらいしかわかっていない(江戸時代以降)。どういうパターンなのかはわからない。posted at 13:56:28

阿部氏:愛知県、静岡県は密な観測網があり、判定会が設置された。今から30年前。posted at 13:57:01

阿部氏:想定東海地震の判定会がある根拠は、マグニチュード8クラスという巨大地震だからである。活断層の直下型はマグニチュード7クラス。しかも静岡県の直下で起きる可能性あり、しかも、観測しやすく、理論的には、前兆のマグニチュード5クラスのすべり減少が起きるといわれているからである。posted at 13:58:54

阿部氏:従って、想定東海地震を除くすべての地震は、予知できないということになる。posted at 13:59:57

阿倍氏:判定会が前兆をとらえて黒白の判定するのは無理、ということで1996年に判定会長は辞任した。posted at 14:01:33

阿部氏:気象庁が出せる情報は2つ(二段情報)。異常が現れたという情報(観測情報)と、次は総理大臣が出てきて警戒宣言を出す。しかし、警戒宣言の前に準備情報が欲しいという要望があったが、その当時の科学的知見では出すことができなかった。posted at 14:03:45

阿倍氏:アンケートによると、静岡県の4人のうち3人は予知できないだろうと考えていた。posted at 14:04:55

阿部氏:そのあと、行政・研究・報道で議論してきたが、地震学が研究が進展してきた。それは、「ゆっくりとした滑り現象」である。posted at 14:06:13

阿倍氏:滑り現象をとらえれば、予知できるかもしれないという成果が出てきた。そのため、ひずみ計を用いて検出しようという方向に動いた。2003年から。posted at 14:07:03

阿部氏:漠然とした「前兆現象をとらえる」から、ひずみの計測に特化するという報告となった。posted at 14:07:59

阿部氏:すべりの進行によって、3段階ある。観測情報、注意情報(2004年から)、予知情報(総理大臣の警戒宣言)。posted at 14:09:12

阿倍氏:ようやく、注意情報を出せる段階となったわけである。posted at 14:09:34

阿部氏:2009年8月11日の駿河湾の地震について。(ここからやっとスライド使用)posted at 14:10:08

阿部氏:ポケットベル(メール?)に、判定会のための所在確認メールが来た。メールには「*** 本番 ***」が入っていた。今までは、「***訓練***」だった。posted at 14:11:05

<注意>無料で参加できる講演会の内容を流しています。内容に関する事実関係は、ご自分で確認ください。posted at 14:12:55

阿部氏:(震源分布の地図を見せ、併せて、断面図を見せる)posted at 14:14:49

阿部氏:プレートの沈み込みによる地震ではないことがわかった。posted at 14:15:12

阿部氏:静岡県のひすみ計が変化し、その変化分が想定東海地震の前兆すべりではないのかという課題が残った。posted at 14:16:54

阿部氏:前兆すべりかどうかわからないので、気象庁は「観測情報」を出した。これははじめて。posted at 14:17:18

阿部氏:ひずみの変化がおさまってきて、普段の状態に戻った。そのため、気象庁は11時過ぎに観測情報(3回目)を出して、「東海地震に結び付くものではない」と発表した。posted at 14:18:33

阿部氏:このように、科学的根拠に基づいた判断が行われたのである。posted at 14:18:56

阿部氏:こんかいの出来事で、2つの課題が出てきた。posted at 14:19:09

阿部氏:普段使わない情報が出たことで、「観測情報」とはいったいなんだ?と思った人が多かった。posted at 14:19:46

阿部氏:誰が啓発活動をするのか?とはいえ、普段使わない情報についての周知が大事である。posted at 14:20:09

阿部氏:2つ目の課題。想定東海地震が発生した後は大津波が発生する可能性が高いが、沿岸の人々はすぐには逃げないというアンケート結果が出ている。posted at 14:21:46

阿部氏:想定東海地震では、数分で大津波が来ることを周知する必要がある。posted at 14:22:15

阿部氏:東海、南海、東南海地震について。posted at 14:23:57

阿部氏:慶長、宝永、安政は3つの地震が連動した。しかし、昭和の地震は、南海、東南海は起きたが、東海地震が起きていない。posted at 14:24:52

阿部氏:3つの地震の前後では、内陸で地震が多く起きている傾向がある。posted at 14:25:45

阿部氏:阪神淡路大震災によって、新たな活動期に入ったと考えている科学者もいる。posted at 14:26:21

阿部氏:南海、東南海は、海域がメインなので、ひずみを捉えることができないため、予知は難しいと考えられる。posted at 14:28:23

阿部氏:(南海、東南海地震で予測される津波の分布図を見せながら)、2m以上の津波が数分でくる。海岸付近の木造建物を大破させる津波が発生する。posted at 14:31:24

阿部氏:中央防災会議の被害想定では、3つが連動した場合など、6通りの被害想定をおこなっている。posted at 14:32:12

阿部氏:3つの地震が同時におきると、死者は28300人、全壊建物が96万棟。posted at 14:33:01

阿部氏:東南海、南海地震の被害を半減することを、地震防災戦略と名付けて目指している。posted at 14:34:23

阿部氏:そのためのポイントは、事業継続計画の策定、建物の耐震化、初期消火率の向上の3つである。posted at 14:35:04

阿部氏:事業継続計画(BCP)の策定は、政治・行政・経済の中枢への被害に対して。posted at 14:36:28

阿部氏:建物の耐震化は、膨大な被害量の軽減のため。posted at 14:36:50

阿部氏:地震防災戦略のフォローアップを行っている。しかし、耐震化はほとんど進んでいないのが現状である。posted at 14:37:41

阿部氏:緊急地震速報について。posted at 14:38:12

阿部氏:緊急地震速報は、地震を起きた後にただちに情報を伝えるため、予知とは異なる。posted at 14:39:39

阿部氏:想定東海地震南端で地震が発生したら、東京まで47秒ある。posted at 14:40:18

阿部氏:しかし、直下の場合は難しい。 posted at 14:40:38

阿部氏:緊急地震速報によって、対応できるのは数秒から数十秒である。しかし、あらかじめ訓練しておくことで役に立つ場合もある。 posted at 14:41:27

阿部氏:2009年8月11日の駿河湾の地震では、緊急地震速報はおおむね良好な正確さだった。 posted at 14:42:37

講演会終了。 posted at 14:46:10

Twitterのbotを試作してみた

  • Posted by: tagchan
  • 2009年3月30日 22:52
  • 話題

はじめに

Twitterでは,自動発言するbotの存在も無視できない。例えば,列車の運行情報botは役に立っており,私も実際にいくつかのbotをフォローしている。便利なbotはこちらのサイトでまとめられている。

Twitterのようなシンプルなインターフェイスで,botを含めたユーザの情報を時系列表示させる方法(Time Line)や,botによる自動的な情報の配信サービスとフォローによる受け取る情報を選択できることは,個々人が必要な情報を受けとることが可能なサービスを考える上で,参考になる。そこで,とにかく実際にbotを作ってみることにした。

作ったbot

tagchan_bot
http://twitter.com/tagchan_bot

このbotは,位置情報SNSであるBrightkiteにおける私の位置情報を定期的に配信する。そのために,私の位置情報を配信しているフィード(XML)を取得している。それをTwitterにポストしている。なお,サーバーはさくらインターネットを使っており1時間ごとに定期的に実行するcronを利用している。以下がphpのソースコードである。

<?php

// 文字コード関連。http://www.spencernetwork.org/jcode/を参照のこと。
require_once 'code_table.ucs2jis';
require_once 'jcode.php';

$now_date = time();
$now_time = date("Y/m/d(D)H:i",$now_date);


// Brightkiteのフィードを取得
$burl = "http://brightkite.com/people/tagchan.xml";
$rss = file_get_contents($burl);
$xml_p=xml_parser_create('UTF-8');
xml_parse_into_struct($xml_p,$rss,$r_vals,$index);
xml_parser_free($xml_p);

for ($i=0;$i<90;$i++){
if($r_vals[$i]['tag'] == "LONGITUDE"){
$lon = $r_vals[$i]['value'];}
if($r_vals[$i]['tag'] == "LATITUDE"){
$lat = $r_vals[$i]['value'];}
if($r_vals[$i]['tag'] == "NAME"){
$location = $r_vals[$i]['value'];}
}

$url = "http://twitter.com/statuses/update.xml?";

// Twitter ID & Password
$username = "id";
$password = "password";

$mes = "$now_time 現在,Tagchanは $location (緯度$lat, 経度$lon)にいます。";
$params = "status=". rawurlencode($mes);

$result = file_get_contents($url.$params , false, stream_context_create(array(
"http" => array(
"method" => "POST",
"header" => "Authorization: Basic ". base64_encode($username. ":". $password)
)
)));
?>

いくつかのサイトを参考にしつつ作成したが,かなり簡単に作成できてしまった。

今後の展開

今回はbotの作成を行って発信のみに注目したが,情報を集めるという側面でもTwitterは使える可能性があると考えている。Twitterでは,「@ユーザ名」を含めてポスト(投稿)することで,そのユーザに向けてポストした文章を送ることができる(リプライ機能)。このアプローチを使うことで,情報を収集する手段として使えそうな場面がありそうだと考えている。

例えば,gyuque氏の開発したサービスである「ねる。」は,「@twneru ねる」とか「@twneru おきた」とポストすることで,睡眠時間を記録してくれるサービスである。Twitterのリプライ機能を使って情報を収集する枠組みとなっている。

Twitterのようなインターフェイスおよび枠組みを使うことで,「情報収集→加工→bot等で配信」を行うことが可能なシンプルなサービスが作り出せるのではないかと考えている。

博士論文執筆にDropboxが役に立った

  • Posted by: tagchan
  • 2009年3月16日 21:30
  • 話題

2008年8月から2009年2月にかけて,200ページ以上の学位論文の執筆を行ったが,ファイル管理にDropboxが役に立った。今回,自分がどのようなソフトウェアおよびファイル管理方法を用いて論文を書いたのかを文章として残すために,このエントリを書くことにした。

  • 文章作成に使用したソフトウェア
  • LaTexを使ったことがあり,研究室にも代々使われてきたLatexのテンプレートがあったのだが,MS Wordで書くことにした。一部の図表でLinuxを使う場合があったが,基本的にWindowsを使っていたので,MS Wordを使うことが最も楽であると判断したからである。

    図表の作成には,MS PowerPoint 2003を使った。1枚のスライド1つの図表とした。パワポ上でオブジェクトを選択し,「図として保存」とすることで,emf形式に保存した。図表ファイル名は,「figタイトル.emf」や「tableタイトル.emf」のようにして,図表の内容がファイル名から把握できるようにした。

    論文はページ数が多くなることが予想されたので,グループ文章を活用し,1章で1ファイルとした。サンプルのグループ文章のファイル群をこちらにアップロードした。doc_thesis.docがグループ文章ファイルで,その他の頭に数字が入るファイルがサブ文章である。グループ文章とサブ文章のファイルは,パスを変えると呼び出せなくなるので,全て同じディレクトリで管理したほうが良い。このグループ文章はくせ者で,慣れるまで試行錯誤が必要である。

  • ファイル管理方法
  • 図表ファイルや文章ファイルはDropboxで管理した。研究室にある自分のPCと,自分が所有しているPC(ノートパソコン)にDropboxをインストールし,ファイルを同期させた。つまり,論文作成に関する全てのファイルをDropboxで同期させることにしたのだ。なお,Dropbox上でバージョン管理ができるが,今回は手作業で日付フォルダを作成して,数日に一度コピーする方法とした。

    帰宅後も論文を執筆するため,自宅のノートPCにも論文のファイルを移動する必要がある。USBメモリでのファイル移動は面倒だった。また,研究室にノートPCを持っていくことも多く,ファイル管理が煩雑だった。しかし,Dropboxを使うことでファイル管理の煩雑さがゼロになった。また,ノートPCを毎日研究室に持っていっていたが,最終的には持っていかなくなった。

    また,DropboxはiPhoneでの閲覧に対応しているため,移動中に執筆した文章を眺め,誤字脱字をチェックしたり,今後の論文の書き方などを考えることができた。(ただし,emfファイルで挿入した図表の日本語部分は文字化けしていた。)

    執筆中にPCがクラッシュする事態には遭遇しなかったが,Dropboxで同期しておけば,ファイルが完全に復元できなくなる可能性は極めて低くなるだろう。なので,論文執筆にはDropboxは大変役に立つと思う。

パソコン2台を使って論文執筆を行う場合は,Dropboxは必須といえる。また,1台のみの場合でも,データバックアップという意味でもDropboxは役に立つと思う。

解雇規制が緩和されて人材が流動化すれば,ポスドク問題は解決するのかも

  • Posted by: tagchan
  • 2009年1月20日 20:08
  • 話題

上記のようなテーマに関する内容をブログで取り上げたことはないのだが,あえてこういうテーマについて書いてみたい。なお,研究分野や理系文系の違いによって,今回述べることが当てはまらない可能性があることを予め断っておく。


年末年始の派遣村に代表されるように,派遣切りの問題が噴出してきている。それを受けて,雇用再規制の検討を望む声が出ているようだが,一方で雇用規制の緩和をするべき,という意見もあるようだ。私自身はもうすぐ博士課程を修了し,働く身分となる見込みなので,今後の動向に注目している。

また,雇用に関する問題に関連して,博士の学位を取得した後に正規の職業に就けなかったり,ポストドクター後のポジションが無い等の問題として,いわゆるポスドク問題がある。数年前からマスメディア等で取り上げられており,「高学歴ワーキングプア」などの本が登場し,ポスドク問題を扱ったブログのエントリも多数存在している。私自身も,長期的には高学歴ワーキングプアになる可能性はゼロでは無いわけで,この問題を憂慮している。

これら2つの問題について,メディアの記事やブログ等をたくさん読んできたが,2つの問題は原因は同じで,関連しているのではないかと考えるようになった。結局のところ,解雇規制が緩和されて人材が流動化すれば,ポスドク問題は解決するのではないか,という気がしている。

(ただし,私はこの分野の研究者でも専門家でもないため,このようなことを理論的または実証的に明らかにしたわけではなく,説得力がある説明はできない。私の単なる思いつきと思って,聞いていただきたい。)

仮に,企業等の社会全体の労働者の人材が流動化すれば,適材適所で優秀な人材が選定され,ポスドクや課程博士の就職機会が増える可能性は高いのではないだろうか。博士を取得できるような人材であれば,論理的な思考能力,分析能力,プレゼンテーション能力は訓練されており,能力は比較的高いはずである。したがって,企業はこのような人材を選ぶことが合理的な場合も多くなるだろう(ただし,研究分野によるかもしれない)。自然と,「企業は博士に」という流れが出てくるかもしれない。

そうなれば,博士課程に進むことのメリットが出てくるため,進学者は増えてくるだろうし,企業と大学は以前より密接となり,企業から大学へお金が流れる可能性もある。それは,学生にとっても大学にとっても良いことだと言える。さらに長い目で見れば,理工系離れの解決にも貢献できるかもしれない。

ただし,流動化は早い方が良いだろう。ポスドク1万人計画から10年以上が経過している。また,私より若い世代(博士3年未満の学生)は,博士取得後のさまざまな問題点を良く分かっており,すでに博士課程の入学者数が減少している。博士を取得する学生の規模が縮小してしまうことで,問題が解決したと見なされてしまう可能性がある。そうなってしまうと,もはや手遅れである。

ポスドクは,そもそも流動的な人材である。一部の企業,研究機関,大学のみで流動化するよりは,社会全体の雇用が流動化することで,若い博士が多くの分野で活躍し,社会全体で生産性を高め,チャレンジ意欲の高い社会になることを希望したい。

Google検索の二酸化炭素排出量算定についての感想

  • Posted by: tagchan
  • 2009年1月13日 21:39
  • 話題

Google検索による二酸化炭素排出量の算定の結果が波紋を広げているようだ。

グーグル検索2回でおよそ7gの二酸化炭素が排出--米物理学者が指摘 (Cnet)
http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20386361,00.htm

ハーバード大学の物理学者Alex Wissner-Gross氏によると、デスクトップコンピュータ上で一般的なGoogle検索を1回行うと、およそ7gの二酸化炭素が排出されるという。よって、Google検索2回分の二酸化炭素排出量は、やかんでお湯を沸かした時の排出量に匹敵する、と英国The Times紙は現地時間1月11日付けの記事で報じている。

1回の検索で7gが排出される,という言葉と数字が一人歩きしているのではないだろうか(Cnetのタイトルはこれでよいのか?)。このハーバード大学の物理学者がどのような意図で,このような算定結果を求めたのかが知りたい所だ。おそらく,Googleは二酸化炭素をあまりにも排出している,ということを示すために算定したとは考えにくい。

先月,プラネット・グーグルを読んだが,Googleはそれなりに低消費電力型にしようと努力していることが伺えた(第2章)。また,以下のようにGoogleは反論している。

Google、「1回のGoogle検索で二酸化炭素7グラム排出」の論文に反論 (ITmedia)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0901/13/news026.html

同社は「世界一」エネルギー効率のいいデータセンターを設計・設置していると主張。2008年には同社の慈善団体Google.orgが、クリーンエネルギー開発に4500万ドルを投じたこと、同年夏には再生可能エネルギー開発専門事業部を社内に設けたことを説明。さらに2007年には「Climate Savers Computing Initiative」を共同設立し、2010年までにPCによるエネルギー消費量を半分に削減し、二酸化炭素排出量を年間540万トン削減する目標を立てていると主張している。

なお,TechCrunchは,Googleを擁護している(リンク)。私も,この記事の考えに近い。

以下に私の意見を2つ述べておきたい。

  • ウェブサービスの二酸化炭素排出量算定方法自体は意義がある
  • 大気中の二酸化炭素濃度を抑制という大義名分もあるが,二酸化炭素排出量を抑えることは,電力消費量を抑えれることに繋がるため,企業の電力に関するコストを低下させられる可能性がある。そのため,可能であれば業界で算定方法を確立または統一すればよい。そうすることで,企業間で排出量を抑えるインセンティブを働かせることができ,業界全体で以前よりも排出量を削減できるかもしれない。

  • サービスを利用することによって排出されずに済んだ二酸化炭素の量も考慮するべき
  • 当然のことながら,新しいウェブサービスを始めるために,サーバーを設置して運用することで,必ず電力を消費し,間接的に二酸化炭素を排出することになる。しかし,それによる排出量を算定するのみでは,一方的な評価である。ウェブサービスの利用によって,排出されずに済んだ二酸化炭素排出量を算定することも必要である。つまり,排出された量と排出されなかった量を算定した上で,そのサービスの利用または存在により「二酸化炭素が以前より排出されるようになった」という判断を下すべきである。

    ただし,計算してみると,実は排出量がかなり多い結果となるかもしれない。そうなると,他の企業(業界全体として)も同様の傾向となる可能性が高い。そうなることも考慮すると,絶対量で判断するよりは,他の企業との比較による相対的な評価も必要であろう。

    また,排出されずに済んだ量を算定することは,人間の行動の中でどの範囲まで含めるかという線引きが難しいと予想され,算定方法は容易ではないだろう。したがって,この点は研究課題といえる。

まとめると,二酸化炭素排出量の算定手法を確立し,業界で算定方法を統一することは意義がある。二酸化炭素の排出量という側面で評価するためには,排出されない量も算定するべきであり,他の企業の算定結果との比較によって,評価されるべきである。ただし,排出されなかった量の算定は難しい。

ウェブサイトをリニューアル

  • Posted by: tagchan
  • 2009年1月 1日 11:46
  • 話題


携帯百景(id:tagchan)より

2009年から,ウェブサイトを「tagchan.net」として,リニューアルすることにしました。ドメインは変わりません。

新しい点は,サーバーを「ロリポップ」から「さくらインターネット(スタンダード)」へ変更したことです。変更した理由はいろいろあるのですが,SSHのターミナルでログインでき,cronを使って何らかの処理ができることが挙げられます。さくらインターネットはロリポップより値段やや高いのですが,容量は3GBもあり,レスポンスも早いです。

また,これを機にMovable Typeのデザインを一新しました。デザインはVicunaさんのテンプレートを利用しました。当初,WordPressへ変更しようかと思ったのですが,ブログではないウェブサイトの作成が可能な点や,今までのウェブサイトのURLを変更したくなかったため,Movable Typeのままとしました。ただ,MT4.2は,以前のMTよりもウィジェットまわりのカスタマイズがしやすくなっており,とても楽にリニューアル作業を進めることができました。

コンテンツについては,特に変更はなく,Blogもこれまでのペースで更新する予定です。作品群につきましては,今後の私の所属先が変わることを考慮し,整理しています。APIはすでに2008年5月に,大学の利用させていただいていたサーバーがクラッシュした影響で,データやプログラムが飛んでしまったので,停止していましたが,土地被覆API以外は閉鎖しました。

私の研究や,位置情報,地理空間情報,天気,リモートセンシングに関する話題を発信していきたいと考えています。今年もよろしくお願いします。

ThinkPad X200sを購入

  • Posted by: tagchan
  • 2008年12月14日 00:30
  • 話題

ノートPCを買い換えた。今までは,ThinkPad X40を持ち運び用兼メインPCとして4年9ヶ月くらい使い続けてきた。ちょうど博士論文を書き上げたところで,自分へのご褒美として購入した。最初はネットブックも興味があったが,やはり1台で全部済ませられるノートPCが良いと思い,ThinkPad X200sを選んだ。構成は以下のとおり。

・WXGA+ LEDバックライト液晶 (1440x990)
・1.86Ghz SL9400
・2GB DDR3 RAM
・4セルバッテリ
・250GB HDD (5400rpm)
・Windows XP (ダウングレードでインストール済み)
・無線LAN
・Bluetooth

直販サイトで,購入。いろいろとカスタマイズができて,20万の構成だった。さらに5%引きで19万で購入。2chのX200のスレッドを見ていて,購入時にトラブルが発生している人が多いらしく,非常に不安だったのだが,11月27日注文で12月11日到着ということで,ほぼ予定通りの2週間で届いた。PCの構成も注文どおりで,今のところトラブルはない。

PCが入った箱。届いたときは,さらに一回り大きいダンボールに入っていた。

pic1.jpg

構成のリスト。直販サイトでは注文後に構成が確認できない問題がある(メールにも構成の一覧は送られてこない)ため,もし直販サイトで購入する場合は,購入時に構成の表を印刷しておくことをお勧めする。

pic2.jpg

以下はX40との比較した写真である。やはり横幅がある。でも,その分だけキーボードの横幅は余裕がある。また,液晶は額縁のようになっており,縦のサイズはX40の方が大きいのだ。

pic3.jpg

電源アダプタの比較。右がX40で左がX200sである。X40は3代目のアダプタである。X200sのアダプタの方が軽かった。

pic4.jpg

使って数日だが,とても快適である。X40と差がありすぎる部分もあるが,非常に満足している。キーボードも打ちやすい。液晶については,LEDバックライトでとても明るい。また,この液晶サイズで1440x990なので,デスクトップは広く感じている。

問題はインナーケースだった。X200sの純正インナーケースは出ていない。X200sのサイズはややイレギュラーなので,探すのに苦労した。明治神宮前にあるAssist Onに行き,実際に試してBUILT NY Cargo Sleeveを購入。このケースなら,むき出しで持ち運びもできるので,便利。ただ,ケース自体がやや重い。

Brightkite APIによる「今ココ」ブログパーツの作成

モバイルSNS&位置情報SNSであるBrightkiteに注目している。注目している理由については稿を改めたいが,APIを公開しているので,それを使ってBrightkiteユーザが「今ココ」を表示できる,簡単なブログパーツを作ってみたので紹介する。

私のウェブサイトのトップページの左に表示してある地図の部分が,そのブログパーツである。内容は,Google Static Maps APIで画像を表示させ,時間と位置を表示するだけの,至ってシンプル作りである。

必要なのは,このbrightkite.jsというファイル。JSONPのコールバック関数を呼び出して,HTMLを作成する。このjsファイル内の,Google Static Mapsには自分のAPIキーを入力する必要がある。 そして,以下のソースを貼り付ければ完成。tagchan.jsonのところを自分のユーザ名に変える必要がある。

<script type="text/javascript" src="http://www.tagchan.net/brightkite.js"></script> <span id="ima_koko"></span> <script type="text/javascript" src="http://brightkite.com/people/tagchan.json?callback=BKFeed"></script>

Brightkiteユーザの方々で,よろしければご自由にお使いくださいませ。

また,BrightkiteのiPhoneアプリが登場したので,最近はユーザがかなり増えている印象。Brightkiteの招待も可能ですよ。

Brightkite - Tagchan
http://brightkite.com/people/tagchan/friendstream

FriendFeedの自分のフィードを表示(特に写真と地図)

  • Posted by: tagchan
  • 2008年11月17日 23:20
  • 話題

以前,各種フィードをアグリゲートして表示できるFriendFeedを紹介したが,個人的には結構気に入っている。少しずつインターフェイスが改良され,最近ではフィードをTwitterへポストできるようになった。また,だいたいメジャーなサイトのフィードを読み込むことが可能であり,PlurkとかBrightkiteも読み込める。また,その各種サービスが対象としている情報に合わせてFriendFeed上に表示される。例えば,Flickrなどの写真系サイトの場合は小さな写真が表示され,Brightkiteであれば,地図が表示される。

また,自分のサイトでも,FriendFeedに登録した自分のフィードを公開することができる。例えば,公式のWidgetが公開されており,これを利用する方法がある。また,APIも公開しており,自分でカスタマイズして表示することも容易となっている。

そんな中で,とても便利なJavascriptを発見したので紹介する。

FriendFeedの自分の情報を表示するJavaScript (The blog of H.Fujimoto)
http://www.h-fj.com/blog/archives/2008/05/09-085522.php

こちらのサイトでは,フィードを自分のサイトに表示するJavascriptを公開しており,当サイトでも利用させていただいている。

ただ,このスクリプトは,文字列のリストだけなので,少し拡張してみたいと思った。というのも,FriendFeedのAPIを細かく見てみると,いろいろと取り出せる情報が多く,拡張性が高かったからである。

Flickrのエントリでは,画像サイズが小さい写真のURLが含まれているので,それをスクリプトから読みに行って表示させることも可能である。また,Brightkiteの場合は緯度・経度までFriendFeedのAPIから取得できてしまうので,地図表示も簡単である。

というわけで,上記Javascriptを拡張し,自分がよく利用しているBrightkiteはGoogle Static Maps APIで地図表示し,Flickrは写真を表示させることにした。

上記紹介したサイトの手順どおり設置した後に,公開されているスクリプトの12行目と13行目の間に,以下のコードを入れる。すると,当ウェブサイトのトップページのようなフィードが表示されるはずである。

if ( entry.service.id == "flickr" ) { for ( k = 0, m = entry.media.length; k < m; k++) { var med = entry.media[k].thumbnails[0].url; html += ''; } html += ''; } if ( entry.service.id == "brightkite" ) { var med_l = entry.media.length; if ( med_l > 0 ){ var med = entry.media[0].thumbnails[0].url; html += ' '; } else { html += ''; } }

なお,スクリプト内の「---KEY---」はGoogle Maps API Keyであり,各自取得しておく必要がある。また,Brightkiteは写真をポストした場合に,地図と写真が並んで表示される。

FridneFeedユーザでFlickrやBrightkiteを使っている人で,フィードを自分のサイトひ表示したい人にお勧めである。(とてもマニアックかな・・・。)また,他のサービスでもどのような情報が取り出せるのかをAPIで調べてみて,自分でスクリプトを作ってみるのもおもしろい。

iPhone写真による位置情報付きライフログ取得の試み

過去の自分の行動を顧みることは,いろいろな場面で重要だ。これまでは日記帳を利用することが多かったわけだが,ITによって,テキストデータだけでなく音声,動画,写真を,「ライフログ」として記録することも技術的に可能となった。Googleで「ライフログ」を検索すると,ライフログに関する話題も多く,注目している人が多いと実感する。

特に,位置情報はライフログにとっては有効である。ライフログに位置情報が与えられると,膨大なライフログが蓄積された後に,そのログを検索するための重要なキーワードとなる。また,位置情報があることで,地図と重ねることが可能となるため,そのログの背景や経緯を思い出しやすくなるというメリットもある。

今回は,特に写真のライフログについて考えてみる。ライフログということで,気軽に撮影できることが必須の要件である。また,そこそこのクオリティで写真撮影ができ,位置情報を付けやすい端末が望ましい。そのように考えると,iPhoneが最適である。また,撮影した写真は,インターネット上にアップロードし,蓄積させて検索やタグ付けが容易な,写真共有サイトを利用することが望ましい。そのようなことをiPhoneのアプリで気軽に行える方法を発見したので紹介する。

klick.jpgKlickは,iPhoneで撮影した写真をFlickrにアップロードすることができる無料のアプリである。機能の詳細については,こちらに説明がある。Klickを使うと,アプリ内で撮影し,タグ・タイトル・説明文・公開レベルを設定することが可能である。そして,その場所のGPSの位置情報がジオタグとして与えられ,Flickrへアップロードされる。また,過去の撮影した写真をアップロードする場合や,GPSが取得できない場合は,地図を利用して撮影位置をマニュアルで特定することができる。

ライフログとは別の話になるが,Klickには位置情報に関連した機能が充実しており,位置情報を使ってFlickrで近くの場所で撮影された他人の写真も見ることができる。

iPhoneでFlickrを手軽に楽しめるオールインワン-Klick (iPhone研究室)

GPSと連携して現在地の近くで撮影された画像を表示するだけでなく、Klick内でGoogle Mapの地図を表示することが可能で、地図上に表示されたピンをタップすると吹き出しの中で画像を表示します。同じ場所の写真が数枚ある場合は、吹き出しの中で切り替えることもできます。


Flickrでは,KMLで配信可能なので,Google Earthで表示もできる。また,GeoRSSもあるので,Google Mapsにも表示可能だ(リンク)。さらに,位置情報付きのJSONで配信されるので,マッシュアップが容易である。以前,私が行ったFlickr+Google Mapsも容易である(公開できる写真であればの話)。このように,とても気軽に写真のライフログ+位置情報が実現できることから,当面はiPhone + Klick + Flickrによる写真のライフログを継続していこうと思っている。

TagPhotoLog
http://www.flickr.com/photos/tagchan_stream/

このエントリーと関連していると考えられる他の方のエントリーを紹介する。参考にさせていただいた。
iPhoneで撮った写真をグーグルマップやグーグルアースに表示する iPhone・iPod touchラボ
iPhoneでPhotoShareを使いながら実現するライフログの形 北の大地から送る物欲日記

iPhoneアプリのPath Trackerでトラッキング

pathtracker_icon.jpg

先週のエントリでは,トラッキングのiPhoneアプリを紹介したが,おかげさまでかなりのアクセス数となった。このエントリを公開した後,日経BPで林氏が同じような記事を書いた。この記事では,iTrailとPath Trackerを紹介していた。Path Trackerについては,ノーマークだったので,Path Trackerを購入し,同様にトラッキングログを取得してみた。なお,Path Trackerは115円だった。

Path Trackerを起動すると,まずGPSで位置を取得しようと試みる。もし,失敗したら緯度経度が0度のところ(アフリカの西の海上)に勝手に設定される。iボタンで設定画面に移動する。

pathtracker1.png

はじめに,アカウントを作る必要がある。メールアドレスとパスワードを入力する。そうすると,アカウントが作成され,Path Trackerのサイトでログインすることができる。ログイン画面については後ほど説明する。「新規パスを開始」をタップし,完了をタップしてメインに画面に戻る。そして,トラッキングが開始される。

pathtracker2.png

iTrailやGPS Trackerとは違って,Path Trackerはメイン画面で地図が表示される。これは個人的にはうれしい。メイン画面では位置,高度,経過時間,平均速度,移動距離が表示されるが,この辺はiTrailの方が詳細である。

トラッキングを終える場合は,iをタップして設定画面へ移動し,停止をタップする。ログは,PathTracks.comへ送信をタップすることで,サーバーにアップし,Path Trackerのサイトで見ることが可能となる。

pathtracker3.png

先ほどのメールアドレスとパスワードでログインすると,過去のトラッキングのログが表示される。Viewをクリックすると,選択したトラッキングがGoogle Maps上に表示される。表示されたトラッキングのデータは,KML形式やGPX形式でダウンロード可能である。また,「Share it」または「Share this path」をクリックすると,このサイトへ誰でもアクセスできるようになる。ちなみに,上記画像のサイトはこちらである。東林間駅からコメダ珈琲つきみ野店までのトラッキングログである。

Shareによる共有の設定後は,Googleのサイト上のGoogle Mapsにて表示可能である。上記のパスが表示されているサイトにKMLのリンクがあるが,このURLをコピーし,Google Mapsの検索フォームに入力して検索を行うと,パスが表示される。これをマイマップに保存すれば,パスの微調整もできるはずである。しかし,今回は「Unsupported encoding Shift_JIS 」となって保存ができなかった。なお,Googleのサイト上のGoogle Mapsにて表示することは,Google Documentへ保存可能なiTrailでも可能である。

先日のエントリとあわせて3つのトラッキングアプリを使用してみたわけだが,Path Trackerの良い点は,トラッキング中のメイン画面で地図表示されている点である。ただし,表示の詳細さや使い勝手はiTrailの方が上である。また,アプリ提供のサーバーにアップする点はGPS Trackerと同じであるが,GPS Trackerのようなリアルタイム性はない。サイトが公開できるが,GPS Trackerのようなiframeによるブログパーツになるわけではない。

Path Trackerは,iTrailやGPS Trackerと比べて特に卓越した機能があるわけではないことが分かった。今回のエントリと先日のエントリを参考にしつつ,購入の判断材料に用いてもらえると幸いである。

今後これらのアプリはアップデートされていくと予想されるので,使い勝手がよくなったり,おもしろい機能が搭載されることを期待したい。で,早速iTrailはアップデートされて日本語表記が対応した。また,GPSの信号が弱いとか強いなども表示されており,使い勝手がさらに良くなった。

ニコンがGPS内蔵デジカメと純正GPSユニットを発表

写真に位置情報を与える方法はいくつかあって,以前のエントリーでいくつか紹介した。そこで紹介したのは,Garmin等のGPS端末でトラッキングし続け,あとで撮影時間によって写真と関連付けてEXIFに書き込む方法である。他にも,事後的にソフトウェア上で位置を特定する方法や,ウェブサービスによって位置を特定する方法だった。携帯電話の写真については,以前からGPSつきの携帯電話で一手間かけながら位置情報を与えることが可能であり,それを活用したサービスも考えた(リンク)。そして,iPhoneの登場によって,携帯写真に位置情報を無意識的につけることが可能となった。

そして,今月になってカメラ大手のNikonがデジカメとGPSを連携させる方向に動きはじめた。8月上旬に,コンパクトデジカメのカテゴリに入ると思われるCOOLPIX P6000が発表され,GPSを内蔵するということで非常に驚いた。

ニコンデジタルカメラ「COOLPIX P6000」の発売について
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/whatsnew/2008/0807_p6000_02.htm

GPS(Global Positioning System : 全地球測位システム)を内蔵し、Geotag(写真が撮影された位置情報/緯度・経度[測地系:WGS-84])を画像に付加することができます。 ViewNX、「my Picturetown」において撮影した画像の位置情報と地図との連携をサポート、写真の閲覧・整理・保存において新たな楽しみを提供します。

コンパクトデジカメでGPS内蔵というデジカメはいままで登場していなかったのではないだろうか。以前,RICOHがGPS内蔵カメラを出していたが,工事現場等での使用を想定していた雰囲気がある(リンク)。しかし,P6000はそういう雰囲気ではなさそうだ。他にも,ランサーテクノロジーがGPSカメラを発売していたが(リンク),内蔵ではなくケーブルでの接続だった。


そしてさらに,D80の後継機であるD90の発表と同時に,Nikonの純正GPSユニットが発表され,D90の他,上位機種で使用可能となることが発表された。

ニコン、動画も撮影できるデジタル一眼レフカメラ「D90」発表--新レンズも
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/08/27/052/

撮影時の位置情報などを記録するGPSユニット「GP-1」が用意される。撮影時の緯度、経度、標高、日時が記録できる。地図情報と連携させて、画像つきのオリジナルマップ作成などが可能。「GP-1」はD90のほか、D3、D700、D300、D2シリーズ、D200でも使用できる。2008年11月発売予定。価格は未定。

使用イメージは,Nikonのウェブサイトで見ることができる。フラッシュの部分の上に取り付けるような形になるようだ(リンク画像)。私はD80を所有しているので,このGPSユニットは使用できない可能性が高い。非常に残念である。

以前は,デジタル一眼レフとGPSを連携する方法は,Garmin等の別のGPS端末を専用ケーブルで接続する方法だった(リンク)。私自身は経験は無いが,2つのバッテリーを考慮する必要があることや,接続時の不具合等が発生しやすいと想定されるので,面倒な作業になることが想像できる。しかし,今回は純正であり,上部に取り付けることができるため,GPSユニットが邪魔にならない。また,純正なので,カメラのディスプレイで位置情報を確認したり,何らかの設定ができるかもしれない。そうなると,Garminで接続していたときと比べてかなり敷居が低く,手軽に写真に位置情報を付けることができるのではないだろうか。

というわけで,今後は他社もGPS内蔵のデジカメを発表し,カメラ+GPSがデフォルトとなるようにして欲しい。また,希望としては,位置情報が分かるようになるのだから,今度はデジタルコンパスによって撮影方位が分かるようになって欲しい。次はGPS+デジタルコンパス内蔵のデジカメの登場を期待したい。

iPhone GPSの感想

iPhoneを使ってだいたい1ヶ月となる。iPhoneのGPSには期待していたわけなので(リンク),GPSについて感想を述べてみる。AppStoreのソフトウェアについては別エントリーで述べることにするので,今回は「マップ」のみの感想とする。また,他のブログで既出となっている内容が多いかもしれないが,自分へのメモや感想ということで了承をいただきたい。

空が開けていてもGPSによる測位ができないときがある

室内というわけではなく,空が開けている状態で測位しても,位置情報が取得できないことがある。これには,かなり悩んだ。今のところの解決としては,測位できるはずなのに測位できない場合,電源をオフにして再起動するとすんなり測位できる可能性が高い。できないときは本当にGPS衛星の位置が悪かったと諦めるしかない。

GPSによる測位の速度について

条件が良い場合,すぐにあっさりと位置情報を取得できる。Garminの数年前のGPSと測位の速さを隣に並べて比較してみたが,iPhoneの方が早かった。一度きりしか試していないので,どのくらい早いのかどうかは不明だが,測位の速度は従来の専用のGPS端末と比較しても遜色ないのではないかと思う。

室内でも位置情報が取得可能(ただし,場所による)

GPSで測位する場合,空が開けている状態でなければ,GPS衛星の電波を拾うことができないため測位ができない。しかし,室内でも測位できる場合がある。しかし,かなり精度は低く数百メートル程度である。これは,GPSではなく基地局による簡易位置情報と推測される。ただし,場所によっては測位ができない。私の場合,自宅ではこれによる測位はできない。しかし,駒場の大学の室内では測位ができる。これは,基地局の位置情報対応の有無によるのだろうか。この辺については,事情がわからない。

圏外でも単独によるGPSの測位が可能

先日,遠出をして標高の高いところに行った。山岳地なので,3Gの電波は当然のことながら入らなかった。従来の携帯電話の場合,圏外だとGPSによる測位はできなかった。しかし,試しに測位してみたところ,位置情報が取得できた。これには驚いた。ただし圏外なので,Google Mapsのレイヤは表示されなかったので,自分がどこにいるのかを地図からの文脈で判断することができなかった。ということは,地図を自前に用意できるようなアプリがあれば,圏外でもGPSが使い物になる可能性がある。また,ログをとるようなソフトには役に立つだろうと思う。

移動体に乗っているときに測位すると現在地が移動する

電車の窓の近くにiPhoneを置いて測位しておくと,数秒おきに現在地が移動していくのがわかる。特に,新幹線に乗った場合は,当然のことながら移動が早い。拡大しすぎていると,地図表示が間に合わなくなった。また,現在位置がマップの表示範囲を外となった場合,勝手に視点が移動してくれることはなく,自分で移動してあげる必要があった。

要望:GPSによる測位の状況が知りたい

現状では,iPhone GPSによる位置情報の取得がブラックボックスである。もちろん,ブラックボックスであることは意識しないで位置情報を取得可能という観点から重要だ。しかし,個人的にはある程度はGPS測位の状況を知りたい。GarminのGPSではGPSの配置が確認できる()。GPSは衛星の数と空での配置が重要となるので,測位が可能か不可能かを判断するためにも,こういう測位の状況を知る手段があるとうれしい。

iPhoneに天気系アプリを充実させてほしい

特にブログでは明らかにしていなかったが,iPhoneの白16GBを購入した。発売日の当日に思いつきで町田ヨドバシに並んでみたら,あっさりと整理券をゲット。ただ,手続きの混雑を避けるため,その日には手に入れられず,次の日に入手することができた。しかし,Simカードを認識せず,途方に暮れることに。次の日(日曜)に町田ヨドバシに電話したところ,在庫が無いから他をあたれと言われ,秋葉原ヨドバシに電話して在庫があることを確認し,秋葉原までわざわざ出向いて初期不良として新品に交換してもらった。その場でアクティベーションもしてもらい,無事に使えるようになったわけである。

iPhoneの使用レポートはいろいろなところで取り上げられているので,全般的なことは言及しないつもりだ。位置情報については,後日まとめて書きたいと考えている。今回は,天気関連に絞ってブログを書こうと思う。先に結論を言うと,「日本向けのWeatherbugのようなソフトが無いので作るべき」ということである。

iPhoneのネイティブアプリの天気情報

まず,iPhoneネイティブアプリの天気情報の印象を。このアプリの天気情報は,おそらく海外系の気象情報サイトから来ている。以前使っていたiPod touchでは,天気予報の表示画面の左下の「Y!」をタップして,詳細なサイトに移動できた。すると,海外のYahoo.comの天気情報のサイトに飛ばされた。現在は,Yahoo! Japanの気象情報サイトに飛ばされる。それはそれで良いのだが,ネイティブアプリは海外系の情報を取り込んでいるため,Yahoo! Japanの気象情報で発表されている天気予報との整合性が取れていない。そもそも表示する天気アイコンの表示方式が異なっており,違和感がある。アップルのネイティブアプリなので難しいとは思うが,改善を希望したい。

Yahooの天気情報

iPhoneのSafariのブックマークにはYahooがあり,iPhone用に最適化されたサイトへ飛ぶことができる。その中のコンテンツに天気情報があり,一部については,iPhone用に最適化されている。今日,明日,明後日の,全国天気,気温,降水確率については,iPhone用に最適化されている。各地の天気や天気図,台風情報などの情報へのリンク集についてもiPhone用に最適化されているが,そこから先は通常のサイトへ飛ばされる。せっかくなら,すべての情報について,iPhone用に最適化するべきであろう。

iPhoneでは東京アメッシュが見られない

夏のこの時期,多くの人が夕立を気にする。雨が降っていなくても,上流で雨が降れば川は増水し,危険な場合もある。そこで,リアルタイムで,雨雲の様子を把握することは重要である。東京都下水局の東京アメッシュでは,10分おきでタイムラグがほとんどなく,レーダーによる雨雲の様子を配信しており,詳細な雨の範囲を知る貴重な情報源である。しかし,Safariで対応していないのだ。そのため,Yahoo天気の雨雲レーダーをみなければいけないが,更新頻度が少なくタイムラグが大きいため,使い物にならない。

WeatherBugはインターフェイスが優秀

App storeには,天気のカテゴリがあり,天気系アプリがダウンロードまたは購入できる。種類は少ないのだが,WeatherBugはランキングは高く,フリーなのでインストールしてみた。画面は以下のような表示である。

photo.jpg

Tokyoとなっているが,この場所は位置情報を使って自動的に決定してくれる。私は神奈川県在住で,自宅で設定したが,神奈川県でもTokyoとなった。しかも,詳しく見るとHanedaと書いてあり,羽田空港のようだ。しかも,温度は華氏表示,風速はノットである(注1:SafariでみるWeatherBugでは摂氏対応しているようだ。)(注2:近いうちにアップデートされて摂氏に対応する可能性がある→リンク)。また,画面下にRadarというのがあるが,これは日本には対応していない。温度や風向風速の下にAlertがあるが,気象庁の注意報や警報ではない。結局,海外の天気情報サイトからの情報であるため,日本の詳細な天気情報は十分に整備されていないのだ。

従って,WeatherBugのような国内向けの天気情報iPhoneアプリを開発するべきだろう。大きいディスプレイを生かして,WeatherBugに近いような,ひとつの画面から,必要な情報に簡単にアクセスできるようなインターフェイスが欲しい。また,位置情報を取得して,もっとも近いアメダスの最新の観測情報や気象情報を表示させるとか,雨雲レーダーの地図に自分のいる位置をプロットする等も可能だろう。落雷情報もあるとうれしいかな。

さらに,ソーシャル的な要素を入れて,twitterのようなシステムがあるとおもしろい。私はWeathetterというtwitterの天気関係ポストを拾うことを試みているが,これに位置情報を簡単に与えることができれば,自分の位置情報に近いところのポストを拾うことができれば,有効な天気情報となる。

大手気象情報会社ではなく,中小の気象会社で,アプリの値段は100~200円程度でいいので,天気情報用iPhoneアプリを開発して欲しいと個人的には思う。

レディオヘッドのプロモーションビデオにレーザー測量技術が使用されている

米国のロックバンドであるレディオヘッドのプロモーションビデオ(以下PV)に,レーザーを使った最新の測量技術が使用されているようだ。

レディオヘッドが「ライトもカメラも使わない」実写ビデオ公開 (IT media)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0807/15/news026.html

通常のビデオ撮影にはカメラとライトを使うものだが、このビデオクリップでは、レーザー光線による3Dスキャンを行い、収集した3Dデータからビデオ化した。  米Velodyneのレーザースキャナ装置により、64本のレーザー光線が1分間に900回、360度にわたってスキャンし、そのデータを米Geometric Informaticsが3D化した。

ビデオはGoogleの以下のサイトにて,PVとメイキングビデオの2本の動画が公開されている。

RA DIOHEA_D / HOU SE OF_C ARDS
http://code.google.com/creative/radiohead/

このようなレーザースキャナー装置は,主に斜面や構造物の詳細な3次元形状を測量するために用いられる。地上型レーザースキャナ,または地上型レーザ測量と呼ばれる。地上だけでなく,航空機に搭載するレーザースキャナーもある(私は航空機のほうのレーザスキャナを用いた研究を行っている)。

仕組みとしては,レーザースキャナ装置から,1秒間に数千発のレーザーがパルスとなって周辺にたくさん照射される。そのパルスが地物に反射して装置まで戻ってくる時間を計測し,時間から遠近を把握する。そして,各パルスがどの角度や方向に照射されたのかを把握しておく。そうすることで,装置からレーザーが照射可能な範囲において,詳細な3次元形状が再現できるのだ。

さらに,ずっと装置からパルスを照射し続けてデータを取得し,動画のように見せているところが非常に興味深い。特にPVの最初のあたりで顔の形状が表現されているところである。測量では,同じ対象を長時間にわたってパルスを照射することあまりないだろう。というのも,動くものは測量の対象とはならないからである。ほかにも,装置自身をぶれさせて移動させて取得した形状を乱れさせたり,水の膜を用意してパルスを反射させなくしたりと,測量での用途では考えられない使い方をして遊んでいることも,とても興味深い。

レーザースキャナー装置の用途して主流になるとは考えられないが,こういう使い方を着想する柔軟さや,目の付け所の良さに感心する次第である。

岩手・宮城内陸地震関連の空中写真,衛星画像,地図へのリンク【追加あり】

  • Posted by: tagchan
  • 2008年6月16日 14:57
  • 話題

岩手・宮城内陸地震関連の空中写真,衛星画像,地図へのリンクを追加していく。

【2008年6月25日追加】

国土地理院
平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震に伴う地殻変動と震源断層
http://cais.gsi.go.jp/Research/topics/topic080625/index.html
内容:人工衛星だいちの合成開口レーダによる地殻変動

国土地理院
平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震 情報集約マップ
http://zgate.gsi.go.jp/iwate2008/index2.htm
内容:各種地理情報がオーバーレイ可能。

温暖化問題に対する違和感

ここ数日,複数のテレビ局でエコ関連が番組の主要テーマとして取り上げられている。このような番組を通して,最近の温暖化の話題を眺めていると,温暖化問題狂想曲というくらい,「人間による化石燃料の使用が地球温暖化の主因と考えられる」という温暖化説が盲信されているのを感じる。そして,自然環境の特異な変化を,単純に温暖化が原因と結び付けている報道が多いように感じる。これには,若干の違和感を覚える。

(なお,このエントリのテーマは,温暖化問題やエコ関連を否定することを主旨とはしていない。)

1. 人間を起源とした温暖化説は本当か?

根拠となっているIPCCの報告書では,「人間による化石燃料の使用が地球温暖化の主因と考えられ,自然要因だけでは説明がつかない」という内容となっている。多くの研究者や政府関係者によって,長い時間をかけて作成された報告書の内容は尊重する。私は反論するつもりはない。人間を起源とした温暖化説を支持すること自体は構わないと思っている。だが,科学が出す成果には不確実性が残っているということを理解した上で,人為的起源による温暖化説を支持して欲しい。

実際には,温暖化は人為的起源ではなく他の要因とする説も存在しており,その可能性は完全に排除されたわけではない。また,将来を予測するシミュレーションで温暖化を予測する研究がよく取り上げられるが,シミュレーションには入力するパラメータが多く,現実世界を再現または予測することは難しい。また,パラメータの少しの違いが大きな結果の違いを生じさせることもある。そもそも,地球規模で多くの現象が相互に影響し合って起きる自然現象に対して,100%の自信で断定することは不可能に近い。したがって,「現段階では数多くの研究によって人為的起源による温暖化説が支持されているが,他の原因とする説も出ている」という認識が適切なのである。

繰り返すが,人為的起源による温暖化説を信じること自体は全く構わないと思っている。しかし,この温暖化説が100%正しく,他の可能性は絶対に無い,という認識は適切ではない。それを意識した上で,メディアやさまざまなソースで取り上げられる温暖化問題について,接してもらえると幸いである。

2. 最近の自然環境の変化は温暖化が原因か?

例えば,どこかで集中豪雨や洪水が発生したとか,記録的な高温を観測したとか,そういうシビアな現象や記録的な何かが発生した場合に,すべてを温暖化と関連付けてしまうケースをよく見かける。ほかにも,どこかの湖のある生物がいなくなったとか,今までいなかった動植物が増えたというケースでも,「温暖化の影響」と一言で片付けてしまっているケースを見かける。

もちろん,そのような現象が温暖化が原因である可能性は否定できないのは確かだ。しかし,そういう問題を,一言で「温暖化の影響」と決め付け,思考をストップさせてしまってないだろうか。

例えば,気温や降水量は,多い年もあれば少ない年もあるように,自然現象は「ぶれる」ことがあたりまえだ。したがって,温暖化が原因であると判断するためには,短期的な視点で,シビアな現象や記録的な何かだけの情報にとらわれるのではなく,長期的にデータを観察した上で慎重に判断されなければならないのだ。なので,集中豪雨などのシビアな気象の話題になった場合,「温暖化の影響で...」ということは軽々しく言えない。

まとめ

結局のところ,上記の①と②を深く考えずに信じてしまっている人が多いような印象を受けているために,温暖化問題に対する多くの人々の関心に対する違和感を覚え,それに対する警鐘を鳴らしたいと考えたことが,本エントリを書いた動機である。「そんなこと,みんなわかっているよ!」というのであれば,杞憂に終わることになるので,それはそれで良い。

温暖化問題を通してエコ(エコという2文字で表現することにも違和感を覚えるが...)に力を入れることは,地球のことを考えた行為として,尊敬に値する。それでも,単純な思考はせずに,「地球温暖化ってのは人間が原因である可能性が高いみたいだけど,自然は複雑だし,いろいろとあるみたいだよ」,「異常気象みたいだけど,もっと長い目でみないと温暖化が原因なのかわからないよね」というように,自然に対する複雑性を頭の隅のどこかに置いたうえで,温暖化問題に接してもらえると幸いである。

iPhoneへの期待(位置情報の視点から)

ソフトバンクモバイルは2008年6月4日、「iPhone」を年内に国内で発売すると発表した。iPod touchユーザとしては,このインターフェイスが携帯電話で実現するということで,どこでもあの直感的なユーザインタフェイスでネット上をブラウジングできることに,今から非常に楽しみにしている。

iPhoneの日本の携帯市場へのインパクトについては,いろいろなところで論評されているので,その辺についてはコメントしないが,やはり位置情報の可能性を注目し続けている私にとって,期待したいのはGPSの搭載である。一部報道では,iPhoneにはGPSが付いていないのではないか,という噂もあるようだが,GPSの搭載は期待したいところである(6月10日は分かっているのだけど)。

以前のエントリで書いたように,どんな場所でも位置情報を取得でき,その位置情報をキーとしてネット上を検索し,必要な空間情報やテキスト情報等が可視化され,意思決定に使える情報にすることが重要と考えている。iPhoneを使い,GPSで位置情報を取得できることで,直感的なユーザインタフェイスでブラウジングし,位置情報から有益な情報を,携帯回線を通したインターネットから,取得できるようになるだろう。

あとは,位置情報をキーとして取得した情報の可視化をどうするのか,ということになる。その究極的な形としては,Google EarthのiPhoneへの搭載,ということになるかもしれない。既に技術的には可能なようで,iPhone earthというのが,Where 2.0で発表されて話題となったらしい。ブラウザ上でGoogle Earthが使えるようになったこともあり,今後はiPhoneのような高機能な携帯端末でも,3次元で地理空間情報が可視化されるソフトウェアが登場するだろう。そして,位置情報をキーとして情報の検索→バーチャルな3次元空間上への可視化,というサービスは,いつでもどこでも行えるようになるのは近いかもしれない。

つぶやきのタイムライン表示に注目してPlurkをはじめてみた

  • Posted by: tagchan
  • 2008年6月 4日 23:34
  • 話題

最近はmixiよりも,Twitterの方がおもしろいと感じているのだが,Twitterライクなサービスで,時間軸を考慮した設計のPlurkにも注目している。

tagchan - Plurk.com
http://www.plurk.com/user/tagchan

Plurkでは,タイムラインでつぶやきが表示される(下図参照)。また,TwitterのようなFollow機能もあり,Followした人のつぶやきも表示させることができる(設定変更も可能)。

tu.jpg

つぶやく方法は,(英語のサイトなので)英語の動詞を選び,文章を入力してつぶやくのである(下図参照)。つぶやく文字列自体は日本語は対応している。個人的にはこのインターフェイスはとても優秀だと思っている。非常に使いやすい。

tu2.jpg

@nifty TimeLineも同じようなサービスだと認識しているが,こういう時間軸を考えたサービスというのは,重要だと思っている。毎日TwitterやPlurkでつぶやくわけであるが,自分の思考や行動が反映されているわけで,ある意味ライフログとしての側面が出てきている。つぶやいてそのままではなく,時間によって過去のつぶやきを検索したり,集計することができる仕組みを作り,自分の過去を振り返ることが簡単になれば,自分の過去の思考や知識との接点を簡単に作ることが可能となるだろう。

個人的には,FriendFeedにPlurkのようなタイムラインが表示され,各種ウェブ上で発信しているフィードを時間軸で管理,閲覧できるようになるとおもしろいと思っている。もちろん,Twitterでやっている「L:」をつけるなど,位置情報を付与する仕組みも与えて,時間軸と空間軸でも(時空間!),ライフログを整理できればおもしろいと思っている。

国際航業がアジア航測に経営統合を提案

  • Posted by: tagchan
  • 2008年4月22日 22:10
  • 話題

去年のエントリで,国際航業とアジア航測の合併は規定路線なのかと推測したが,その推測が現実になる可能性出てきた。

国際航業ホールディングス株式会社より開示されました「アジア航測株式会社の株式取得に関するお知らせ」において,平成20年4月7日に国際航業ホールディングス株式会社が当社に対して,当社株式の取得方針を伝えるとともに,国際航業株式会社との経営統合の提案を行ったとの記載がありました。

国際航業ホールディングス株式会社による経営統合の申し入れについて
http://www.ajiko.co.jp/documents/oshirase080422.pdf

もともとは,日本アジアホールディングスがアジア航測の株を持っていたのだが,国際航業ホールディングスへ株を譲渡したようだ。ちなみに国際航業ホールディングス国際航業の持ち株会社である。

主要株主である筆頭株主および「その他の関係会社」の異動に関するお知らせ
http://www.ajiko.co.jp/documents/kabunushiidou080422.pdf

アジア航測株式会社の株式取得に関するお知らせ
http://www.kkc-hd.co.jp/news/20080422/20080422_1.pdf

これらの資料によると,日本アジアホールディングスが持っていた議決権ベースで約29%のアジア航測株を国際航業へ譲渡したようだ。譲渡額は,国際ホールディングスの資料によると...

4)取得価額(概算) 2,152 百万円(1株あたり490 円)

とのこと。これで国際航業ホールディングスが29%の株式を取得することになり,経営統合を提案したようだ。国際航業ホールディングスの資料には,統合提案に関係する資料が掲載されており,統合後の体制についても示されている。

3月の読書

今月は8冊読んだ。週2冊読むペースである。

  1. 台湾―四百年の歴史と展望 (中公新書)
    伊藤 潔
    中央公論社
    売り上げランキング: 80721
    おすすめ度の平均: 4.0
    5 著者の熱意
    5 台湾の歴史を客観的に描いた必読の書
    2 公正さに疑問の残る本


  2. バイオマス・ニッポン―日本再生に向けて (B&Tブックス)
    小宮山 宏 松村 幸彦 迫田 章義
    日刊工業新聞社
    売り上げランキング: 219268
    おすすめ度の平均: 4.5
    4 ハンディな辞書としても使えます
    5 オールラウンド


  3. パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本 (アスキー新書 54)
    海部 美知
    アスキー
    売り上げランキング: 11884
    おすすめ度の平均: 4.5
    4 正論だけど薄い内容
    5 「内なる黒船」への期待
    4 ブログから生まれた軽いタッチの日本論
    4 開国への第一歩
    4 日本にシリコンバレー的文化を開花できるか?


  4. おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由 (アスキー新書)
    中島 聡
    アスキー
    売り上げランキング: 21495
    おすすめ度の平均: 3.5
    5 プログラマー、SE、IT系のマーケターなども大いに参考になる内容
    4 「おもてなし」、できてますか。
    2 「おもてなし」のお話は少量だった
    2 おもてなしという翻訳概念だけでは内容として弱すぎる
    4 「上を見て」仕事をするな、「天を見て」仕事せよ


  5. ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く!
    梅田望夫
    文藝春秋
    売り上げランキング: 5108
    おすすめ度の平均: 4.0
    5 Facebook: SNSにおける日本と海外の違い
    5 本当に書きたかったことは。。。
    4 定期的に読み返したい本
    3 ウェブ成功者名言集
    3 もったいない!


  6. お金は銀行に預けるな   金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)
    勝間 和代
    光文社
    売り上げランキング: 449
    おすすめ度の平均: 4.0
    3 疑問点あり
    2 素敵なワーキングマザーから
    4 内容は間違ってません。ただし。。。
    1 お金は銀行に預けなさい
    3 入門のための理論書


  7. その数学が戦略を決める
    イアン・エアーズ
    文藝春秋
    売り上げランキング: 727
    おすすめ度の平均: 4.5
    4 統計学の入門書?
    1 タイトルと評価にだまされた
    5 結果が結果を生む
    4 絶対計算者たちの本当の力
    5 あまり期待してませんでしたが、凄い本です


  8. 学者のウソ [ソフトバンク新書]
    掛谷 英紀
    ソフトバンク クリエイティブ
    売り上げランキング: 169020
    おすすめ度の平均: 4.0
    4 「特権左翼」と「免罪符」
    2 告げ口小学生
    5 定期的に出版すべき
    2 得意満面にエリートの「ウソ」をぶった切る本
    5 学者の論評の鵜呑みはイケナイと諭す啓発書

FriendFeedをはじめてみた

  • Posted by: tagchan
  • 2008年3月15日 16:38
  • 話題

ウェブ上で活動した内容は,RSSフィードで発信されているわけだが,これらをなんとか統合・集約(アグリゲート)できたら便利だな,と思っている。そして,これまでにいろいろと挑戦している。

例えば,Plnetというサービスで,Blogのサイトのような形でフィードが集約できる。

散在するウェブサービスをいかに統合するか
http://www.tagchan.net/blog/2007/05/post_39.html

Plnet - tagchan (なぜかレイアウトが崩れている)
http://plnet.jp/tagchan/

他には,Googleが買収したJaikuでは,複数のフィードを登録して時系列に表示可能だというので,登録してみた。しかし,時間が日本時間に対応していないらしくタイムラグが大きい。また,フィードを読み込みに行く時間間隔があいているため,あまり使い物にならない。あと,あまり盛り上がっていない。

さらに,Tumblrでもフィードを登録できるので,Tumblrでも公開している。これは,ホームページのトップにも表示している。Feedを集約する目的には,これまでは最もTumblrが適していると思っていた。

Tagchan's Time-line
http://tagchan.tumblr.com/

次に登場したのが,FriendFeedというサービスである。FriendFeedの説明は,以下のサイトに分かりやすい説明が掲載されている。

1. ブログ、Flickr、Google Reader の共有フィード記事、Last.fm、del.icio.us などの、あなたのネット上の全ての活動を一カ所に集めて紹介する事ができます。

2. 友人の活動も全部集めて表示する事ができますので、友人が共有しているブログ記事、Flickr の写真、Twitter のつぶやきなどが一つの流れになっています。友人の、ということは自分にとって興味のある可能性が高い情報ばかりが流れてゆくわけです。

3. それぞれの情報の断片にユーザーがコメントを入れる事ができます。たとえば Twitter 上でのちょっとしたつぶやきに大勢のユーザーが返信をしたりして、Twitter の機能的制限を超えたインタラクティブなやり取りが生まれます。

さらに「つながる」ためのサービス、FriendFeed (Lifehacking.jp)

1.の項目は,Tumblrで実現していたが,さらに,2.のように,友人と繋がることもできる。従って,FriendFeed上で誰かをSubscribeすれば,その人のFriendFeedで登録したFeedも流れてくるのだ。そして,3. コメント機能も付いているようだ(Jaikuにもそれっぽい機能があったかも)。

そういうわけで,各種散在して発信しているウェブサービスを集約し,それらの集約されたフィードに基づいて,ソーシャルネットワーク的に繋がっていくサービスなのが,FriendFeedの特徴といえる。複数のフィードを発信している人にはお勧めできるサービスではないだろうか。

まだ参加して間もないのだが,注目していきたいと思う。一応,自分のFriendFeedはこちら。そして,以下がブログパーツである。

MovaTwitter用ブログパーツの作成

Twitterをはじめて数ヶ月経過したが,MovaTwitterが非常に便利だ。その理由は3つある。それは,(1) 携帯で投稿が可能,(2) 携帯電話のGPSから取得した情報から,「L:住所」という位置情報を簡単に付けることができる点,(3) 携帯写真をはてなフォトライフへアップロードできる点,である。

MovaTwitterで取得した位置情報,投稿した写真を,自分のウェブサイトに表示することができるブログパーツを作成した。

Twitter + Google Maps ウィジェット
http://www.tagchan.net/twitter_widget.html

「L:住所」が入っている場合,「住所」の部分だけ抽出して,Google Maps APIのGeocoderを使って,緯度経度を推測する。それを使って,Google Mapsの地図上に,Twitterに登録しているアイコンでオーバーレイすることができる。

MovaTwitterにアップした写真については,エントリ(つぶやき)に表示されている,はてなフォトライフの画像のURLを抽出し,imgタグで画像表示をさせている。

つぶやきのみ,つぶやき+写真,つぶやき+位置情報,つぶやき+写真+位置情報,という全てのケースが対応している。

今後の課題としては,時系列表示を可能にすることと,Google Static Maps APIの利用である。

2008年2月の読書

  • Posted by: tagchan
  • 2008年3月 3日 23:35
  • 話題

あまり本を読む方ではないが,月ごとに読んだ本をリストアップしていこうと思う。続くかどうか分からないが。

  1. 森林関連
  2. 日本の森はなぜ危機なのか―環境と経済の新林業レポート (平凡社新書)
    田中 淳夫
    平凡社
    売り上げランキング: 268273
    おすすめ度の平均: 4.0
    5 林業に対する我々の勘違いと誤解を解く
    2 ほんとかな
    5 目からウロコ、誤った常識を覆す意欲作!
    4 意表を突く森林問題の好著
    5 日本の林業の持続的開発を具体的に論じる本


    だれが日本の「森」を殺すのか
    田中 淳夫
    洋泉社
    売り上げランキング: 68337
    おすすめ度の平均: 4.0
    4 日本の森の将来は?
    4 「木づかいの国」へのヒント集


    地球温暖化問題と森林行政の転換
    滑志田 隆
    論創社
    売り上げランキング: 473238
    おすすめ度の平均: 5.0
    5 温暖化問題の全体像がよくわかりました。

    京都議定書や森林の多面的機能に関する森林行政の変化がまとまっている。


    天野 礼子
    農山漁村文化協会
    売り上げランキング: 138481
    おすすめ度の平均: 3.0
    3 林野庁は、日本の林業は、果たして再生するのか?

    林業でがんばっている人たちの事例が抱負。


    花粉症は環境問題である (文春新書)
    奥野 修司
    文藝春秋
    売り上げランキング: 235990
    おすすめ度の平均: 3.0
    1 植林の失敗と花粉症とは関係がない
    3 花粉症に関するただしい知識をあたえてくれる
    4 ハンディなドキュメンタリー
    4 沖縄の人が羨ましい!

    日本の人工林の問題を花粉症の視点から捉えている。


    森との共生―持続可能な社会のために (丸善ライブラリー)
    藤森 隆郎
    丸善
    売り上げランキング: 302632
    おすすめ度の平均: 5.0
    5 基礎的教科書としてオススメ

  3. IT系

  4. ウェブ国産力―日の丸ITが世界を制す (アスキー新書 047)
    佐々木 俊尚
    アスキー
    売り上げランキング: 45944
    おすすめ度の平均: 4.0
    3 国産ソフトウェアについて
    3 加速する移ろい
    5 PC98の時代がくるかもしれません
    4 1まわり深く掘り下げた国産IT技術の分析

    佐々木俊尚の著書は前から読んでいるので。


  5. ライフハック・自己啓発系

  6. ビジョナリー・ピープル
    ジェリー・ポラス スチュワート・エメリー マーク・トンプソン
    英治出版
    売り上げランキング: 11002
    おすすめ度の平均: 4.0
    2 これではいけない
    4 意義のある人生を送るためのコーチを雇う
    4 著者の行動力は認めますが
    2 「成功」者へのインタビュー研究
    5 リーダーシップの本質を内省させてくれる一冊


    自分探しが止まらない (ソフトバンク新書)
    速水 健朗
    ソフトバンククリエイティブ
    売り上げランキング: 6400
    おすすめ度の平均: 3.0
    3 「自分探し」の落とし穴に転落しかかっているあなたへ
    4 自分探し真っ最中の人には理解できないかもしれないけど
    2 流行の「俗流若者論」に、「自分探し」ってネタを流し込んで「一著」挙がり
    1 博物的な興味でしかない
    3 昔からあった自分探しが何か変に先鋭化している

環境省と気象庁の黄砂情報がリニューアル

2月はもうすぐ終わりとなり,そろそろ黄色い粉が気になる季節が到来した。黄色い粉は,花粉と黄砂である。黄砂情報は,環境省と気象庁から発表されているが,2008年バージョンにリニューアルしたようだ。

  1. 環境省-黄砂飛来情報
  2. 環境省のプレスリリースはこちら。上空にレーザ光線(ライダー)を当てて,黄砂の量を正確に推定するのが特徴である。ただし,中国については,当初公開予定だったが,国家機密ということで観測データは公開されないことに。
    当初は日本、中国、韓国、モンゴルの4か国で観測されたデータを公開する計画だったが、中国が「気象は国家機密」としてデータ提供を拒否したため、中国の情報がないままでの運用開始になった。

    「環境省HPの「黄砂情報」、中国のデータなしで運用開始」 読売新聞

    公開サイト
    http://soramame.taiki.go.jp/dss/kosa/

    envgojp_kousa.jpg

    サイトを見ると分かるが,中国の観測点が無い。また,日本でもそれほど観測点があるわけではなく,12点である。それほど網羅的に観測しているとはいえない。なお,黄砂の量による影響は,上記ウェブサイトの「黄砂飛来量の凡例」を見ると分かりやすい。

    予測については,CFORS呼ばれる黄砂分布をモデルによる計算結果で表示するようだ。2008年2月28日16時現在,表示されていない。おそらく,こちらが元のサイトであろう。

  3. 気象庁-黄砂情報

  4. 気象庁のプレスリリースはこちら。気象庁の場合は,目視での観測で視程を観測する。従って,環境省のような機材を使用して,花粉の量自体は計測してはいない。また,観測点は環境省よりは断然多い。

    黄砂観測実況図
    http://www.jma.go.jp/jp/kosa/index.html

    kishogojp_kousa.jpg

    環境省と同じく,モデルによるシミュレーションを行っており,地表面付近の黄砂濃度の濃度と,大気中の黄砂の総量の多さが分かる。

    黄砂予測図
    http://www.jma.go.jp/jp/kosafcst/index.html

    kishogojp_kousa2.jpg

    メッシュの空間解像度は非常に粗そうだが,黄砂の到達具合が見やすくなっている。ただ,濃度が人間生活の中でどういう影響かを明確に示していないため,一般人が気をつける基準や目安がわからないのが欠点だろう。多少は参考となる基準を提示して欲しいと思う。

2つの黄砂情報サイトを紹介したが,次に様な違いを見出すことができる。

環境省:正確な黄砂の量を観測できるが,観測点が非常に少ない。
気象庁:観測点が多いが,実際の黄砂の量は観測していない。黄砂の予測図からは,黄砂の実際の量や濃度が読み取れないため,対策をとるための判断ができない。

人工林の間伐の意義を考える

  • Posted by: tagchan
  • 2008年2月15日 20:16
  • 話題

京都議定書における森林吸収の枠組みについての解説が,日経エコノミーのサイトで紹介されている。一般向けに多少は分かりやすく説明されていると思う。

「森林吸収で3.8%削減」の中身とは――「マイナス6%」への具体像
http://eco.nikkei.co.jp/column/article.aspx?id=20080214c1000c1

京都議定書では、日本の6%の削減目標のうち3.8%を森林吸収で担うこととしています。ただし、国内のすべての森林が吸収源の対象となっているわけではなく、国際的な運用ルールでは「森林の持つ諸機能を持続的に発揮させるために、1990年以降、人の手を加えていること」がポイントとなっており、具体的には次の3つの行為が行われた森林を吸収源として算定することが認められています。

1) 新規植林:過去50年来森林がなかった土地に植林すること
2) 再植林:1990年時点で森林でなかった土地に植林すること
3) 森林経営:持続可能な方法で森林の多様な機能を十分に発揮するための一連の作業(森林の整備、管理、保全などの手入れ)を行うこと

 このうち、1と2は日本ではごくわずかであり、主体は3になります。このため、国では、間伐の積極的な推進等による健全な森林の整備、伐採規制などをしている保安林や自然公園の適切な管理・保全のほか、これらを進めるために必要な林業就業者の確保・育成、木材利用の推進、森林ボランティアや企業の方々など国民の幅広い森林づくり活動への参加を進めており、このことについては平成17年4月に閣議決定された「京都議定書目標達成計画」にも明記されています。
 なお、3.8%を森林吸収で分担するとの目標達成のためには、例えば間伐については平成19~24年の6年間に330万ha実施することとしています。

「森林」と一括りにされているが,大部分は林業を行っているスギやヒノキなどの人工林のことを指している。これらの人工林で「間伐」を行うことで,京都議定書の定義上,森林経営を行っている人工林であるとみなされ,吸収源としてカウントされるのだ。この人工林の間伐の意義について考えてみたい。

まず,誤解を招きそうなのが,間伐したから二酸化炭素が吸収されると考えることだろう。しかし,間伐されなくても,人工林は二酸化炭素を吸収している。また,間伐したからと言って,吸収量が増加するかというと,それによる寄与は期待できないだろう(参考)。さらに,樹木自体は呼吸をしており,二酸化炭素を固定する一方で,二酸化炭素を放出している。そして,樹齢が増えるほど,吸収量と放出量は同じ量となっていくこと(参考)も,忘れてはならない。

結局のところ,地球温暖化問題全体として捉えて大気中の二酸化炭素を削減するという観点から見た場合,人工林の間伐は炭素吸収量を減少させることに直接的には寄与しない。京都議定書で認められた数字のために人工林を間伐し,間伐された人工林が森林経営された人工林とみなされて吸収量としてカウントできる,と解釈するのが正しい。

今後,間伐に多大な予算が投入される予定だが(参考),間伐した樹木(間伐材)を使うあてがなく,間伐した材をその場所に放置した場合(切り捨て間伐という),時間はかかるが分解されて大気に戻ってしまうわけで,大気中の二酸化炭素を削減する効果があるとはいえない。

今回の間伐を,大気中の二酸化炭素の濃度の増加,抑制,削減という観点から意義を考える場合は,間伐材で固定されている炭素をいかに大気中に戻さない方法で用いるかを考えることも重要である。また,間伐材をバイオマスエネルギーとして化石燃料の代替手段にすることを考えることも重要であろう。しかし,間伐材が今後大量に発生したとしても,それを利用する受け皿が現在の社会システムに十分あるとは考えにくい。また,バイオマスエネルギーにしても,現状ではコストがかかってしまう。

他のアプローチとしては,間伐する予定であっても木材生産を行う予定が無い場合は,強度に間伐して広葉樹を植えて混交林とし,長期的に天然林化してしまう方法がある。天然林化は,元森林総研の藤森氏が主張している。天然林化することで,長い期間を経て老齢林となると,炭素貯留(固定)量は安定的に多い状態を維持できる。また,最近良く耳にする森林の多面的な機能が発揮されることも期待できる。

大気中の二酸化炭素の濃度の増加,抑制,削減という観点からは,京都議定書のための間伐も重要だが,森林(特に人工林)のことを良く理解し,もっと長期的かつ広い視点を持って間伐の意義を考え,適切な対策を講じる必要があるだろう。

気象衛星画像ブログパーツの作成

最近当ブログで取り上げている気象衛星だが,これのブログパーツを作成してみた。天気関係のブログパーツだと,天気予報や降雨レーダなどが登場している(リンク)。しかし,気象衛星関係は見当たらなかった。特に役に立つわけではないが,見た目も多少はおもしろいので,使う人がいてもおかしくないとは思っている。

実は2月に入ってから,当ウェブサイトの右側の下に表示させてあるのが,気象衛星画像ブログパーツである。一応,別ページも用意した(リンク)。画像は,東大生研にあるWebGMSを利用している。また,画像を切り替えるようにしてあり,いつ撮影された画像なのかも分かるようになっている。

そして,貼り付けるコードは以下の通り。なお,コード内に「window.onload」を使っているため,bodyタグでonloadを使っている場合は,Latestをクリックしないと画像が表示されないと思われるので注意が必要である。

<script type="text/javascript" src="http://www.tagchan.net/mtsat.js"></script>
<script type="text/javascript">
window.onload = function(){getmtsatJSON(0);}
</script>
<div style="background-color:azure;border-style:solid;border-color:#125ebc;border-width:1px;font-size:11px;width:170px;padding:5px;">
<div align=center><b>気象衛星ひまわり<br>MTSAT画像</b><br>
<input type="button" value="&lt;-" onClick="prev()">
<input type="button" value="Latest" onClick="getmtsatJSON(0)">
<input type="button" value="-&gt;" onClick="next()">
<div id="mtsat_time"></div>
<div id="img_src"></div>
<br>by ERI/IIS/U-Tokyo/Japan</div></div>

※現在,処理を行っているサーバーが停止しています。

京都議定書の炭素吸収源としてカウントするための人工林の間伐

  • Posted by: tagchan
  • 2008年1月31日 23:40
  • 話題

京都議定書において,日本は1990年から6%の温室効果ガスの削減目標が設定されている。そのうち,森林管理によって,最大で3.9%が削減量としてカウントすることができる。つまり,1990年から温室効果ガスが増加していないと仮定し,森林管理によって3.9%の削減量が認められてカウントされた場合,他の削減量は2.1%で済む計算となる。実際には,全体では1990年から増加しているので,削減量は2.1%どころではないのだが,森林管理(林業+天然生林の保護・保全措置)による最大の3.9%の削減量は確実に達成しようと,政府は躍起になっている。

しかし,現状では2005年度までの試算では,議定書のルールに基づいた場合は吸収量は2.8%にとどまっている(参考:環境省中央環境審議会地球環境部会 第5回懇談会資料「森林吸収源対策について」)。認められる最大値である3.9%に近づくために,森林管理として人工林における間伐を追加的に実施する。そうすることで,京都議定書における森林管理の面積に含めることができるのだ。このような背景が,下記記事の間伐促進の背景である。

また,上記資料によると,120万ヘクタールの追加の間伐が必要らしい。120万ヘクタールは,東京都の面積の約6倍に相当する。広大な面積を,国の補助として間伐を行うことになる。

「 間伐促進で市町村に交付金 温暖化防止で特措法案」東京新聞

林野庁は29日、地球温暖化防止対策として森林の間伐事業を促進する特別措置法案をまとめた。農相が定める基本指針に基づいて、間伐事業に取り組む計画を作成した市町村に対し、国が事業費の一部を直接補助する交付金制度の創設を盛り込んだ。

 間伐事業に対する国の補助金は、都道府県を通じて配分されているが、京都議定書の森林吸収量の目標達成に向けて毎年20万ヘクタールの追加的な間伐が必要なことから、直接補助により市町村主体の取り組みを促す。

 特措法案に基づく交付金は、過去の実績を上回る追加的な間伐事業について、経費の半額を国が負担する。2012年度までの時限措置で、今国会で成立すれば08度中に施行する。

「間伐費用の半額 市町村に助成へ 農水省方針」北海道新聞

農林水産省は二十八日、森林整備計画を策定した市町村を対象に、国が間伐費用の半額を助成する方針を固めた。森林整備による地球温暖化防止策の一環として位置づけ、森林間伐等促進法案(仮称)を今国会に提出する。

 新たな助成制度では、市町村が間伐の対象区域や面積などの森林整備計画を策定。その上で、国が間伐に必要な経費の半額、残りを市町村と森林所有者が負担する。作業道の整備や鳥獣被害防止のための柵の設置費なども対象に含める。このほか、施設整備などに限られている地方債を、間伐事業にも発行できるよう総務省とも調整している。間伐事業には、国が事業費の五割、都道府県が二割、森林所有者が三割を負担する助成制度があるが、都道府県の財政難などから事業が進んでいない。

記事では,都道府県の財政難から間伐が進んでいないとしているが,そもそも間伐を行いたいという土地所有者のニーズがあるのかが疑問である。林業活動を行っているから,間伐を行うわけだが,昨今の国内の林業の状況を考えると,間伐を行って林業で収益を得ようとする土地所有者は決して多いとはいえないだろう。

間伐によって林業が促進される可能性はあるかもしれないが,間伐は1度きりで終わるものではない。この法案は2012年までであるが,その後はどうするのだろうか?林業を取り巻く情勢が変わらなければ,そのまま放置される可能性もあるのではないだろうか。

また,間伐された材木をその後どうするのか,気になる。間伐材は,細くて劣勢な木を間伐する場合もあれば,優勢な木も間伐する場合もある。つまり,十分に建築の資材となる材木も含まれるのだ。大量に発生する間伐材を受け入れる体制が国内に整っているのだろうか。

結局,この間伐は,京都議定書で定義された日本の森林の炭素吸収量の上限値である3.9%に近づけるために行う間伐なのである。数字合わせのための間伐といっても過言ではないかもしれない。林業の側面から出てきたニーズがあって行われる間伐ではない。

京都議定書を達成させるためには,間伐が必要なことは認めるが,目的が京都議定書の数字の達成になってしまっている。長期的な大気中の二酸化炭素の削減や,長期的な林業の建て直し,という観点は,残念ながらあまり感じ取ることはできない。

2007年を振り返る&2008年の抱負

  • Posted by: tagchan
  • 2008年1月 2日 12:04
  • 話題

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2008年になってしまったが,2007年を振り返る。

2007年はじめにtagchan.netをドメインを取得し,ほぼ1年経過した。なんとなく一国一城の主になった気分。Blogは2006年同様に色々と書き,作品もいろいろと作ったした気がする。

Blogで書いた文章は,地図・リモートセンシング・天気関係というニッチなジャンルで書いているのだが,頻度はそれほどではなかったので,散発的だった。なかなか文章を速く書けないので,仕方ないのだが,文章を軽くして更新頻度を多くしていきたい。

作品は,地図系を中心に色々と作った。年初はMapserverだったが,あまり使用用途がなく,途中でMapServerから離れてしまった。そして,4月にデジタル一眼レフを買ったので,写真+位置情報で作品を作った。特に,Flickrは写真に位置情報を簡単に入れられるので,地図とのマッシュアップは容易だった。また,PHPを使って,Exifの位置情報付き写真をマッピングするシステムも作った。秋以降は,API作りに凝って,日射量・標高・土地被覆の各APIを作った。最近は,Twitterに注目していて,空間情報を取り入れた作品を作っている。

2008年は,なんといっても最優先なのが,「博士論文の執筆」と「博士論文のための研究」である。これについては,当然のことながらBlogよりも優先順位は高い。だが,なるべくBlogの更新は続けたいし,なるべくエントリーの数を多くしていきたい。また,文章は重すぎないように心がけたいと思う。

作品系はいつも思いつきで作っているのだが,PHP,Javascriptを中心に,地図との関連で小さい作品を作っていければと思う。今後は,携帯電話系の位置情報を使ったサービスを視野に入れることができればと思う。また,PerlとかRubyがどんなものなのか興味がある。

Twitterをはじめてみた

  • Posted by: tagchan
  • 2007年12月24日 17:11
  • 話題

半年以上遅れているが,Twitterをはじめてみた。Gtalkで投稿できたり,Firefoxのアドオンでも投稿可能。さらに,携帯電話でも投稿できるらしいので,何かと続けられるかもしれないと思っている。

Tagchan - Twitter
http://twitter.com/tagchan

そして,Twitter APIを使って,自分のウェブサイトに最新の1行+時間を表示させてみた。ちょうどタイトルの真下あたりに表示される。APIではJSONによる出力があるので,簡単に表示可能だった。

Twitterには,表示のためのスクリプトが公開されているのだが,これをちょっと改変する。まず,こちらにアクセスして,Otherをチェック。さらに,次のページでHtml/Javascriptを選択すると,貼り付け用のコードが表示される。このなかの,
http://twitter.com/javascripts/blogger.js
を改変するのだ。このjsファイル中のtwitterCallback2がJSONのオブジェクトになる。そして,その下のrelative_timeが時間表示の部分である。これをこんなふうに改変した。relative_timeの方はそのままである。

なお,この改変はGoing My Wayさんのエントリの一部を参考にさせていただいた。

そして,html内に以下を貼り付ける。USER IDに自分のIDを入力するのである。

<div style="font-size:10px;" id="twitter_div"><a href="http://twitter.com/USER_ID" style="font-size:10px;">Twitter</a> Status : <span id="my_twitter_status"></span></div> <script type="text/javascript" src="http://www.tagchan.net/twitter.js"></script> <script text="text/javascript" src="http://twitter.com/statuses/user_timeline/USER_ID.json?callback=twitterCallback2&count=1"></script>

Continue reading

MyMiniCityで街づくりはじめました。

  • Posted by: tagchan
  • 2007年12月19日 16:27
  • 話題

特に,何かあるわけではないが,とりあえずはじめてみた。

友達にURLを渡してアクセスしてもらうと街が育っていくゲーム『MyMinCity』 (百式)
http://www.100shiki.com/archives/2007/12/urlmymincity.html

MyMinCityで登録すると、あなた専用のURLをもらうことが出来る。すると、そのURL自体が一つの街になり、そこにアクセスするたびに街が育っていくという仕組みになっている。

シムシティーを思い出すこの空からの視点の傾き具合。RSSで出力されるし,今後どうなっていくのか様子を見てみようかなと思う。少しだけでも,町作りをいじれると楽しいかな。

Tagchan - MyMiniCity
http://tagchan.myminicity.com/

「Write in the News Bulletin」をクリックすると,コメントを書き込むことができる。

Google Chart APIがおもしろい

  • Posted by: tagchan
  • 2007年12月 7日 17:45
  • 話題

Google Chart API
http://code.google.com/apis/chart/

URLにパラメータを入力するとグラフが返ってくる。非常に,わかりやすくてきれいなグラフが描画されるので,今後いろいろと重宝しそうな気がする。

で,ためしにグラフを作ってみた。これは小生が開発した日射量APIで計算した,東京都目黒区駒場におけるポテンシャルの日射量計算結果である。


http://chart.apis.google.com/chart?
chs=250x205&
cht=lc&chxt=x,y&
chd=t:26.46,34.85,56.26,73.70,89.49,83.99,86.49,76.40,62.04,46.14,29.51,23.56&
chxl=0:|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|1:||10|20|30&
chg=8.33,6.66&
chtt=Monthly+Solar+Radiation|(MJ/m^2/day)

パラメータについて説明していく。

chs=250x205
横×縦の画像サイズ(ピクセル)を指定している。(cshはchart sizeの意味)

cht=lc
グラフタイプ(chart type)は線グラフ(ラインチャート; line chart)。

chxt=x,y
グラフの軸タイプは,X,Yの両方ともラベリングする。

chd=t:26.46,34.85,56.26,73.70,89.49,83.99,86.49,76.40,62.04,46.14,29.51,23.56
実際のデータの記述部分。後で詳述。

chxl=0:|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|1:||10|20|30
ラベルの文字の表示(chart axis label)。01~12まではx軸。10,20,30はy軸。

chg=8.33,6.66
グラフ内のグリッドの間隔(chart grid)。8.33はx軸の間隔,6.66はy軸の間隔。

chtt=Monthly+Solar+Radiation|(MJ/m^2/day)
グラフタイトル(chart title)。

気を付けるところは,chdの部分のデータは0~100の範囲で表現される。つまり,実際の値を0~100でおさまるように,変更する必要があるのだ。なので,chxlでラベルを10, 20, 30としているが,データの値(chd)では80以上の値がある。これは日射量の値が0~40の範囲なので,40を100として正規化したのである。chgのグリッド間隔は,この0~100の範囲の場合の値を指定している。

早速だが,日射量APIにはこのAPIをマッシュアップさせて表示させることにした。

日射量API
http://www.tagchan.net/sample/sun_api.html

稚内と沖縄くらいであれば,日射量の違いが分かるはずである。

太陽のこよみ計算APIの自作

  • Posted by: tagchan
  • 2007年11月 5日 21:25
  • 話題

前エントリーで全天日射量計算APIを自作したが,今回はそのときのコードを生かして太陽のこよみを計算するAPIを自作した。一応,前回と同様にGoogle Mapsとのマッシュアップした結果も示した。

Sun tracking API
http://www.tagchan.net/sample/sun_track_api.html

月,日,緯度,経度をパラメータとして与えると,JSON形式※1で,日の出時間と太陽方位,南中時間と太陽高度,日の入り時間と太陽方位を計算する。この計算は,標高が0mで周囲に山などが無い平坦な場所を仮定しているので,実際とは時間が異なる可能性があることに注意が必要である。

この太陽のこよみ計算APIは,今後,時と分を与えると太陽高度と方位も計算されるAPIを作成する予定である。

※現在,サーバーは停止しています。

※1: 厳密には出力される形式はJSONP(JSON with Padding)である。JSONPについては,こちらが詳しい。

全天日射量APIを作ってみた

  • Posted by: tagchan
  • 2007年10月25日 23:26
  • 話題

Web2.0関連で色々なAPIが登場している。その流れに乗ってAPIを自作してみた。APIの定義については,こちらが参考になるだろう。今回作成したのは,緯度と経度をパラメータとして,日射量を計算するAPIである。

具体的には,晴天日における一日の積算日射量を計算するプログラムを作成した。日射量には,太陽から放射された光が直接地上に達する「直達日射」,大気中の日光の散乱により間接的に地上に到達する「天空日射」に分かれており,この2つをあわせて「全天日射」と呼ぶ。このAPIでは月平均の日積算全天日射量が計算できる。

出力形式はJSONとした。この形式はJavascriptで簡単に読み込むことができる。

JSONの出力結果例は以下の通りである。PHPのSystem関数を使い,Cのプログラムを実行する。
http://webmodis.iis.u-tokyo.ac.jp/~tagchan/clanguage/monthly_rad.php?lat=30&lon=140

このAPIの説明のページを作った。一応,日射量を計算するc言語のソースコードも載せておいた。
http://www.tagchan.net/sample/sun_api.html

また,せっかくAPIを作ったのでGoogle Mapsとマッシュアップした。上記サイトにはGoogle Mapsとのマッシュアップの一例が紹介されている。地図をクリックすると,パラメータとなる緯度経度を読み取り,リクエストした計算結果を受け取るようにしている。

もともとは,森林の成長をシミュレーションするために日射量が必要だったため,c言語でこのプログラムを書いていたのだが,もったいないので,APIという形で公開することにした。非常にマニアックなAPIだが,思わぬ利用者が出てくるかもしれないので...。

緯度経度を入れると日の出と日の入り時間を出力するプログラムを今後公開する予定です。

※現在,サーバーは停止しています。

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GPSで果物窃盗犯が御用

  • Posted by: tagchan
  • 2007年9月14日 08:55
  • 話題

GPSが果物窃盗犯の逮捕に貢献したようです。

大田市場からグレープフルーツ盗む、GPSで御用 (日経ネット)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070913AT1G1301613092007.html

窃盗被害が相次いだことから、被害者の仲卸業者がグレープフルーツの箱に全地球測位システム(GPS)装置を忍ばせ、これを基に淀橋市場に移っているのを発見。通報を受けた同署が中村容疑者を特定した。

物流段階での窃盗のようです。この記事を読む限りは,GPSを箱にくっつけて,さらに発信機能を搭載していたということでしょうか。昔のアニメや映画に出てきそうな,発信機を忍ばせて,探知機(ドラゴンボールのドラゴンレーダみたいな)を基に追いかけるような場面を想定してしまいました。

物流のために,電子タグやGPSをつけることが模索されているようですが,GPSは物流の効率化だけでなく,窃盗対策にも有効ということなのでしょう。

森林の役割と現実

  • Posted by: tagchan
  • 2007年8月15日 11:40
  • 話題

温暖化対策としての森林整備、「国や自治体が進めるべき」が79.6% 世論調査結果(EICネット)
http://www.eic.or.jp/news/?act=view&word=&category=&serial=17236

内閣府が全国20歳以上の男女3,000人を対象に行った、「森林と生活に関する世論調査」結果が、平成19年8月13日までにまとまった。  この調査は、森林に期待する役割、森林や木材の利用、地球環境問題と森林について政府が取り組むべき方針--などに対する関心・意識を調べたもので、19年5月24日から6月3日にかけて、個別面接聴取方式で実施。有効回答は1,827人(60.9%)だった。  このうち、森林に期待する役割を聞いた質問(3つまでの複数回答可)では、「CO2吸収による温暖化防止(54.2%)」をあげた人が最も多く、「洪水などの災害防止(48.5%)」、「水資源を蓄える働き(43.8%)」、「空気をきれいにしたり、騒音をやわらげる働き(38.8%)」がこれに続いていた。

林野庁や環境省の宣伝効果があったのか,世論調査によると,森林の役割として二酸化炭素吸収が認知されたようだ。しかし,国内については,今後は二酸化炭素の吸収は望むほど効果が出るとは考えにくい。

樹木というのは,若年段階において一番生育が活発で幹が太くなる速度が速いのである。従って,それだけ炭素をたくさん固定するのである。また,意外と知らない人が多いのだが,樹木も生物であるため,人間のように呼吸しており,二酸化炭素を放出している。生育が活発な若年段階では,固定量と放出量を比較すると固定量の方が上回るので,吸収しているといえるのである。そして,高齢になるほど吸収量と呼吸量が同じとなる。

国内の人工林を見ると,1960年代前後に植栽した多くの樹木は,若年段階を通り越しており,二酸化炭素の収支は±0に近いのである。また,これ以上国内で森林面積を増やすことは難しい。従って,このままの森林の状態では,国民が望むような二酸化炭素固定効果は,今後それほど望めないのである。

国内で炭素固定効果を発揮するためには,森林を伐採して木材として使用し,そして植林するサイクルを確立する必要がある。近年は,海外へ輸出される木材の量が増えているらしく,林業が上向くことが期待される。また,最近ではバイオマス・エネルギーが注目されており,新たな材の使い道となる可能性がある。

これからの森林のあり方を考えるには,エネルギー政策,環境政策,林業政策など,包括的に考えていく必要がある。今回の世論調査が示すように,森林を地球環境保全としての側面としても理解があることを考えると,上記に示した包括的・総合的に森林のあるべき姿を議論し,新しい包括的な森林経営を確立する段階に来ていると考えられる。

鎌倉であじさい撮影

  • Posted by: tagchan
  • 2007年6月11日 22:01
  • 話題

たまには,お固い話し以外のことも書こうと思います。

6月10日の日曜日の午後は,鎌倉の長谷にあじさいの写真を撮影に行ってきました。午前中は雨だったので,午後の人出は少ないかなと思ったので。

行った箇所は3つ。行った順番は,御霊神社と光則院と長谷寺。

まず「御霊神社」。これは当たりでした。境内に入る際,極楽寺側から入る場合は,江ノ電の線路を渡ります。ちょうど踏み切りの途中で線路を見ると,脇にはあじさいがたくさん。藤沢方向を見ると,江ノ電唯一のトンネルの入り口があります。

少し待つと,踏み切りの警報機がなり始めます。江ノ電とアジサイのツーショット撮影ができるんです。見学者の多くが撮影を試みようと,線路脇へ...。結構ギリギリの距離で気をつけないといけません。でも,こういうことができるのは江ノ電ならではです。

ajisai1.jpg

次に訪れた長谷寺は人ばっかりで,期待はずれ。入場したものの,あじさいがたくさん見ることができる通路は40分待ち...。結局その通路には入らずでした。

ajisai2.jpg

次の当たりは「光則院」。長谷寺より道路1本北側にあります。長谷寺に向かう道と違って,光則院へ向かう道はひっそりとしています。人が多くにぎやかな長谷寺の道とは対照的です。境内は多種多様な品種のあじさいが植えられており,人も少ないのでゆっくりと鑑賞することができます。また,なぜか孔雀が飼育されていまして,羽を広げていました。

ajisai3.jpg

てなわけで,のどかな休日でした。

Tumblrによるウェブサイトの手軽なクリッピング

  • Posted by: tagchan
  • 2007年5月17日 11:24
  • 話題

毎日毎日,ウェブ上におもしろい情報がアップされていくわけですが,ソーシャルブックマークだと,ちゃんと選ばないといけない,と考えてしまいます。もっと気軽に興味を持ったウェブサイトをクリップしていくサービスがあったら,便利だなと思っていました。そこで,Tumblrに注目してみました。

シンプルなブログサービス「Tumblr」(ネタフル)
http://netafull.net/blog/019421.html

基本機能は‥‥

・通常のブログ風の投稿

・写真の投稿

・引用して投稿

・リンクを投稿

・IMの会話を投稿

・ビデオを投稿

といった内容を投稿しやすくなっています。これを見ていて思ったのですが、メインのブログは残しつつ、メモやアイデア、URLのクリッピングを保存するのにすごく便利なのではないかと思いました。

もちろんMTなどを流用しても良いのですが、ブックマークレットを使うと、ワンクリックでURLや画像の引用などを自動的に行えるのです。

特に,「リンクを投稿」する機能に着目しているわけです。ブックマークレット機能があるので,ブックマークに登録しておいて,クリップしたいウェブサイトを表示しているときに,ブックマークレットをクリック。小さい別ウィンドウが表示されて,登録するとウィンドウが勝手に消えてくれます。

他にも,スタイルシートがカスタマイズ可能なので,自分のウェブサイトのデザインを引き続くとができます。実は先月から試しにはじめています。

Tagchan's memo
http://tagchan.tumblr.com/

注文をつけるとすれば,過去のクリッピングに簡単にアクセスできる機能が欲しいです。ブログのように月別で表示できると便利だと思います。

散在するウェブサービスをいかに統合するか

  • Posted by: tagchan
  • 2007年5月 1日 21:32
  • 話題

気づけば,ウェブ上でいろいろな情報を発信しています。現在のところ...

・Tagchan's Blog [http://www.tagchan.net/blog/]
自分のサイトのブログ。空間情報,リモートセンシング,天気,たまにウェブサービスなどの話題提供している。

・del.icio.us [http://del.icio.us/tagchan]
ソーシャルブックマークサービス。ブログのネタになりそうな情報をブックマーク。JSONを使って自分のサイトに簡単に表示可能。APIもある。

・Flickr [http://www.flickr.com/photos/tagchan/]
写真共有サイト。最近デジタル一眼レフを買ったので,先月開設。APIでいろいろと遊び中。

・食べログ [http://u.tabelog.com/RvwrTop.asp?LstJpn=0&msu=tagchan]
レストランのレビュー。なんだかんだで100件を突破。食べログのAPIはあるが,個人向けのカスタマイズはできない。

てなわけで,合計4つのウェブサービスをやっているわけです。うまく統合できないものかと考えていたら,便利な方法がありました。plnetです。

PlnetはFlickrやdel.icio.usやBloggerなどのサービスをくっ付けてひとつのブログの様に見せることができる無料のサービスです。

これはあらかじめ登録しておいた複数のサービスのRSSを読みに行き,統合したRSSを作成してくれるサービスです。各RSSのさらに上のレイヤーにあるRSSというわけです。

また,スタイルシートで細かなカスタマイズができるので,自分のサイトのようにすることも可能です。

http://plnet.jp/tagchan/

自分のサイトで「更新情報」としてRSSを表示できるようにしてしまえば便利ですね。

Gooogle、JAXAを買収

  • Posted by: tagchan
  • 2007年4月 1日 22:58
  • 話題

Gooogle、JAXAを買収 (Slashdot)
http://slashdot.jp/article.pl?sid=07/04/01/0158241

Gooogleおよび文部科学省は4/1、文部科学省所管の独立行政法人である宇宙航空研究開発機構(JAXA)の全資産をGooogleに売却し、完全子会社の Gooogle宇宙航空研究開発株式会社となることを発表しました。買収総額は1兆円で、そのうち5000億円はGooogleの新株で賄われます。 JAXAは年間2000億円の予算を消化する組織であり、一部アナリストの間では今回の取引がGooogleの財務に与える影響を懸念しています。ただ、 Gooogleは直近の四半期において32億ドルの売上と10億ドルの純益を記録して、四半期毎にその利益を増やし続けていること、さらに新しく発足するGooogle宇宙航空研究開発株式会社では、全打ち上げロケットの側面にGooogle AdSenceを導入し、電通がその販売協力を行うとも発表されており、それが収益に貢献すると見られています。

日本政府としては、JAXAを手放すかわりに一定のGooogle株式を保有するというメリットを獲得し、Gooogleでは今回の取引を来たるべくNASA買収の予行演習とする計画です。

注) きょうは4月1日です。

20代のウェブ利用率の低下

  • Posted by: tagchan
  • 2007年3月 9日 17:43
  • 話題

パソコン見放す20代「下流」携帯族 (Facta Online)
http://facta.co.jp/article/200703060.html

第二のデバイドが裏付けられたのは、ネット利用動向の調査サービス会社ネットレイティングスが昨年11月に公表した「データクロニクル2006・ファクトシート」。2000年4月から06年3月までの6年間でのPCサイト利用者の年齢構成比のグラフがショッキングだった。これまでネット利用を牽引してきた 20代の比率が劇的に下降線をたどり、直近では全世代の11.9%に過ぎず、50代(11.8%)にほぼ並んでいる。20代人口の減少も反映しているとはいえ、これまでの常識を覆すような数値が出たのだ。

情報源は
http://www.netratings.co.jp/New_news/News11072006.htm
にあるが,詳細は有料らしく,細かい数字は不明である。あくまでも割合なので,数字が変わらなくても他の年代の数が増えれば,割合が減少する可能性がある。その点を考えると,この図だけを示すというのは不親切であり,母集団の数や実際の数字を示すべきであろう。それでも,20代の利用割合の現象は顕著であることは注目に値する。

最近の携帯電話は便利である。リアルタイムでの情報取得の利便性や情報発信の容易性を考えると,携帯電話の方に利が多いことも事実であろう。そう考えると,PC利用の割合が低下することは,場合によっては理にかなっている可能性もある。それをディバイドと決めて良いのかというのは,疑問である。また,この統計は自宅でPCを使う割合であり,会社などでPCを使っている可能性もある。

特に数字などの根拠が無く,PCを使わなくなることを下流とみなす上記記事は,非常に疑問を感じる。それでもこのグラフの示す低下は興味深い。

(注:パソコン利用=ウェブ利用を前提としています。)

【追記 2007年3月9日:今の20台が谷間世代である可能性についての自分の考え】

PCはすぐに使いこなせるわけではありません。ある程度スキルが必要な道具だと思うので,10代の頃にPCを使う機会が多かったかが,その先PCを重視して利用するのかを決めるファクターになると思います。

私は20代の中盤ですので,昔を振り返ってみます。中学・高校の頃は,PCを使う機会がほとんどありませんでした。中学はまだPC98,高校は Windows95が発売されて2年後くらいで,インターネットが普及し始めたころでしたね。大学はSFCのおかげで,PCは生活の一部となりました。

一般的な20代を想定してみると,やはり中高時代のPC環境は自分と同じだったでしょう。また,大学も一人一台という環境まではいってないはずなので,PCの利用機会が激増したとは考えにくいです。一方,家庭では,今の20代の親の世代は,そこまでPCが浸透している世代ではなかったと考えられます。つまり,学校や家庭にPCがそれほど浸透せずに,20代になった可能性があります。

現在,自分のころよりも学校にPCは整備されていると思います。ですので,今の10代はPCに触る機会が多いでしょう。親にあたる30~40代は PCを使うことに抵抗がないので,家庭にPCがある可能性は高いでしょう。そうなると,現在20代の10代の頃と比較して,現在10代の方が,PCに触れる機会が多くなっている可能性は高いかもしれません。

20代が谷間世代の可能性は十分にあると思います。

ホームページ移転しました。

  • Posted by: tagchan
  • 2006年12月28日 17:41
  • 話題

SFCのサーバー上に田口のホームページがありましたが,来年度(2006年4月)からはどうなるかわかりません。てなわけで,早めに移転しておこうと思いまして,ドメインを取得してしまいました。URLは,

http://www.tagchan.net

です。そっくりそのままの内容を移転しています。今後,リンクや研究紹介のページを作成する予定です。

ドメインはこちらから,ウェブサーバーはこちらを使用。年間で5000円くらいで済む計算。「tagchan」に関するドメインは,非常に幸運なことに誰も取得していませんでした。ただ,ドメインの種類によって,価格に差があって,年間の価格はtagchan.netで770円でリーズナブル。tagchan.jpは3500円と高いので断念しました。

このサイトは,インターネット空間上における自分の分身だと思いっています。自分の名前を入れてGoogleで検索すると(検索結果)自分のサイトも結果上位にきていますし(トップページでないのが悔しい),もしかしたら田口の名前で検索してくれる人がいるかもしれません。そういうわけで,リアル空間と同様にまじめに(?)にサイト運営していきたいと思っています。誰が見ているかわかりませんが,今後ともよろしくお願いします。

Google Calendarを試す

  • Posted by: tagchan
  • 2006年4月13日 21:49
  • 話題

グーグル、噂の「Google Calendar」をついに公開
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20101248,00.htm

早速使ってみました。Googleのアカウントを持っていると,簡単にログインできました(こちら)。まだ日本語はないようです。メイン画面は,一日の時間チャートでの表示や,カレンダーのように,1ヶ月の予定が一覧できるモードもあります。予定を入力すると,その予定が,単発的なものか,毎週あるのかなどの周期性も指定でき,たとえば,授業の場合は毎週あるわけですから,毎週あると入力すると,その後の予定は毎週同じ予定を自動的に入れてくれます。なんとも便利。他には,プリントボタンをクリックすると,自動的にPDF化されて表示されます。ただし,まだ日本語対応しておらず,日本語は文字化け。


特筆すべきはGoogle Mapsとの連携でしょう。予定を入力するとき,時間と場所を入力しますが,「場所」を入力すると,Mapというリンクが現れ,Google Mapsで,「場所」で入力した文字列で検索し,場所が表示されます。しかーし,予定の場所って結構細かく入力しますよね。たとえば,部屋の名前とか。そうすると,Google Mapsでの地図検索で入力する場所とはちょっと違ってくるので,今のところうまく機能する可能性は低いです。

Outlookのような感じになっていくのでしょうか。APIでカスタマイズできるらしいですし,今後も注目していきたいですね。

Blog構築

  • Posted by: tagchan
  • 2006年4月 8日 22:56
  • 話題

所属が変わって,気分を入れ替えました。ホームページリニューアルしました。目玉としては,おかげさまで続いているMixi日記を公開することにしました。そのため,Blogの内容とMixi日記にも投稿します。

MovableTypeの記事をmixi日記にお手軽コピーするプラグイン mixiSync
http://www.magicvox.net/archive/2006/02041724.php

デザインですが,某サイトで気に入ったデザインを使わせてもらいました。スタイルシートをたどって,Movable type用にカスタマイズするのに丸1日かかりました。

次に,本ブログやはり地図系の話題が多いわけですから,記事にGoogle Mapsを貼れるようにしました。

Mapper Plugin/ja
http://as-is.net/wiki/Mapper_Plugin/ja

[map:東京都江東区三好4-1-1]

そして,左のスペースには,自分のソーシャルブックマーク(del.cio.us)のリストを表示しました。これは形式がJSON(JavaScript Object Notation)という形式ですので,Javascriptで容易に取り出すことができます。

また,さらにその下には,レストランレビュー食べログ.comのレビューリストを示しました。これはmt-rssfeedというプラグインを利用しました。私がレビューしたレストランの最新5件がリスト表示されています。

ホームページのトップもAjaxやらJSONやらを使ってページを作成しております。維持するのが大変ですな・・・。

測距計

  • Posted by: tagchan
  • 2006年4月 8日 22:36
  • 話題

ゴルファーから"測距マニア(?)"まで、ニコン「レーザー1200S」の意外な楽しみ
http://arena.nikkeibp.co.jp/col/20060316/115879/

「レーザー距離計」というものをご存じだろうか。目標物にレーザーを照射し、反射して戻ってくる時間を基に目標地点までの距離を測定するという機器だ。そのレーザー距離計がここ最近、密かに注目を集めている。

写真を見ると,装置はかなり小さいですね。測定は700mくらいまで可能で計測誤差は0.5m。この記事では,いろいろな場所の距離を計測し,測量っぽいことをやってます。これならおもちゃになりるかもしれません。ただ,値段は5万円以上。自分では買わないな。。。

一時的にCNSアカウントあぼーん

  • Posted by: tagchan
  • 2006年4月 3日 21:38
  • 話題

「東京大学生産技術研究所安岡研究室」
上記名称が自分の所属先です。きょうからはお客としてではなく,研究室のメンバーとして初出勤(出勤というのか,なんというか・・・)したのです。でも,まだ机はなく,今週末にはちゃんと席ができるとのこと。

ただし,慶應のアカウントは残しておきました。メールやホームーページは残るはずだったのですが,突然見えなくなりました。以前,Googleアカウントあぼーんという日記を書きましたが,まさにその再現か?と思ったところ,復旧してました。良かった。

Continue reading

ソーシャルブックマーク導入

  • Posted by: tagchan
  • 2006年3月30日 00:42
  • 話題

ソーシャルブックマークをはじめてみました。
http://del.icio.us/tagchan

たくさんの情報があるわけで,その中から注目するのを日記に載せているわけです。なので,興味あるページに付箋をつけるような意味合いで,はじめてみようと思います。なので,日記でスポットが当てられることが多い,空間情報や天気系よりももう少し広い範囲を網羅するかもしれません。

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