話題の最近のブログ記事
TechCrunch: Flicksquare Sends Your Foursquare Check-In Photos To Flickr http://ow.ly/1aD62D
Flicksquareというサービスで、何が出来るかというと、Foursquareの新しい機能である写真投稿機能をFlickrへ投稿するというものである。FoursquareとFlickrのアカウントがあれば、Flicksquareのサイト経由で、両方のサービスを順番に認証していくことで、利用可能になる。サイトは手順に沿って認証するようなユーザインターフェースなので、非常に分かりやすい。
認証を完了させて、iPhoneアプリのFoursquareを起動し、Checkinして写真をアップロード。実際に行った写真はこちら。投稿した後に、Flickrに投稿された写真はこちら。というわけで、Foursquareで投稿した写真がFlickrへアップできている。ただし、残念なことにFlickrに位置情報が付いていないのである。Flickrのページの右には「Add this photo to your map!」となっており、位置情報が付いていないことがわかる。「Additional info」に、撮影された場所は入っているのだが、緯度経度は入っていないということである。今後、Flickrにもジオタグが緯度経度として自動的に登録して欲しいと思う。
さて、Usuyu氏から以下のようなコメントをいただいた。
InstagramにはFoursquareとFlickrへ自動投稿する機能があるため、あまり使わないかもしれないが、InstagramのiPhoneアプリからFlickrへの投稿はオフにしたままで、Foursquareだけに投稿するケースを試してみた。投稿したInstagramの写真はこちら。次にFoursquareに投稿された写真がこちら。そして、Flickrまで送られた写真がこちら。やはり、先ほどと同様に、位置情報はFlickrには付いていないことがわかる。
まだスタートしたばかりのサービスなので、今後のアップデートに注目したい。
【追記 2011.1.8】
4sqの位置情報が、Flickrのジオタグに反映されるようになったことを確認した(その写真はこちら)。これはうれしい。
阪神淡路大震災から15年ということもあり、地震関係の話題をよく目にする。流行もので大変恐縮だが、Twitterに代表されるソーシャルメディアが地震防災研究に貢献できる可能性について考えてみたいと思う。ここで「地震防災研究」としているのは、実際に地震防災に役に立つ手段なのかが明らかにされておらず、有効性を評価するための研究が必要だからである。しかし、以下の2つの項目に記した文章から分かるように、研究ができる下地は整っており、地震防災研究へ貢献できる可能性は十分にあるといえる。
・地震予知の研究にソーシャルメディアは使える?
毎日新聞のサイトで以下のような記事を発見した。
地震:異常現象を予知に生かそう 関西の産学が本腰(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20100106k0000e040069000c.html
空が赤く光るといった地震前の非日常的現象の情報を集め、地震予知に生かそうという取り組みが今月から始まる。科学では分からない「未科学」の部分を解き明かそうという試みで、「関西サイエンス・フォーラム」(会長=秋山喜久・関西電力相談役)が計画した。京都大や大阪大などの地震や気象、生物等の研究者約30人が参加、一般からの情報も募る。
国は、このようなタイプの研究は行わない立場であるが、大学などの研究機関がこういう研究を行うことは意義がある。「未科学」という言葉が新鮮である。さて、この研究を意味のあるものにするためには、異常現象である可能性がある情報を数多く収集することである。当然のことながら、モバイル端末や携帯電話による一般からの情報は、重要なウェイトを占めるだろう。
こういうものこそTwitterのようなソーシャルメディアが活用できる。タグ付けして写真を撮影するなり文章を、簡単な住所と共にTweetすればよい。iPhoneならTwitterクライアントであれば、自動的に位置情報をつけることもできる。大きな地震がいつ起きるか分からないため、情報を募る期間が読めないという問題点はあるが、上記の方式で情報を収集するコストは、プラットフォームができているので、ほとんどかからないため、やってみる価値はあるのではないだろうか。
・被害などの情報の集約にソーシャルメディアは使える?
アメリカでは、USGS(地質調査所)が、Twitterで地震の情報を収集できるかどうか研究を行っているというニュースを発見した。
アメリカ地質調査所,ツイッターを活用した地震情報収集システムを実験(メディア・パブ)
http://zen.seesaa.net/article/137775957.html
アメリカ地質調査所はこれまでも世界各地で頻発している地震を速報しており,RSSフィードでも時系列で配信している。世界中の限りあるセンサーからのデータをもとに地震発生地を検知していた。ところがこのTED( Twitter Earthquake Detection)では,これまで違って人によるコメントや写真などの情報が地球上のあらゆる場所から集められる。 "earthquake"とか"tremor"のようなキーワードを含むツイートを収集していけば,膨大な情報が集まるようになるだろう。2008年7月の南カリフォルニア地方で起こった地震では,携帯電話の通話が滞ることがあったが,SMSやモバイルアプリ経由のツイッターがかなり使われたという。緊急時のコミュニケーションツールとしてもツイッターは定着していきそうだ。
報道機関や行政機関などは、被害の迅速な把握が必要だが、ソーシャルメディアによって蓄積される情報が役に立つ可能性がある。ノイズが多いことが予想されるが、位置情報が付与され、地震に関するキーワードで検索するなり、決められた(どのように決めるのかは課題)ハッシュタグを付けることで、必要な情報を抽出できる可能性が高い。
大地震が発生すると通信網が遮断される可能性があるため、このような仕組みがうまく働くのかは未知数である。ただ、前述したように、このような可能性を明らかにするための研究にかかる費用は、すでにTwitterなどのプラットフォームはできているため、少なくて済むのである。大きな地震は発生して欲しくないのだが、大地震のような大規模災害が発生した際には、ソーシャルメディアの可能性および有効性を評価してみたいと思ったりしている。
突発的にTwitterでリアルタイム生中継(いわゆる、tsudaる)をやってみた。中継したイベントは、日本災害情報学会大会記念講演「懸念される巨大地震と予知の現状」(阿部勝征 東大名誉教授)。これは、一般の方も申し込めば無料で参加できる講演会だった。
この講演会の直前まで生中継をするつもりではなく、Twitterによるリアルタイム生中継の方法を調べておかなかったため、ハッシュタグをつけ忘れてしまった。
今回のリアルタイム生中継の感想だが、講演者の言葉は前後のコンテキストで語られているため、1つのポストの内容が一人歩きする可能性があると感じた。この点は、引用する人は注意が必要だろう。
-- 以下、twitterタイムライン--
地震防災講演会「懸念される巨大地震と予知の現状」 東京大学名誉教授 阿部勝征氏 posted at 13:31:51
阿部氏:地震予知のための3条件「前兆の存在、前兆の観測、前兆であることの判断」posted at 13:46:40
阿部氏:阪神大震災の前兆は1500報告されている。しかし、疑問があるものが多い。たとえば、ラジオの雑音、赤い満月。posted at 13:49:22
阿倍氏:あとから考えると前兆だったと思ったものは「事後予知」である。しかし、起こる前に前兆から判断することが重要。posted at 13:51:04
阿倍氏:現状は客観的に前兆であると認識する物差しは持っていない。posted at 13:51:35
阿部氏:従って、地震予知は困難である。posted at 13:51:50
阿倍氏:想定東海地震の発生は多くの科学者は認めているが、いつなのかは現時点では言えないので、「いつ起きてもおかしくない」という表現になる。posted at 13:52:57
阿倍氏:想定東海地震は、東南海と南海地震と連動しておきるだろうといわれている。posted at 13:54:32
阿倍氏:想定東海地震が単独で起きるのか、連動するのかは、現時点では研究段階であり、結論は出ていない。posted at 13:55:04
阿部氏:過去、10万回くらい起きているが、過去4回くらいしかわかっていない(江戸時代以降)。どういうパターンなのかはわからない。posted at 13:56:28
阿部氏:愛知県、静岡県は密な観測網があり、判定会が設置された。今から30年前。posted at 13:57:01
阿部氏:想定東海地震の判定会がある根拠は、マグニチュード8クラスという巨大地震だからである。活断層の直下型はマグニチュード7クラス。しかも静岡県の直下で起きる可能性あり、しかも、観測しやすく、理論的には、前兆のマグニチュード5クラスのすべり減少が起きるといわれているからである。posted at 13:58:54
阿部氏:従って、想定東海地震を除くすべての地震は、予知できないということになる。posted at 13:59:57
阿倍氏:判定会が前兆をとらえて黒白の判定するのは無理、ということで1996年に判定会長は辞任した。posted at 14:01:33
阿部氏:気象庁が出せる情報は2つ(二段情報)。異常が現れたという情報(観測情報)と、次は総理大臣が出てきて警戒宣言を出す。しかし、警戒宣言の前に準備情報が欲しいという要望があったが、その当時の科学的知見では出すことができなかった。posted at 14:03:45
阿倍氏:アンケートによると、静岡県の4人のうち3人は予知できないだろうと考えていた。posted at 14:04:55
阿部氏:そのあと、行政・研究・報道で議論してきたが、地震学が研究が進展してきた。それは、「ゆっくりとした滑り現象」である。posted at 14:06:13
阿倍氏:滑り現象をとらえれば、予知できるかもしれないという成果が出てきた。そのため、ひずみ計を用いて検出しようという方向に動いた。2003年から。posted at 14:07:03
阿部氏:漠然とした「前兆現象をとらえる」から、ひずみの計測に特化するという報告となった。posted at 14:07:59
阿部氏:すべりの進行によって、3段階ある。観測情報、注意情報(2004年から)、予知情報(総理大臣の警戒宣言)。posted at 14:09:12
阿倍氏:ようやく、注意情報を出せる段階となったわけである。posted at 14:09:34
阿部氏:2009年8月11日の駿河湾の地震について。(ここからやっとスライド使用)posted at 14:10:08
阿部氏:ポケットベル(メール?)に、判定会のための所在確認メールが来た。メールには「*** 本番 ***」が入っていた。今までは、「***訓練***」だった。posted at 14:11:05
<注意>無料で参加できる講演会の内容を流しています。内容に関する事実関係は、ご自分で確認ください。posted at 14:12:55
阿部氏:(震源分布の地図を見せ、併せて、断面図を見せる)posted at 14:14:49
阿部氏:プレートの沈み込みによる地震ではないことがわかった。posted at 14:15:12
阿部氏:静岡県のひすみ計が変化し、その変化分が想定東海地震の前兆すべりではないのかという課題が残った。posted at 14:16:54
阿部氏:前兆すべりかどうかわからないので、気象庁は「観測情報」を出した。これははじめて。posted at 14:17:18
阿部氏:ひずみの変化がおさまってきて、普段の状態に戻った。そのため、気象庁は11時過ぎに観測情報(3回目)を出して、「東海地震に結び付くものではない」と発表した。posted at 14:18:33
阿部氏:このように、科学的根拠に基づいた判断が行われたのである。posted at 14:18:56
阿部氏:こんかいの出来事で、2つの課題が出てきた。posted at 14:19:09
阿部氏:普段使わない情報が出たことで、「観測情報」とはいったいなんだ?と思った人が多かった。posted at 14:19:46
阿部氏:誰が啓発活動をするのか?とはいえ、普段使わない情報についての周知が大事である。posted at 14:20:09
阿部氏:2つ目の課題。想定東海地震が発生した後は大津波が発生する可能性が高いが、沿岸の人々はすぐには逃げないというアンケート結果が出ている。posted at 14:21:46
阿部氏:想定東海地震では、数分で大津波が来ることを周知する必要がある。posted at 14:22:15
阿部氏:東海、南海、東南海地震について。posted at 14:23:57
阿部氏:慶長、宝永、安政は3つの地震が連動した。しかし、昭和の地震は、南海、東南海は起きたが、東海地震が起きていない。posted at 14:24:52
阿部氏:3つの地震の前後では、内陸で地震が多く起きている傾向がある。posted at 14:25:45
阿部氏:阪神淡路大震災によって、新たな活動期に入ったと考えている科学者もいる。posted at 14:26:21
阿部氏:南海、東南海は、海域がメインなので、ひずみを捉えることができないため、予知は難しいと考えられる。posted at 14:28:23
阿部氏:(南海、東南海地震で予測される津波の分布図を見せながら)、2m以上の津波が数分でくる。海岸付近の木造建物を大破させる津波が発生する。posted at 14:31:24
阿部氏:中央防災会議の被害想定では、3つが連動した場合など、6通りの被害想定をおこなっている。posted at 14:32:12
阿部氏:3つの地震が同時におきると、死者は28300人、全壊建物が96万棟。posted at 14:33:01
阿部氏:東南海、南海地震の被害を半減することを、地震防災戦略と名付けて目指している。posted at 14:34:23
阿部氏:そのためのポイントは、事業継続計画の策定、建物の耐震化、初期消火率の向上の3つである。posted at 14:35:04
阿部氏:事業継続計画(BCP)の策定は、政治・行政・経済の中枢への被害に対して。posted at 14:36:28
阿部氏:建物の耐震化は、膨大な被害量の軽減のため。posted at 14:36:50
阿部氏:地震防災戦略のフォローアップを行っている。しかし、耐震化はほとんど進んでいないのが現状である。posted at 14:37:41
阿部氏:緊急地震速報について。posted at 14:38:12
阿部氏:緊急地震速報は、地震を起きた後にただちに情報を伝えるため、予知とは異なる。posted at 14:39:39
阿部氏:想定東海地震南端で地震が発生したら、東京まで47秒ある。posted at 14:40:18
阿部氏:しかし、直下の場合は難しい。 posted at 14:40:38
阿部氏:緊急地震速報によって、対応できるのは数秒から数十秒である。しかし、あらかじめ訓練しておくことで役に立つ場合もある。 posted at 14:41:27
阿部氏:2009年8月11日の駿河湾の地震では、緊急地震速報はおおむね良好な正確さだった。 posted at 14:42:37
講演会終了。 posted at 14:46:10
はじめに
Twitterでは,自動発言するbotの存在も無視できない。例えば,列車の運行情報botは役に立っており,私も実際にいくつかのbotをフォローしている。便利なbotはこちらのサイトでまとめられている。
Twitterのようなシンプルなインターフェイスで,botを含めたユーザの情報を時系列表示させる方法(Time Line)や,botによる自動的な情報の配信サービスとフォローによる受け取る情報を選択できることは,個々人が必要な情報を受けとることが可能なサービスを考える上で,参考になる。そこで,とにかく実際にbotを作ってみることにした。
作ったbot
tagchan_bot
http://twitter.com/tagchan_bot
このbotは,位置情報SNSであるBrightkiteにおける私の位置情報を定期的に配信する。そのために,私の位置情報を配信しているフィード(XML)を取得している。それをTwitterにポストしている。なお,サーバーはさくらインターネットを使っており1時間ごとに定期的に実行するcronを利用している。以下がphpのソースコードである。
// 文字コード関連。http://www.spencernetwork.org/jcode/を参照のこと。
require_once 'code_table.ucs2jis';
require_once 'jcode.php';
$now_date = time();
$now_time = date("Y/m/d(D)H:i",$now_date);
// Brightkiteのフィードを取得
$burl = "http://brightkite.com/people/tagchan.xml";
$rss = file_get_contents($burl);
$xml_p=xml_parser_create('UTF-8');
xml_parse_into_struct($xml_p,$rss,$r_vals,$index);
xml_parser_free($xml_p);
for ($i=0;$i<90;$i++){
if($r_vals[$i]['tag'] == "LONGITUDE"){
$lon = $r_vals[$i]['value'];}
if($r_vals[$i]['tag'] == "LATITUDE"){
$lat = $r_vals[$i]['value'];}
if($r_vals[$i]['tag'] == "NAME"){
$location = $r_vals[$i]['value'];}
}
$url = "http://twitter.com/statuses/update.xml?";
// Twitter ID & Password
$username = "id";
$password = "password";
$mes = "$now_time 現在,Tagchanは $location (緯度$lat, 経度$lon)にいます。";
$params = "status=". rawurlencode($mes);
$result = file_get_contents($url.$params , false, stream_context_create(array(
"http" => array(
"method" => "POST",
"header" => "Authorization: Basic ". base64_encode($username. ":". $password)
)
)));
?>
いくつかのサイトを参考にしつつ作成したが,かなり簡単に作成できてしまった。
今後の展開
今回はbotの作成を行って発信のみに注目したが,情報を集めるという側面でもTwitterは使える可能性があると考えている。Twitterでは,「@ユーザ名」を含めてポスト(投稿)することで,そのユーザに向けてポストした文章を送ることができる(リプライ機能)。このアプローチを使うことで,情報を収集する手段として使えそうな場面がありそうだと考えている。
例えば,gyuque氏の開発したサービスである「ねる。」は,「@twneru ねる」とか「@twneru おきた」とポストすることで,睡眠時間を記録してくれるサービスである。Twitterのリプライ機能を使って情報を収集する枠組みとなっている。
Twitterのようなインターフェイスおよび枠組みを使うことで,「情報収集→加工→bot等で配信」を行うことが可能なシンプルなサービスが作り出せるのではないかと考えている。
2008年8月から2009年2月にかけて,200ページ以上の学位論文の執筆を行ったが,ファイル管理にDropboxが役に立った。今回,自分がどのようなソフトウェアおよびファイル管理方法を用いて論文を書いたのかを文章として残すために,このエントリを書くことにした。
- 文章作成に使用したソフトウェア
LaTexを使ったことがあり,研究室にも代々使われてきたLatexのテンプレートがあったのだが,MS Wordで書くことにした。一部の図表でLinuxを使う場合があったが,基本的にWindowsを使っていたので,MS Wordを使うことが最も楽であると判断したからである。
図表の作成には,MS PowerPoint 2003を使った。1枚のスライド1つの図表とした。パワポ上でオブジェクトを選択し,「図として保存」とすることで,emf形式に保存した。図表ファイル名は,「figタイトル.emf」や「tableタイトル.emf」のようにして,図表の内容がファイル名から把握できるようにした。
論文はページ数が多くなることが予想されたので,グループ文章を活用し,1章で1ファイルとした。サンプルのグループ文章のファイル群をこちらにアップロードした。doc_thesis.docがグループ文章ファイルで,その他の頭に数字が入るファイルがサブ文章である。グループ文章とサブ文章のファイルは,パスを変えると呼び出せなくなるので,全て同じディレクトリで管理したほうが良い。このグループ文章はくせ者で,慣れるまで試行錯誤が必要である。
- ファイル管理方法
図表ファイルや文章ファイルはDropboxで管理した。研究室にある自分のPCと,自分が所有しているPC(ノートパソコン)にDropboxをインストールし,ファイルを同期させた。つまり,論文作成に関する全てのファイルをDropboxで同期させることにしたのだ。なお,Dropbox上でバージョン管理ができるが,今回は手作業で日付フォルダを作成して,数日に一度コピーする方法とした。
帰宅後も論文を執筆するため,自宅のノートPCにも論文のファイルを移動する必要がある。USBメモリでのファイル移動は面倒だった。また,研究室にノートPCを持っていくことも多く,ファイル管理が煩雑だった。しかし,Dropboxを使うことでファイル管理の煩雑さがゼロになった。また,ノートPCを毎日研究室に持っていっていたが,最終的には持っていかなくなった。
また,DropboxはiPhoneでの閲覧に対応しているため,移動中に執筆した文章を眺め,誤字脱字をチェックしたり,今後の論文の書き方などを考えることができた。(ただし,emfファイルで挿入した図表の日本語部分は文字化けしていた。)
執筆中にPCがクラッシュする事態には遭遇しなかったが,Dropboxで同期しておけば,ファイルが完全に復元できなくなる可能性は極めて低くなるだろう。なので,論文執筆にはDropboxは大変役に立つと思う。
パソコン2台を使って論文執筆を行う場合は,Dropboxは必須といえる。また,1台のみの場合でも,データバックアップという意味でもDropboxは役に立つと思う。
上記のようなテーマに関する内容をブログで取り上げたことはないのだが,あえてこういうテーマについて書いてみたい。なお,研究分野や理系文系の違いによって,今回述べることが当てはまらない可能性があることを予め断っておく。
年末年始の派遣村に代表されるように,派遣切りの問題が噴出してきている。それを受けて,雇用再規制の検討を望む声が出ているようだが,一方で雇用規制の緩和をするべき,という意見もあるようだ。私自身はもうすぐ博士課程を修了し,働く身分となる見込みなので,今後の動向に注目している。
また,雇用に関する問題に関連して,博士の学位を取得した後に正規の職業に就けなかったり,ポストドクター後のポジションが無い等の問題として,いわゆるポスドク問題がある。数年前からマスメディア等で取り上げられており,「高学歴ワーキングプア」などの本が登場し,ポスドク問題を扱ったブログのエントリも多数存在している。私自身も,長期的には高学歴ワーキングプアになる可能性はゼロでは無いわけで,この問題を憂慮している。
これら2つの問題について,メディアの記事やブログ等をたくさん読んできたが,2つの問題は原因は同じで,関連しているのではないかと考えるようになった。結局のところ,解雇規制が緩和されて人材が流動化すれば,ポスドク問題は解決するのではないか,という気がしている。
(ただし,私はこの分野の研究者でも専門家でもないため,このようなことを理論的または実証的に明らかにしたわけではなく,説得力がある説明はできない。私の単なる思いつきと思って,聞いていただきたい。)
仮に,企業等の社会全体の労働者の人材が流動化すれば,適材適所で優秀な人材が選定され,ポスドクや課程博士の就職機会が増える可能性は高いのではないだろうか。博士を取得できるような人材であれば,論理的な思考能力,分析能力,プレゼンテーション能力は訓練されており,能力は比較的高いはずである。したがって,企業はこのような人材を選ぶことが合理的な場合も多くなるだろう(ただし,研究分野によるかもしれない)。自然と,「企業は博士に」という流れが出てくるかもしれない。
そうなれば,博士課程に進むことのメリットが出てくるため,進学者は増えてくるだろうし,企業と大学は以前より密接となり,企業から大学へお金が流れる可能性もある。それは,学生にとっても大学にとっても良いことだと言える。さらに長い目で見れば,理工系離れの解決にも貢献できるかもしれない。
ただし,流動化は早い方が良いだろう。ポスドク1万人計画から10年以上が経過している。また,私より若い世代(博士3年未満の学生)は,博士取得後のさまざまな問題点を良く分かっており,すでに博士課程の入学者数が減少している。博士を取得する学生の規模が縮小してしまうことで,問題が解決したと見なされてしまう可能性がある。そうなってしまうと,もはや手遅れである。
ポスドクは,そもそも流動的な人材である。一部の企業,研究機関,大学のみで流動化するよりは,社会全体の雇用が流動化することで,若い博士が多くの分野で活躍し,社会全体で生産性を高め,チャレンジ意欲の高い社会になることを希望したい。
Google検索による二酸化炭素排出量の算定の結果が波紋を広げているようだ。
グーグル検索2回でおよそ7gの二酸化炭素が排出--米物理学者が指摘 (Cnet)
http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20386361,00.htm
ハーバード大学の物理学者Alex Wissner-Gross氏によると、デスクトップコンピュータ上で一般的なGoogle検索を1回行うと、およそ7gの二酸化炭素が排出されるという。よって、Google検索2回分の二酸化炭素排出量は、やかんでお湯を沸かした時の排出量に匹敵する、と英国The Times紙は現地時間1月11日付けの記事で報じている。
1回の検索で7gが排出される,という言葉と数字が一人歩きしているのではないだろうか(Cnetのタイトルはこれでよいのか?)。このハーバード大学の物理学者がどのような意図で,このような算定結果を求めたのかが知りたい所だ。おそらく,Googleは二酸化炭素をあまりにも排出している,ということを示すために算定したとは考えにくい。
先月,プラネット・グーグルを読んだが,Googleはそれなりに低消費電力型にしようと努力していることが伺えた(第2章)。また,以下のようにGoogleは反論している。
Google、「1回のGoogle検索で二酸化炭素7グラム排出」の論文に反論 (ITmedia)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0901/13/news026.html
同社は「世界一」エネルギー効率のいいデータセンターを設計・設置していると主張。2008年には同社の慈善団体Google.orgが、クリーンエネルギー開発に4500万ドルを投じたこと、同年夏には再生可能エネルギー開発専門事業部を社内に設けたことを説明。さらに2007年には「Climate Savers Computing Initiative」を共同設立し、2010年までにPCによるエネルギー消費量を半分に削減し、二酸化炭素排出量を年間540万トン削減する目標を立てていると主張している。
なお,TechCrunchは,Googleを擁護している(リンク)。私も,この記事の考えに近い。
以下に私の意見を2つ述べておきたい。
- ウェブサービスの二酸化炭素排出量算定方法自体は意義がある
- サービスを利用することによって排出されずに済んだ二酸化炭素の量も考慮するべき
大気中の二酸化炭素濃度を抑制という大義名分もあるが,二酸化炭素排出量を抑えることは,電力消費量を抑えれることに繋がるため,企業の電力に関するコストを低下させられる可能性がある。そのため,可能であれば業界で算定方法を確立または統一すればよい。そうすることで,企業間で排出量を抑えるインセンティブを働かせることができ,業界全体で以前よりも排出量を削減できるかもしれない。
当然のことながら,新しいウェブサービスを始めるために,サーバーを設置して運用することで,必ず電力を消費し,間接的に二酸化炭素を排出することになる。しかし,それによる排出量を算定するのみでは,一方的な評価である。ウェブサービスの利用によって,排出されずに済んだ二酸化炭素排出量を算定することも必要である。つまり,排出された量と排出されなかった量を算定した上で,そのサービスの利用または存在により「二酸化炭素が以前より排出されるようになった」という判断を下すべきである。
ただし,計算してみると,実は排出量がかなり多い結果となるかもしれない。そうなると,他の企業(業界全体として)も同様の傾向となる可能性が高い。そうなることも考慮すると,絶対量で判断するよりは,他の企業との比較による相対的な評価も必要であろう。
また,排出されずに済んだ量を算定することは,人間の行動の中でどの範囲まで含めるかという線引きが難しいと予想され,算定方法は容易ではないだろう。したがって,この点は研究課題といえる。
まとめると,二酸化炭素排出量の算定手法を確立し,業界で算定方法を統一することは意義がある。二酸化炭素の排出量という側面で評価するためには,排出されない量も算定するべきであり,他の企業の算定結果との比較によって,評価されるべきである。ただし,排出されなかった量の算定は難しい。
2009年から,ウェブサイトを「tagchan.net」として,リニューアルすることにしました。ドメインは変わりません。
新しい点は,サーバーを「ロリポップ」から「さくらインターネット(スタンダード)」へ変更したことです。変更した理由はいろいろあるのですが,SSHのターミナルでログインでき,cronを使って何らかの処理ができることが挙げられます。さくらインターネットはロリポップより値段やや高いのですが,容量は3GBもあり,レスポンスも早いです。
また,これを機にMovable Typeのデザインを一新しました。デザインはVicunaさんのテンプレートを利用しました。当初,WordPressへ変更しようかと思ったのですが,ブログではないウェブサイトの作成が可能な点や,今までのウェブサイトのURLを変更したくなかったため,Movable Typeのままとしました。ただ,MT4.2は,以前のMTよりもウィジェットまわりのカスタマイズがしやすくなっており,とても楽にリニューアル作業を進めることができました。
コンテンツについては,特に変更はなく,Blogもこれまでのペースで更新する予定です。作品群につきましては,今後の私の所属先が変わることを考慮し,整理しています。APIはすでに2008年5月に,大学の利用させていただいていたサーバーがクラッシュした影響で,データやプログラムが飛んでしまったので,停止していましたが,土地被覆API以外は閉鎖しました。
私の研究や,位置情報,地理空間情報,天気,リモートセンシングに関する話題を発信していきたいと考えています。今年もよろしくお願いします。
ノートPCを買い換えた。今までは,ThinkPad X40を持ち運び用兼メインPCとして4年9ヶ月くらい使い続けてきた。ちょうど博士論文を書き上げたところで,自分へのご褒美として購入した。最初はネットブックも興味があったが,やはり1台で全部済ませられるノートPCが良いと思い,ThinkPad X200sを選んだ。構成は以下のとおり。
・WXGA+ LEDバックライト液晶 (1440x990)
・1.86Ghz SL9400
・2GB DDR3 RAM
・4セルバッテリ
・250GB HDD (5400rpm)
・Windows XP (ダウングレードでインストール済み)
・無線LAN
・Bluetooth
直販サイトで,購入。いろいろとカスタマイズができて,20万の構成だった。さらに5%引きで19万で購入。2chのX200のスレッドを見ていて,購入時にトラブルが発生している人が多いらしく,非常に不安だったのだが,11月27日注文で12月11日到着ということで,ほぼ予定通りの2週間で届いた。PCの構成も注文どおりで,今のところトラブルはない。
PCが入った箱。届いたときは,さらに一回り大きいダンボールに入っていた。
構成のリスト。直販サイトでは注文後に構成が確認できない問題がある(メールにも構成の一覧は送られてこない)ため,もし直販サイトで購入する場合は,購入時に構成の表を印刷しておくことをお勧めする。
以下はX40との比較した写真である。やはり横幅がある。でも,その分だけキーボードの横幅は余裕がある。また,液晶は額縁のようになっており,縦のサイズはX40の方が大きいのだ。
電源アダプタの比較。右がX40で左がX200sである。X40は3代目のアダプタである。X200sのアダプタの方が軽かった。
使って数日だが,とても快適である。X40と差がありすぎる部分もあるが,非常に満足している。キーボードも打ちやすい。液晶については,LEDバックライトでとても明るい。また,この液晶サイズで1440x990なので,デスクトップは広く感じている。
問題はインナーケースだった。X200sの純正インナーケースは出ていない。X200sのサイズはややイレギュラーなので,探すのに苦労した。明治神宮前にあるAssist Onに行き,実際に試してBUILT NY Cargo Sleeveを購入。このケースなら,むき出しで持ち運びもできるので,便利。ただ,ケース自体がやや重い。


