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モバイルSNS&位置情報SNSであるBrightkiteに注目している。注目している理由については稿を改めたいが,APIを公開しているので,それを使ってBrightkiteユーザが「今ココ」を表示できる,簡単なブログパーツを作ってみたので紹介する。
私のウェブサイトのトップページの左に表示してある地図の部分が,そのブログパーツである。内容は,Google Static Maps APIで画像を表示させ,時間と位置を表示するだけの,至ってシンプル作りである。
必要なのは,このbrightkite.jsというファイル。JSONPのコールバック関数を呼び出して,HTMLを作成する。このjsファイル内の,Google Static Mapsには自分のAPIキーを入力する必要がある。 そして,以下のソースを貼り付ければ完成。tagchan.jsonのところを自分のユーザ名に変える必要がある。
<script type="text/javascript" src="http://www.tagchan.net/brightkite.js"></script>
<span id="ima_koko"></span>
<script type="text/javascript" src="http://brightkite.com/people/tagchan.json?callback=BKFeed"></script>
Brightkiteユーザの方々で,よろしければご自由にお使いくださいませ。
また,BrightkiteのiPhoneアプリが登場したので,最近はユーザがかなり増えている印象。Brightkiteの招待も可能ですよ。
Brightkite - Tagchan
http://brightkite.com/people/tagchan/friendstream
以前,各種フィードをアグリゲートして表示できるFriendFeedを紹介したが,個人的には結構気に入っている。少しずつインターフェイスが改良され,最近ではフィードをTwitterへポストできるようになった。また,だいたいメジャーなサイトのフィードを読み込むことが可能であり,PlurkとかBrightkiteも読み込める。また,その各種サービスが対象としている情報に合わせてFriendFeed上に表示される。例えば,Flickrなどの写真系サイトの場合は小さな写真が表示され,Brightkiteであれば,地図が表示される。
また,自分のサイトでも,FriendFeedに登録した自分のフィードを公開することができる。例えば,公式のWidgetが公開されており,これを利用する方法がある。また,APIも公開しており,自分でカスタマイズして表示することも容易となっている。
そんな中で,とても便利なJavascriptを発見したので紹介する。
FriendFeedの自分の情報を表示するJavaScript (The blog of H.Fujimoto)
http://www.h-fj.com/blog/archives/2008/05/09-085522.php
こちらのサイトでは,フィードを自分のサイトに表示するJavascriptを公開しており,当サイトでも利用させていただいている。
ただ,このスクリプトは,文字列のリストだけなので,少し拡張してみたいと思った。というのも,FriendFeedのAPIを細かく見てみると,いろいろと取り出せる情報が多く,拡張性が高かったからである。
Flickrのエントリでは,画像サイズが小さい写真のURLが含まれているので,それをスクリプトから読みに行って表示させることも可能である。また,Brightkiteの場合は緯度・経度までFriendFeedのAPIから取得できてしまうので,地図表示も簡単である。
というわけで,上記Javascriptを拡張し,自分がよく利用しているBrightkiteはGoogle Static Maps APIで地図表示し,Flickrは写真を表示させることにした。
上記紹介したサイトの手順どおり設置した後に,公開されているスクリプトの12行目と13行目の間に,以下のコードを入れる。すると,当ウェブサイトのトップページのようなフィードが表示されるはずである。
if ( entry.service.id == "flickr" ) {
for ( k = 0, m = entry.media.length; k < m; k++) {
var med = entry.media[k].thumbnails[0].url;
html += '';
}
html += '';
}
if ( entry.service.id == "brightkite" ) {
var med_l = entry.media.length;
if ( med_l > 0 ){
var med = entry.media[0].thumbnails[0].url;
html += '![]()
';
} else {
html += '';
}
}
なお,スクリプト内の「---KEY---」はGoogle Maps API Keyであり,各自取得しておく必要がある。また,Brightkiteは写真をポストした場合に,地図と写真が並んで表示される。
FridneFeedユーザでFlickrやBrightkiteを使っている人で,フィードを自分のサイトひ表示したい人にお勧めである。(とてもマニアックかな・・・。)また,他のサービスでもどのような情報が取り出せるのかをAPIで調べてみて,自分でスクリプトを作ってみるのもおもしろい。
過去の自分の行動を顧みることは,いろいろな場面で重要だ。これまでは日記帳を利用することが多かったわけだが,ITによって,テキストデータだけでなく音声,動画,写真を,「ライフログ」として記録することも技術的に可能となった。Googleで「ライフログ」を検索すると,ライフログに関する話題も多く,注目している人が多いと実感する。
特に,位置情報はライフログにとっては有効である。ライフログに位置情報が与えられると,膨大なライフログが蓄積された後に,そのログを検索するための重要なキーワードとなる。また,位置情報があることで,地図と重ねることが可能となるため,そのログの背景や経緯を思い出しやすくなるというメリットもある。
今回は,特に写真のライフログについて考えてみる。ライフログということで,気軽に撮影できることが必須の要件である。また,そこそこのクオリティで写真撮影ができ,位置情報を付けやすい端末が望ましい。そのように考えると,iPhoneが最適である。また,撮影した写真は,インターネット上にアップロードし,蓄積させて検索やタグ付けが容易な,写真共有サイトを利用することが望ましい。そのようなことをiPhoneのアプリで気軽に行える方法を発見したので紹介する。
Klickは,iPhoneで撮影した写真をFlickrにアップロードすることができる無料のアプリである。機能の詳細については,こちらに説明がある。Klickを使うと,アプリ内で撮影し,タグ・タイトル・説明文・公開レベルを設定することが可能である。そして,その場所のGPSの位置情報がジオタグとして与えられ,Flickrへアップロードされる。また,過去の撮影した写真をアップロードする場合や,GPSが取得できない場合は,地図を利用して撮影位置をマニュアルで特定することができる。
ライフログとは別の話になるが,Klickには位置情報に関連した機能が充実しており,位置情報を使ってFlickrで近くの場所で撮影された他人の写真も見ることができる。
iPhoneでFlickrを手軽に楽しめるオールインワン-Klick (iPhone研究室)
GPSと連携して現在地の近くで撮影された画像を表示するだけでなく、Klick内でGoogle Mapの地図を表示することが可能で、地図上に表示されたピンをタップすると吹き出しの中で画像を表示します。同じ場所の写真が数枚ある場合は、吹き出しの中で切り替えることもできます。
Flickrでは,KMLで配信可能なので,Google Earthで表示もできる。また,GeoRSSもあるので,Google Mapsにも表示可能だ(リンク)。さらに,位置情報付きのJSONで配信されるので,マッシュアップが容易である。以前,私が行ったFlickr+Google Mapsも容易である(公開できる写真であればの話)。このように,とても気軽に写真のライフログ+位置情報が実現できることから,当面はiPhone + Klick + Flickrによる写真のライフログを継続していこうと思っている。
TagPhotoLog
http://www.flickr.com/photos/tagchan_stream/
このエントリーと関連していると考えられる他の方のエントリーを紹介する。参考にさせていただいた。
・iPhoneで撮った写真をグーグルマップやグーグルアースに表示する iPhone・iPod touchラボ
・iPhoneでPhotoShareを使いながら実現するライフログの形 北の大地から送る物欲日記
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先週のエントリでは,トラッキングのiPhoneアプリを紹介したが,おかげさまでかなりのアクセス数となった。このエントリを公開した後,日経BPで林氏が同じような記事を書いた。この記事では,iTrailとPath Trackerを紹介していた。Path Trackerについては,ノーマークだったので,Path Trackerを購入し,同様にトラッキングログを取得してみた。なお,Path Trackerは115円だった。
Path Trackerを起動すると,まずGPSで位置を取得しようと試みる。もし,失敗したら緯度経度が0度のところ(アフリカの西の海上)に勝手に設定される。iボタンで設定画面に移動する。
はじめに,アカウントを作る必要がある。メールアドレスとパスワードを入力する。そうすると,アカウントが作成され,Path Trackerのサイトでログインすることができる。ログイン画面については後ほど説明する。「新規パスを開始」をタップし,完了をタップしてメインに画面に戻る。そして,トラッキングが開始される。
iTrailやGPS Trackerとは違って,Path Trackerはメイン画面で地図が表示される。これは個人的にはうれしい。メイン画面では位置,高度,経過時間,平均速度,移動距離が表示されるが,この辺はiTrailの方が詳細である。
トラッキングを終える場合は,iをタップして設定画面へ移動し,停止をタップする。ログは,PathTracks.comへ送信をタップすることで,サーバーにアップし,Path Trackerのサイトで見ることが可能となる。
先ほどのメールアドレスとパスワードでログインすると,過去のトラッキングのログが表示される。Viewをクリックすると,選択したトラッキングがGoogle Maps上に表示される。表示されたトラッキングのデータは,KML形式やGPX形式でダウンロード可能である。また,「Share it」または「Share this path」をクリックすると,このサイトへ誰でもアクセスできるようになる。ちなみに,上記画像のサイトはこちらである。東林間駅からコメダ珈琲つきみ野店までのトラッキングログである。
Shareによる共有の設定後は,Googleのサイト上のGoogle Mapsにて表示可能である。上記のパスが表示されているサイトにKMLのリンクがあるが,このURLをコピーし,Google Mapsの検索フォームに入力して検索を行うと,パスが表示される。これをマイマップに保存すれば,パスの微調整もできるはずである。しかし,今回は「Unsupported encoding Shift_JIS 」となって保存ができなかった。なお,Googleのサイト上のGoogle Mapsにて表示することは,Google Documentへ保存可能なiTrailでも可能である。
先日のエントリとあわせて3つのトラッキングアプリを使用してみたわけだが,Path Trackerの良い点は,トラッキング中のメイン画面で地図表示されている点である。ただし,表示の詳細さや使い勝手はiTrailの方が上である。また,アプリ提供のサーバーにアップする点はGPS Trackerと同じであるが,GPS Trackerのようなリアルタイム性はない。サイトが公開できるが,GPS Trackerのようなiframeによるブログパーツになるわけではない。
Path Trackerは,iTrailやGPS Trackerと比べて特に卓越した機能があるわけではないことが分かった。今回のエントリと先日のエントリを参考にしつつ,購入の判断材料に用いてもらえると幸いである。
今後これらのアプリはアップデートされていくと予想されるので,使い勝手がよくなったり,おもしろい機能が搭載されることを期待したい。で,早速iTrailはアップデートされて日本語表記が対応した。また,GPSの信号が弱いとか強いなども表示されており,使い勝手がさらに良くなった。
写真に位置情報を与える方法はいくつかあって,以前のエントリーでいくつか紹介した。そこで紹介したのは,Garmin等のGPS端末でトラッキングし続け,あとで撮影時間によって写真と関連付けてEXIFに書き込む方法である。他にも,事後的にソフトウェア上で位置を特定する方法や,ウェブサービスによって位置を特定する方法だった。携帯電話の写真については,以前からGPSつきの携帯電話で一手間かけながら位置情報を与えることが可能であり,それを活用したサービスも考えた(リンク)。そして,iPhoneの登場によって,携帯写真に位置情報を無意識的につけることが可能となった。
そして,今月になってカメラ大手のNikonがデジカメとGPSを連携させる方向に動きはじめた。8月上旬に,コンパクトデジカメのカテゴリに入ると思われるCOOLPIX P6000が発表され,GPSを内蔵するということで非常に驚いた。
ニコンデジタルカメラ「COOLPIX P6000」の発売について
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/whatsnew/2008/0807_p6000_02.htm
GPS(Global Positioning System : 全地球測位システム)を内蔵し、Geotag(写真が撮影された位置情報/緯度・経度[測地系:WGS-84])を画像に付加することができます。 ViewNX、「my Picturetown」において撮影した画像の位置情報と地図との連携をサポート、写真の閲覧・整理・保存において新たな楽しみを提供します。
コンパクトデジカメでGPS内蔵というデジカメはいままで登場していなかったのではないだろうか。以前,RICOHがGPS内蔵カメラを出していたが,工事現場等での使用を想定していた雰囲気がある(リンク)。しかし,P6000はそういう雰囲気ではなさそうだ。他にも,ランサーテクノロジーがGPSカメラを発売していたが(リンク),内蔵ではなくケーブルでの接続だった。
そしてさらに,D80の後継機であるD90の発表と同時に,Nikonの純正GPSユニットが発表され,D90の他,上位機種で使用可能となることが発表された。
ニコン、動画も撮影できるデジタル一眼レフカメラ「D90」発表--新レンズも
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/08/27/052/
撮影時の位置情報などを記録するGPSユニット「GP-1」が用意される。撮影時の緯度、経度、標高、日時が記録できる。地図情報と連携させて、画像つきのオリジナルマップ作成などが可能。「GP-1」はD90のほか、D3、D700、D300、D2シリーズ、D200でも使用できる。2008年11月発売予定。価格は未定。
使用イメージは,Nikonのウェブサイトで見ることができる。フラッシュの部分の上に取り付けるような形になるようだ(リンク,画像)。私はD80を所有しているので,このGPSユニットは使用できない可能性が高い。非常に残念である。
以前は,デジタル一眼レフとGPSを連携する方法は,Garmin等の別のGPS端末を専用ケーブルで接続する方法だった(リンク)。私自身は経験は無いが,2つのバッテリーを考慮する必要があることや,接続時の不具合等が発生しやすいと想定されるので,面倒な作業になることが想像できる。しかし,今回は純正であり,上部に取り付けることができるため,GPSユニットが邪魔にならない。また,純正なので,カメラのディスプレイで位置情報を確認したり,何らかの設定ができるかもしれない。そうなると,Garminで接続していたときと比べてかなり敷居が低く,手軽に写真に位置情報を付けることができるのではないだろうか。
というわけで,今後は他社もGPS内蔵のデジカメを発表し,カメラ+GPSがデフォルトとなるようにして欲しい。また,希望としては,位置情報が分かるようになるのだから,今度はデジタルコンパスによって撮影方位が分かるようになって欲しい。次はGPS+デジタルコンパス内蔵のデジカメの登場を期待したい。
iPhoneを使ってだいたい1ヶ月となる。iPhoneのGPSには期待していたわけなので(リンク),GPSについて感想を述べてみる。AppStoreのソフトウェアについては別エントリーで述べることにするので,今回は「マップ」のみの感想とする。また,他のブログで既出となっている内容が多いかもしれないが,自分へのメモや感想ということで了承をいただきたい。
空が開けていてもGPSによる測位ができないときがある
室内というわけではなく,空が開けている状態で測位しても,位置情報が取得できないことがある。これには,かなり悩んだ。今のところの解決としては,測位できるはずなのに測位できない場合,電源をオフにして再起動するとすんなり測位できる可能性が高い。できないときは本当にGPS衛星の位置が悪かったと諦めるしかない。
GPSによる測位の速度について
条件が良い場合,すぐにあっさりと位置情報を取得できる。Garminの数年前のGPSと測位の速さを隣に並べて比較してみたが,iPhoneの方が早かった。一度きりしか試していないので,どのくらい早いのかどうかは不明だが,測位の速度は従来の専用のGPS端末と比較しても遜色ないのではないかと思う。
室内でも位置情報が取得可能(ただし,場所による)
GPSで測位する場合,空が開けている状態でなければ,GPS衛星の電波を拾うことができないため測位ができない。しかし,室内でも測位できる場合がある。しかし,かなり精度は低く数百メートル程度である。これは,GPSではなく基地局による簡易位置情報と推測される。ただし,場所によっては測位ができない。私の場合,自宅ではこれによる測位はできない。しかし,駒場の大学の室内では測位ができる。これは,基地局の位置情報対応の有無によるのだろうか。この辺については,事情がわからない。
圏外でも単独によるGPSの測位が可能
先日,遠出をして標高の高いところに行った。山岳地なので,3Gの電波は当然のことながら入らなかった。従来の携帯電話の場合,圏外だとGPSによる測位はできなかった。しかし,試しに測位してみたところ,位置情報が取得できた。これには驚いた。ただし圏外なので,Google Mapsのレイヤは表示されなかったので,自分がどこにいるのかを地図からの文脈で判断することができなかった。ということは,地図を自前に用意できるようなアプリがあれば,圏外でもGPSが使い物になる可能性がある。また,ログをとるようなソフトには役に立つだろうと思う。
移動体に乗っているときに測位すると現在地が移動する
電車の窓の近くにiPhoneを置いて測位しておくと,数秒おきに現在地が移動していくのがわかる。特に,新幹線に乗った場合は,当然のことながら移動が早い。拡大しすぎていると,地図表示が間に合わなくなった。また,現在位置がマップの表示範囲を外となった場合,勝手に視点が移動してくれることはなく,自分で移動してあげる必要があった。
要望:GPSによる測位の状況が知りたい
現状では,iPhone GPSによる位置情報の取得がブラックボックスである。もちろん,ブラックボックスであることは意識しないで位置情報を取得可能という観点から重要だ。しかし,個人的にはある程度はGPS測位の状況を知りたい。GarminのGPSではGPSの配置が確認できる(例)。GPSは衛星の数と空での配置が重要となるので,測位が可能か不可能かを判断するためにも,こういう測位の状況を知る手段があるとうれしい。
特にブログでは明らかにしていなかったが,iPhoneの白16GBを購入した。発売日の当日に思いつきで町田ヨドバシに並んでみたら,あっさりと整理券をゲット。ただ,手続きの混雑を避けるため,その日には手に入れられず,次の日に入手することができた。しかし,Simカードを認識せず,途方に暮れることに。次の日(日曜)に町田ヨドバシに電話したところ,在庫が無いから他をあたれと言われ,秋葉原ヨドバシに電話して在庫があることを確認し,秋葉原までわざわざ出向いて初期不良として新品に交換してもらった。その場でアクティベーションもしてもらい,無事に使えるようになったわけである。
iPhoneの使用レポートはいろいろなところで取り上げられているので,全般的なことは言及しないつもりだ。位置情報については,後日まとめて書きたいと考えている。今回は,天気関連に絞ってブログを書こうと思う。先に結論を言うと,「日本向けのWeatherbugのようなソフトが無いので作るべき」ということである。
iPhoneのネイティブアプリの天気情報
まず,iPhoneネイティブアプリの天気情報の印象を。このアプリの天気情報は,おそらく海外系の気象情報サイトから来ている。以前使っていたiPod touchでは,天気予報の表示画面の左下の「Y!」をタップして,詳細なサイトに移動できた。すると,海外のYahoo.comの天気情報のサイトに飛ばされた。現在は,Yahoo! Japanの気象情報サイトに飛ばされる。それはそれで良いのだが,ネイティブアプリは海外系の情報を取り込んでいるため,Yahoo! Japanの気象情報で発表されている天気予報との整合性が取れていない。そもそも表示する天気アイコンの表示方式が異なっており,違和感がある。アップルのネイティブアプリなので難しいとは思うが,改善を希望したい。
Yahooの天気情報
iPhoneのSafariのブックマークにはYahooがあり,iPhone用に最適化されたサイトへ飛ぶことができる。その中のコンテンツに天気情報があり,一部については,iPhone用に最適化されている。今日,明日,明後日の,全国天気,気温,降水確率については,iPhone用に最適化されている。各地の天気や天気図,台風情報などの情報へのリンク集についてもiPhone用に最適化されているが,そこから先は通常のサイトへ飛ばされる。せっかくなら,すべての情報について,iPhone用に最適化するべきであろう。
iPhoneでは東京アメッシュが見られない
夏のこの時期,多くの人が夕立を気にする。雨が降っていなくても,上流で雨が降れば川は増水し,危険な場合もある。そこで,リアルタイムで,雨雲の様子を把握することは重要である。東京都下水局の東京アメッシュでは,10分おきでタイムラグがほとんどなく,レーダーによる雨雲の様子を配信しており,詳細な雨の範囲を知る貴重な情報源である。しかし,Safariで対応していないのだ。そのため,Yahoo天気の雨雲レーダーをみなければいけないが,更新頻度が少なくタイムラグが大きいため,使い物にならない。
WeatherBugはインターフェイスが優秀
App storeには,天気のカテゴリがあり,天気系アプリがダウンロードまたは購入できる。種類は少ないのだが,WeatherBugはランキングは高く,フリーなのでインストールしてみた。画面は以下のような表示である。
Tokyoとなっているが,この場所は位置情報を使って自動的に決定してくれる。私は神奈川県在住で,自宅で設定したが,神奈川県でもTokyoとなった。しかも,詳しく見るとHanedaと書いてあり,羽田空港のようだ。しかも,温度は華氏表示,風速はノットである(注1:SafariでみるWeatherBugでは摂氏対応しているようだ。)(注2:近いうちにアップデートされて摂氏に対応する可能性がある→リンク)。また,画面下にRadarというのがあるが,これは日本には対応していない。温度や風向風速の下にAlertがあるが,気象庁の注意報や警報ではない。結局,海外の天気情報サイトからの情報であるため,日本の詳細な天気情報は十分に整備されていないのだ。
従って,WeatherBugのような国内向けの天気情報iPhoneアプリを開発するべきだろう。大きいディスプレイを生かして,WeatherBugに近いような,ひとつの画面から,必要な情報に簡単にアクセスできるようなインターフェイスが欲しい。また,位置情報を取得して,もっとも近いアメダスの最新の観測情報や気象情報を表示させるとか,雨雲レーダーの地図に自分のいる位置をプロットする等も可能だろう。落雷情報もあるとうれしいかな。
さらに,ソーシャル的な要素を入れて,twitterのようなシステムがあるとおもしろい。私はWeathetterというtwitterの天気関係ポストを拾うことを試みているが,これに位置情報を簡単に与えることができれば,自分の位置情報に近いところのポストを拾うことができれば,有効な天気情報となる。
大手気象情報会社ではなく,中小の気象会社で,アプリの値段は100~200円程度でいいので,天気情報用iPhoneアプリを開発して欲しいと個人的には思う。
米国のロックバンドであるレディオヘッドのプロモーションビデオ(以下PV)に,レーザーを使った最新の測量技術が使用されているようだ。
レディオヘッドが「ライトもカメラも使わない」実写ビデオ公開 (IT media)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0807/15/news026.html
通常のビデオ撮影にはカメラとライトを使うものだが、このビデオクリップでは、レーザー光線による3Dスキャンを行い、収集した3Dデータからビデオ化した。
米Velodyneのレーザースキャナ装置により、64本のレーザー光線が1分間に900回、360度にわたってスキャンし、そのデータを米Geometric Informaticsが3D化した。
ビデオはGoogleの以下のサイトにて,PVとメイキングビデオの2本の動画が公開されている。
RA DIOHEA_D / HOU SE OF_C ARDS
http://code.google.com/creative/radiohead/
このようなレーザースキャナー装置は,主に斜面や構造物の詳細な3次元形状を測量するために用いられる。地上型レーザースキャナ,または地上型レーザ測量と呼ばれる。地上だけでなく,航空機に搭載するレーザースキャナーもある(私は航空機のほうのレーザスキャナを用いた研究を行っている)。
仕組みとしては,レーザースキャナ装置から,1秒間に数千発のレーザーがパルスとなって周辺にたくさん照射される。そのパルスが地物に反射して装置まで戻ってくる時間を計測し,時間から遠近を把握する。そして,各パルスがどの角度や方向に照射されたのかを把握しておく。そうすることで,装置からレーザーが照射可能な範囲において,詳細な3次元形状が再現できるのだ。
さらに,ずっと装置からパルスを照射し続けてデータを取得し,動画のように見せているところが非常に興味深い。特にPVの最初のあたりで顔の形状が表現されているところである。測量では,同じ対象を長時間にわたってパルスを照射することあまりないだろう。というのも,動くものは測量の対象とはならないからである。ほかにも,装置自身をぶれさせて移動させて取得した形状を乱れさせたり,水の膜を用意してパルスを反射させなくしたりと,測量での用途では考えられない使い方をして遊んでいることも,とても興味深い。
レーザースキャナー装置の用途して主流になるとは考えられないが,こういう使い方を着想する柔軟さや,目の付け所の良さに感心する次第である。
岩手・宮城内陸地震関連の空中写真,衛星画像,地図へのリンクを追加していく。
【2008年6月25日追加】
国土地理院
平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震に伴う地殻変動と震源断層
http://cais.gsi.go.jp/Research/topics/topic080625/index.html
内容:人工衛星だいちの合成開口レーダによる地殻変動
国土地理院
平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震 情報集約マップ
http://zgate.gsi.go.jp/iwate2008/index2.htm
内容:各種地理情報がオーバーレイ可能。
- 地図関連
産業総合研究所
平成20年岩手・宮城内陸地震
http://www.gsj.jp/jishin/iwatemiyagi_080614/index.html
内容:地質図,活断層マップ
- 空中写真
国際航業とパスコは,航測会社の災害対応の当番月だったらしい。そのため,航空機で撮影した写真が公開されている。
朝日航洋 【追加】
【速報】 平成20年(2008年) 岩手・宮城内陸地震 斜め写真
http://www.aeroasahi.co.jp/topics/spa_20080615/20080615.html
【速報】 平成20年(2008年) 岩手・宮城内陸地震 レーザ計測
http://www.aeroasahi.co.jp/topics/spa_20080616/20080616.html
内容:斜め写真、レーザ測量
中日本航空 【追加】
平成20年(2008)岩手・宮城内陸地震
http://www.nnk.co.jp/disaster/d080614.html
内容:斜め写真、垂直写真(準備中)
アジア航測 【追加】
平成20(2008)年岩手・宮城内陸地震
http://www.ajiko.co.jp/bousai/miyagi2008/miyagi_iwate.htm
内容:斜め写真、垂直写真(アナログとDMC)
国際航業
【速報】平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震
http://www.kkc.co.jp/social/disaster/200806_iwatemiyagi/
内容:斜め写真,垂直写真,災害状況判読図
パスコ
平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震 災害状況図
http://www.pasco.co.jp/disaster/detail/080615/
内容:斜め写真,災害状況図
国土地理院
平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震関連
http://www.gsi.go.jp/BOUSAI/h20-iwatemiyagi/index.html
内容:空中写真,災害概要図
- 衛星写真
衛星関連だと,日本スペースイメージング(IKONOS)とJAXA(ALOS,だいち)が公開している。アジア防災センターはインターネット地図でALOSデータを公開している。
アジア防災センター 【追加】
http://www.adrc.or.jp/view_disaster_jp.php?Lang=jp&Key=1166&NationCode=392&Frame=no
http://arrs.adrc.or.jp/adrc/MyMap/adrc/index.jsp?key=1166
内容:災害情報全般(上)、衛星画像(下)
平成20年岩手・宮城内陸地震撮影エリア
http://www.spaceimaging.co.jp/gallery/one.php
陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)による平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震の緊急観測結果について
http://www.eorc.jaxa.jp/ALOS/img_up/jdis_iwatemiyagi_eq_080615.htm
http://www.eorc.jaxa.jp/ALOS/img_up/jdis_iwatemiyagi_eq_080615_2.htm
ここ数日,複数のテレビ局でエコ関連が番組の主要テーマとして取り上げられている。このような番組を通して,最近の温暖化の話題を眺めていると,温暖化問題狂想曲というくらい,「人間による化石燃料の使用が地球温暖化の主因と考えられる」という温暖化説が盲信されているのを感じる。そして,自然環境の特異な変化を,単純に温暖化が原因と結び付けている報道が多いように感じる。これには,若干の違和感を覚える。
(なお,このエントリのテーマは,温暖化問題やエコ関連を否定することを主旨とはしていない。)
1. 人間を起源とした温暖化説は本当か?
根拠となっているIPCCの報告書では,「人間による化石燃料の使用が地球温暖化の主因と考えられ,自然要因だけでは説明がつかない」という内容となっている。多くの研究者や政府関係者によって,長い時間をかけて作成された報告書の内容は尊重する。私は反論するつもりはない。人間を起源とした温暖化説を支持すること自体は構わないと思っている。だが,科学が出す成果には不確実性が残っているということを理解した上で,人為的起源による温暖化説を支持して欲しい。
実際には,温暖化は人為的起源ではなく他の要因とする説も存在しており,その可能性は完全に排除されたわけではない。また,将来を予測するシミュレーションで温暖化を予測する研究がよく取り上げられるが,シミュレーションには入力するパラメータが多く,現実世界を再現または予測することは難しい。また,パラメータの少しの違いが大きな結果の違いを生じさせることもある。そもそも,地球規模で多くの現象が相互に影響し合って起きる自然現象に対して,100%の自信で断定することは不可能に近い。したがって,「現段階では数多くの研究によって人為的起源による温暖化説が支持されているが,他の原因とする説も出ている」という認識が適切なのである。
繰り返すが,人為的起源による温暖化説を信じること自体は全く構わないと思っている。しかし,この温暖化説が100%正しく,他の可能性は絶対に無い,という認識は適切ではない。それを意識した上で,メディアやさまざまなソースで取り上げられる温暖化問題について,接してもらえると幸いである。
2. 最近の自然環境の変化は温暖化が原因か?
例えば,どこかで集中豪雨や洪水が発生したとか,記録的な高温を観測したとか,そういうシビアな現象や記録的な何かが発生した場合に,すべてを温暖化と関連付けてしまうケースをよく見かける。ほかにも,どこかの湖のある生物がいなくなったとか,今までいなかった動植物が増えたというケースでも,「温暖化の影響」と一言で片付けてしまっているケースを見かける。
もちろん,そのような現象が温暖化が原因である可能性は否定できないのは確かだ。しかし,そういう問題を,一言で「温暖化の影響」と決め付け,思考をストップさせてしまってないだろうか。
例えば,気温や降水量は,多い年もあれば少ない年もあるように,自然現象は「ぶれる」ことがあたりまえだ。したがって,温暖化が原因であると判断するためには,短期的な視点で,シビアな現象や記録的な何かだけの情報にとらわれるのではなく,長期的にデータを観察した上で慎重に判断されなければならないのだ。なので,集中豪雨などのシビアな気象の話題になった場合,「温暖化の影響で...」ということは軽々しく言えない。
まとめ
結局のところ,上記の①と②を深く考えずに信じてしまっている人が多いような印象を受けているために,温暖化問題に対する多くの人々の関心に対する違和感を覚え,それに対する警鐘を鳴らしたいと考えたことが,本エントリを書いた動機である。「そんなこと,みんなわかっているよ!」というのであれば,杞憂に終わることになるので,それはそれで良い。
温暖化問題を通してエコ(エコという2文字で表現することにも違和感を覚えるが...)に力を入れることは,地球のことを考えた行為として,尊敬に値する。それでも,単純な思考はせずに,「地球温暖化ってのは人間が原因である可能性が高いみたいだけど,自然は複雑だし,いろいろとあるみたいだよ」,「異常気象みたいだけど,もっと長い目でみないと温暖化が原因なのかわからないよね」というように,自然に対する複雑性を頭の隅のどこかに置いたうえで,温暖化問題に接してもらえると幸いである。
