地図の最近のブログ記事

モバイルSNS&位置情報SNSであるBrightkiteに注目している。注目している理由については稿を改めたいが,APIを公開しているので,それを使ってBrightkiteユーザが「今ココ」を表示できる,簡単なブログパーツを作ってみたので紹介する。

私のウェブサイトのトップページの左に表示してある地図の部分が,そのブログパーツである。内容は,Google Static Maps APIで画像を表示させ,時間と位置を表示するだけの,至ってシンプル作りである。

必要なのは,このbrightkite.jsというファイル。JSONPのコールバック関数を呼び出して,HTMLを作成する。このjsファイル内の,Google Static Mapsには自分のAPIキーを入力する必要がある。 そして,以下のソースを貼り付ければ完成。tagchan.jsonのところを自分のユーザ名に変える必要がある。

<script type="text/javascript" src="http://www.tagchan.net/brightkite.js"></script>
<span id="ima_koko"></span>
<script type="text/javascript" src="http://brightkite.com/people/tagchan.json?callback=BKFeed"></script>

Brightkiteユーザの方々で,よろしければご自由にお使いくださいませ。

また,BrightkiteのiPhoneアプリが登場したので,最近はユーザがかなり増えている印象。Brightkiteの招待も可能ですよ。

Brightkite - Tagchan
http://brightkite.com/people/tagchan/friendstream

twitxr.jpg前回のエントリから間が空いてしまった。一応,無事に生きており,学位論文の執筆で忙しいため,ブログエントリを書く余裕が無い。

しかし,日々iPhoneを使い倒している。そして色々なアプリを使っては消しているのだが,iPhone写真による位置情報付きライフログの取得の方法はklickからTwitxr(ツイッチャ)に移ってしまった。Twitxを選ぶことにした理由を,以下に列挙しよう。

  • TwitxrもFlickrに写真をアップロードできるが,klickはアップロードに時間がかかる。Wifiだとアップロード時間はそんなに違わないのだが,3Gのときはklickだと数分かかる場合がある。電池の消耗が激しいのだ。Twitxrは写真のサイズを落としてアップロードしてくれるので,アップロード時間はそれほどかからない。
  • Twitxrは,名称からも推測できるようにTwitterと連携している。Twitxrは,Twitxrで独自アカウントを設定しなければならないものの,アップしたらTwitterに自動的にポストしてくれるので便利である。
  • ポストしたときのiPhoneの位置情報がTwitxrのサーバへ送信される。さらに,Twitxr自身がAPIを持っており,API経由で位置情報が取得可能であり,今後の拡張性がある。

ただ,問題点もあって,Flickrに写真を送られるものの,ジオタグが付かないために,Flickrでは撮影時に取得された位置情報が認識されない。ここはなんとかして欲しいところだ。また,撮影場所の編集ができないため,アップロード時と撮影時で場所が異なる場合は,修正できない。

いろいろと新しいアプリやサービスが登場するので,非常におもしろいiPhoneだが,色々な要求も同時に出てくる。それならいいっそ自分で開発すれば良いと思えなくもない。それは博士論文が終わる来春以降に考えるとするか・・・。

Tagchan's photo_log (Flickr)
http://www.flickr.com/photos/tagchan_stream/

Tagchan (Twitxr)
http://www.twitxr.com/tagchan/

過去の自分の行動を顧みることは,いろいろな場面で重要だ。これまでは日記帳を利用することが多かったわけだが,ITによって,テキストデータだけでなく音声,動画,写真を,「ライフログ」として記録することも技術的に可能となった。Googleで「ライフログ」を検索すると,ライフログに関する話題も多く,注目している人が多いと実感する。

特に,位置情報はライフログにとっては有効である。ライフログに位置情報が与えられると,膨大なライフログが蓄積された後に,そのログを検索するための重要なキーワードとなる。また,位置情報があることで,地図と重ねることが可能となるため,そのログの背景や経緯を思い出しやすくなるというメリットもある。

今回は,特に写真のライフログについて考えてみる。ライフログということで,気軽に撮影できることが必須の要件である。また,そこそこのクオリティで写真撮影ができ,位置情報を付けやすい端末が望ましい。そのように考えると,iPhoneが最適である。また,撮影した写真は,インターネット上にアップロードし,蓄積させて検索やタグ付けが容易な,写真共有サイトを利用することが望ましい。そのようなことをiPhoneのアプリで気軽に行える方法を発見したので紹介する。

klick.jpgKlickは,iPhoneで撮影した写真をFlickrにアップロードすることができる無料のアプリである。機能の詳細については,こちらに説明がある。Klickを使うと,アプリ内で撮影し,タグ・タイトル・説明文・公開レベルを設定することが可能である。そして,その場所のGPSの位置情報がジオタグとして与えられ,Flickrへアップロードされる。また,過去の撮影した写真をアップロードする場合や,GPSが取得できない場合は,地図を利用して撮影位置をマニュアルで特定することができる。

ライフログとは別の話になるが,Klickには位置情報に関連した機能が充実しており,位置情報を使ってFlickrで近くの場所で撮影された他人の写真も見ることができる。

iPhoneでFlickrを手軽に楽しめるオールインワン-Klick (iPhone研究室)

GPSと連携して現在地の近くで撮影された画像を表示するだけでなく、Klick内でGoogle Mapの地図を表示することが可能で、地図上に表示されたピンをタップすると吹き出しの中で画像を表示します。同じ場所の写真が数枚ある場合は、吹き出しの中で切り替えることもできます。


Flickrでは,KMLで配信可能なので,Google Earthで表示もできる。また,GeoRSSもあるので,Google Mapsにも表示可能だ(リンク)。さらに,位置情報付きのJSONで配信されるので,マッシュアップが容易である。以前,私が行ったFlickr+Google Mapsも容易である(公開できる写真であればの話)。このように,とても気軽に写真のライフログ+位置情報が実現できることから,当面はiPhone + Klick + Flickrによる写真のライフログを継続していこうと思っている。

TagPhotoLog
http://www.flickr.com/photos/tagchan_stream/


このエントリーと関連していると考えられる他の方のエントリーを紹介する。参考にさせていただいた。
iPhoneで撮った写真をグーグルマップやグーグルアースに表示する iPhone・iPod touchラボ
iPhoneでPhotoShareを使いながら実現するライフログの形 北の大地から送る物欲日記

pathtracker_icon.jpg

先週のエントリでは,トラッキングのiPhoneアプリを紹介したが,おかげさまでかなりのアクセス数となった。このエントリを公開した後,日経BPで林氏が同じような記事を書いた。この記事では,iTrailとPath Trackerを紹介していた。Path Trackerについては,ノーマークだったので,Path Trackerを購入し,同様にトラッキングログを取得してみた。なお,Path Trackerは115円だった。

Path Trackerを起動すると,まずGPSで位置を取得しようと試みる。もし,失敗したら緯度経度が0度のところ(アフリカの西の海上)に勝手に設定される。iボタンで設定画面に移動する。

pathtracker1.png

はじめに,アカウントを作る必要がある。メールアドレスとパスワードを入力する。そうすると,アカウントが作成され,Path Trackerのサイトでログインすることができる。ログイン画面については後ほど説明する。「新規パスを開始」をタップし,完了をタップしてメインに画面に戻る。そして,トラッキングが開始される。

pathtracker2.png

iTrailやGPS Trackerとは違って,Path Trackerはメイン画面で地図が表示される。これは個人的にはうれしい。メイン画面では位置,高度,経過時間,平均速度,移動距離が表示されるが,この辺はiTrailの方が詳細である。

トラッキングを終える場合は,iをタップして設定画面へ移動し,停止をタップする。ログは,PathTracks.comへ送信をタップすることで,サーバーにアップし,Path Trackerのサイトで見ることが可能となる。

pathtracker3.png

先ほどのメールアドレスとパスワードでログインすると,過去のトラッキングのログが表示される。Viewをクリックすると,選択したトラッキングがGoogle Maps上に表示される。表示されたトラッキングのデータは,KML形式やGPX形式でダウンロード可能である。また,「Share it」または「Share this path」をクリックすると,このサイトへ誰でもアクセスできるようになる。ちなみに,上記画像のサイトはこちらである。東林間駅からコメダ珈琲つきみ野店までのトラッキングログである。

Shareによる共有の設定後は,Googleのサイト上のGoogle Mapsにて表示可能である。上記のパスが表示されているサイトにKMLのリンクがあるが,このURLをコピーし,Google Mapsの検索フォームに入力して検索を行うと,パスが表示される。これをマイマップに保存すれば,パスの微調整もできるはずである。しかし,今回は「Unsupported encoding Shift_JIS 」となって保存ができなかった。なお,Googleのサイト上のGoogle Mapsにて表示することは,Google Documentへ保存可能なiTrailでも可能である。

先日のエントリとあわせて3つのトラッキングアプリを使用してみたわけだが,Path Trackerの良い点は,トラッキング中のメイン画面で地図表示されている点である。ただし,表示の詳細さや使い勝手はiTrailの方が上である。また,アプリ提供のサーバーにアップする点はGPS Trackerと同じであるが,GPS Trackerのようなリアルタイム性はない。サイトが公開できるが,GPS Trackerのようなiframeによるブログパーツになるわけではない。

Path Trackerは,iTrailやGPS Trackerと比べて特に卓越した機能があるわけではないことが分かった。今回のエントリと先日のエントリを参考にしつつ,購入の判断材料に用いてもらえると幸いである。

今後これらのアプリはアップデートされていくと予想されるので,使い勝手がよくなったり,おもしろい機能が搭載されることを期待したい。で,早速iTrailはアップデートされて日本語表記が対応した。また,GPSの信号が弱いとか強いなども表示されており,使い勝手がさらに良くなった。

写真に位置情報を与える方法はいくつかあって,以前のエントリーでいくつか紹介した。そこで紹介したのは,Garmin等のGPS端末でトラッキングし続け,あとで撮影時間によって写真と関連付けてEXIFに書き込む方法である。他にも,事後的にソフトウェア上で位置を特定する方法や,ウェブサービスによって位置を特定する方法だった。携帯電話の写真については,以前からGPSつきの携帯電話で一手間かけながら位置情報を与えることが可能であり,それを活用したサービスも考えた(リンク)。そして,iPhoneの登場によって,携帯写真に位置情報を無意識的につけることが可能となった。

そして,今月になってカメラ大手のNikonがデジカメとGPSを連携させる方向に動きはじめた。8月上旬に,コンパクトデジカメのカテゴリに入ると思われるCOOLPIX P6000が発表され,GPSを内蔵するということで非常に驚いた。

ニコンデジタルカメラ「COOLPIX P6000」の発売について
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/whatsnew/2008/0807_p6000_02.htm

GPS(Global Positioning System : 全地球測位システム)を内蔵し、Geotag(写真が撮影された位置情報/緯度・経度[測地系:WGS-84])を画像に付加することができます。 ViewNX、「my Picturetown」において撮影した画像の位置情報と地図との連携をサポート、写真の閲覧・整理・保存において新たな楽しみを提供します。

コンパクトデジカメでGPS内蔵というデジカメはいままで登場していなかったのではないだろうか。以前,RICOHがGPS内蔵カメラを出していたが,工事現場等での使用を想定していた雰囲気がある(リンク)。しかし,P6000はそういう雰囲気ではなさそうだ。他にも,ランサーテクノロジーがGPSカメラを発売していたが(リンク),内蔵ではなくケーブルでの接続だった。


そしてさらに,D80の後継機であるD90の発表と同時に,Nikonの純正GPSユニットが発表され,D90の他,上位機種で使用可能となることが発表された。

ニコン、動画も撮影できるデジタル一眼レフカメラ「D90」発表--新レンズも
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/08/27/052/

撮影時の位置情報などを記録するGPSユニット「GP-1」が用意される。撮影時の緯度、経度、標高、日時が記録できる。地図情報と連携させて、画像つきのオリジナルマップ作成などが可能。「GP-1」はD90のほか、D3、D700、D300、D2シリーズ、D200でも使用できる。2008年11月発売予定。価格は未定。

使用イメージは,Nikonのウェブサイトで見ることができる。フラッシュの部分の上に取り付けるような形になるようだ(リンク画像)。私はD80を所有しているので,このGPSユニットは使用できない可能性が高い。非常に残念である。

以前は,デジタル一眼レフとGPSを連携する方法は,Garmin等の別のGPS端末を専用ケーブルで接続する方法だった(リンク)。私自身は経験は無いが,2つのバッテリーを考慮する必要があることや,接続時の不具合等が発生しやすいと想定されるので,面倒な作業になることが想像できる。しかし,今回は純正であり,上部に取り付けることができるため,GPSユニットが邪魔にならない。また,純正なので,カメラのディスプレイで位置情報を確認したり,何らかの設定ができるかもしれない。そうなると,Garminで接続していたときと比べてかなり敷居が低く,手軽に写真に位置情報を付けることができるのではないだろうか。

というわけで,今後は他社もGPS内蔵のデジカメを発表し,カメラ+GPSがデフォルトとなるようにして欲しい。また,希望としては,位置情報が分かるようになるのだから,今度はデジタルコンパスによって撮影方位が分かるようになって欲しい。次はGPS+デジタルコンパス内蔵のデジカメの登場を期待したい。

前回のエントリでは,iPhoneのGPSの感想を述べたが,今回はAppStoreでアプリを利用して,GPSのトラッキングログの取得を試みた。私自身は,現地調査に行く際や,旅行に行く際に,GarminのGPSでトラッキングをとっており,後にデジカメで撮影した写真と時間を基に関連付ける作業を行う場合があることから,iPhoneを使ってGPSのトラッキングを試みたいと前々から思っていたのである。

GPSでトラッキングできるソフトウェアとしては,現時点(2008年8月24日現在)で3つあることを確認している。GPS Tracker(無料),GPS kit (1200円),iTrail(350円)である。

【2008年8月1626日追記】
Path Trackerというソフトもあるんですね(参考)。こちらも注目してみたいと思います。

GPS kitとiTrailは,よくあるハンディGPSとなっており,移動軌跡ログの取得,ウェイポイントの登録,速度,高度等が計測可能である。機能はGPS kitの方が多いらしいが,インターフェイスはGPS Trackerの方が良いというのが,ブログ界隈での印象となっている。一方,GPS Trackerは,ハンディGPSのような表示機能はないが,トラッキングに特化している。また,トラックのログは,アプリ提供会社のウェブサイトでユーザ登録することで,ログインページが作成され,アップロードされたログを閲覧したり,ダウンロードすることが可能となっている。というわけで今回は,トラッキングログをとる目的としたので,GPS kitと比較して値段が安いiTrail (Ver 1.3)と,GPS Tracker (Ver 1.0)を購入し,ログをとってみることにした。今回はこれらのソフトの使用レポートである。今回,車のダッシュボードにiPhoneを置いて,往復2時間のドライブを行った(自宅と慶應大学湘南藤沢キャンパスとの往復)。

  • iTrail

20080806-04.jpg

iTrailは,イベントごとに軌跡(Trail)を分けて管理することができる。そのため,まず「New Trail」で新しい軌跡を作成することからはじめる。ファイル名と用途を選択する。作成できると,自動的にメイン画面に戻る。そして,startをタップすると,トラッキングを開始する。また,Settingのところで表示単位や位置を取得する頻度も変更できる。トラッキングしている様子は以下のような感じ。


tracking1.png

緯度経度と標高が上段に表示され,その下にはトラッキング時間が表示されている。その下の段には速度と移動距離が表示されている。トラッキング中は速度が表示されるが,車の速度と比較してみると,だいたい合っていることは確認できた(車の速度メーターはアナログなので,厳密な比較はしてない。もちろん,運転中なので凝視はしていない)。そして,目的地に到着し,メイン画面のstopをタップしてトラッキングを終了させた。終了後,「My Trails」に移動すると,トラッキングログの情報を確認することができる。以下の図がその様子。

tracking2.png

ここに,Speed graphとAltitude graphがあるが,速度の変化や標高の変化を移動距離ごと(要するに時系列)で確認できる。以下の図がそのグラフである。

tracking3.png

tracking4.png

また,Google Mapsとあるが,ここをタップするとGoogle Mapsが表示され,通ったルートが地図上にオーバーレイされるのだ。

tracking5.png

Export Dataでは,Googleのアカウントを持っていれば,Google Docsにデータをアップロードしてくれる。形式はKMLとGPXの2種類である。Google Docsであれば共有もできるので,ローカルに保存するより便利かもしれない。



  • GPS Tracker

gpstracker.jpg

GPS Trackerはどちらかというと,リアルタイムに現在位置を確認する用途を想定している。アプリ購入後は,配布元のウェブサイトでユーザ登録する必要がある。登録するとデバイスIDが配布されるので,その番号をiPhoneのGPS Trackerアプリのフォームへ入力する。そうすることで,トラッキングのログが3Gの回線で配布もとのサーバーへ送られ,ログが蓄積させることができるのだろう。GPS Trackerの画面はとてもシンプルである。


tracking6.png

方位が分かるものの,距離の単位がフィート,速度の単位はマイルとなっていた。また,単位は変更できなかった。このソフトはログを3Gの回線で定期的にアップロードしているようだ。

ログをとったあと,先ほどのウェブサイトにログインすると,軌跡をGoogle Mapsで確認することができる。もちろん,データをエクスポートすることもできる。

tracking7.png

さらに注目すべきところは,軌跡を公開することができるのだ。ブログに貼り付けることも想定しており,コードを貼り付けるだけで以下のような表示ができてしまう。また,APIもあるようなので,拡張性もありそうだ。


GPS tracking powered by InstaMapper.com




  • まとめ

今回は,iPhone GPSと,iTrailとGPS Trackerというアプリを使ってトラッキングログの取得を試みた。iTrailは,トラッキング後に軌跡をiPhone上で地図と重ねて確認でき,Google DocsにKMLやGPXの形式でエクスポートが可能だった。一方,GPS TrackerはiPhoneアプリ上ではシンプルな表示だが,軌跡を定期的にサーバーにアップロードしており,リアルタイムで軌跡を把握することが容易な仕組みだった。また,APIに対応しており,ブログに貼り付け可能なコードもあるため,拡張性があることがわかった。

以前は,Garmin GPSのトラックログをカシミール3Dで接続し,ダウンロードしなければならなかった。iPhoneの登場によって,GPSでトラッキングログをとる敷居が非常に低くなったことを実感できた。また,2つのソフトは,トラッキングログを取得することは同じだが,それぞれの特徴を生かして,用途によって使い分けると良いと思われる。

iPhoneを使ってだいたい1ヶ月となる。iPhoneのGPSには期待していたわけなので(リンク),GPSについて感想を述べてみる。AppStoreのソフトウェアについては別エントリーで述べることにするので,今回は「マップ」のみの感想とする。また,他のブログで既出となっている内容が多いかもしれないが,自分へのメモや感想ということで了承をいただきたい。

空が開けていてもGPSによる測位ができないときがある

室内というわけではなく,空が開けている状態で測位しても,位置情報が取得できないことがある。これには,かなり悩んだ。今のところの解決としては,測位できるはずなのに測位できない場合,電源をオフにして再起動するとすんなり測位できる可能性が高い。できないときは本当にGPS衛星の位置が悪かったと諦めるしかない。

GPSによる測位の速度について

条件が良い場合,すぐにあっさりと位置情報を取得できる。Garminの数年前のGPSと測位の速さを隣に並べて比較してみたが,iPhoneの方が早かった。一度きりしか試していないので,どのくらい早いのかどうかは不明だが,測位の速度は従来の専用のGPS端末と比較しても遜色ないのではないかと思う。

室内でも位置情報が取得可能(ただし,場所による)

GPSで測位する場合,空が開けている状態でなければ,GPS衛星の電波を拾うことができないため測位ができない。しかし,室内でも測位できる場合がある。しかし,かなり精度は低く数百メートル程度である。これは,GPSではなく基地局による簡易位置情報と推測される。ただし,場所によっては測位ができない。私の場合,自宅ではこれによる測位はできない。しかし,駒場の大学の室内では測位ができる。これは,基地局の位置情報対応の有無によるのだろうか。この辺については,事情がわからない。

圏外でも単独によるGPSの測位が可能

先日,遠出をして標高の高いところに行った。山岳地なので,3Gの電波は当然のことながら入らなかった。従来の携帯電話の場合,圏外だとGPSによる測位はできなかった。しかし,試しに測位してみたところ,位置情報が取得できた。これには驚いた。ただし圏外なので,Google Mapsのレイヤは表示されなかったので,自分がどこにいるのかを地図からの文脈で判断することができなかった。ということは,地図を自前に用意できるようなアプリがあれば,圏外でもGPSが使い物になる可能性がある。また,ログをとるようなソフトには役に立つだろうと思う。

移動体に乗っているときに測位すると現在地が移動する

電車の窓の近くにiPhoneを置いて測位しておくと,数秒おきに現在地が移動していくのがわかる。特に,新幹線に乗った場合は,当然のことながら移動が早い。拡大しすぎていると,地図表示が間に合わなくなった。また,現在位置がマップの表示範囲を外となった場合,勝手に視点が移動してくれることはなく,自分で移動してあげる必要があった。

要望:GPSによる測位の状況が知りたい

現状では,iPhone GPSによる位置情報の取得がブラックボックスである。もちろん,ブラックボックスであることは意識しないで位置情報を取得可能という観点から重要だ。しかし,個人的にはある程度はGPS測位の状況を知りたい。GarminのGPSではGPSの配置が確認できる()。GPSは衛星の数と空での配置が重要となるので,測位が可能か不可能かを判断するためにも,こういう測位の状況を知る手段があるとうれしい。

とうとう,Google MapsのStreet Viewが日本に対応した。Google Mapsに「ストリートビュー」というレイヤーが登場し,カバーしている範囲が表示される。今のところ,札幌,函館,仙台,関東,大阪,神戸,京都,奈良が範囲のようだ。名古屋や福岡はまだのようだ。ただ,どんどん拡大して撮影しているようなので(リンク),範囲は順次拡大していくのだろう。私の住んでいる相模原は今回の公開範囲に入っており,自宅周辺をストリートビューで見ることができた。ベランダの洗濯物まで確認できてしまった。

午前8時半ころ,TwitterでGoogle Street Viewの開始を知り,小1時間見ていたのだが,整備してある道路の青い線が航空写真とかなりずれており,関西に至っては,海に青い線が引かれている状態となっていた。また,視点となる人形のアイコンが道路より外となっていて,どの道路のストリートビューなのかわからない場合もあった。しかし,夜になって修正されたことを確認した。当日に改善されるというのは,それはそれですごいことである。

先日,第2回ジオメディアサミットが開催され,Google Mapsの日本チームが参加していた。Googleのプレゼンのときの質問で,いつころサービスがはじまるのか,という質問があった。しかし,彼らは時期を明言しなかった。そのため,サービス開始は秋以降だろうと思っていたのだが,唐突にサービスが開始されたので,寝耳に水といった状況である。

今回のGoogleのStreet Viewによって,国内のストリートビューができるサービスは2つとなった。もう1つはLocation Viewである。第2回ジオメディアサミットでも紹介され,完成度はかなり高いという印象を持った。こちらは,アジア航測が撮影を行っているらしく,このLocation Viewの親会社(アイディーユー)がアジア航測と資本提携しているようだ。サミットでの話しを聞く限りでは,かなり消防など自治体向けに需要があるらしく,そちらの儲けで維持しているような印象を受けた。その辺はGoogleとはビジネスモデルが違っていて興味深い。Location Viewは,8月4日に範囲拡大を行っており,今後も拡充が期待される。

というわけで,国内は2つのストリートビューの時代となったわけだが,違いを見ていくことにしよう。同じストリートビューなのだが,アプローチが異なっている。

Location Viewの方は,「映像地図」ということもあり,車からの動画の撮影をサイト上に再現しようとしている点が特徴的である。Location Viewのサイトでは,右上に車が表示されている。そして,現在表示されている画面が,車のどの向きまたは方角であるのかを表示している。動画撮影を再現をしているため,もし撮影時の車の進行方向と逆に進みたい場合,車をバック(つまり動画を逆再生)させるように,ユーザが設定しなければならない。この辺はやや直感的ではない。利用者はその辺の制約は面倒に感じるだけである。

一方,Google Streer Viewは,人間の視点を想定して表現している。この点は,地図に表示されるアイコンが人間の人形であることからもわかる。Street Viewでは,ある一定間隔ごとに写真が撮影されており(撮影方向は11方向),Location Viewのような撮影した車の方向を考える必要はない。ただし,一部で撮影順序による影響で,つながっているはずの道路が回り道しなければならない場合があった。

というわけで,2つの違いについてみてきたが,どちらもブログに貼り付けられたり,URLでリンクが貼ることもできる。APIに関しては,将来的にGoogleが公開をはじめる可能性は高いが,Location Viewはやらない可能性が高い。拡張性や将来性はGoogleの方が上だろう。

今後,このサービスに関するプライバシーの問題は必ず付きまとうだろう。それでも,2つのストリートビューはそれぞれ特徴を出しつつ,日本全国を整備することを目標に,2大ストリートビューとして提供を続けて欲しい。

以前,gooやYahoo Japanが昭和30年代の地図や空中写真を公開して話題となった。今回,横浜市が昭和30年代の1/3000地形図をkml形式での公開を始めた。

横浜市三千分一地形図(昭和30年代)
http://www.city.yokohama.jp/me/machi/kikaku/cityplan/gis/3000-30s.html

昭和30年代を中心に(1954(昭和29)年から1965(昭和40)年)、三千分一地形図が新たに作成されました。この昭和30年代の三千分一地形図は、空中写真測量により作成され、縮尺は同じ3000分の1ですが、東西3,000m、南北2,000mの図郭で、当時の横浜市域を90図葉でカバーしています。

Google Earthを起動して見てみたが,1/3000という大縮尺であることから,建物の輪郭まで表現されており,とても詳細な地図であることが分かる。

昭和30年から一番変化が大きそうなみなとみらい地区を表示してみた。

yokohama_old_map.jpg

画像真ん中あたりの白い建物がパシフィコ横浜である。このあたりは,昭和30年代は埋め立てられておらず,空白となっている。つまり海だった。また,パシフィコ横浜の南東にある島は,赤レンガ付近は存在しているが,新港パーク付近(地図)はまだ埋め立てられていなかったようだ。

さて,ちょっと細かいところに注目していこう。この地図は,上記引用によると写真測量に基づいて作成したと書いている。従って,この地図自体の位置精度は高いと予想される。しかし,Google Earthの航空写真とは厳密には重なっていないように見える。これは,地図自体の投影法の違いが原因である。

おそらく,この1/3000地形図は平面直角座標系によって投影されていると考えられる。この投影法は歪みを小さく抑えられることが可能である。一方,Google Earthは等緯度経度の投影である。この投影法では,高緯度ほど地図上の面積は大きく見えてしまうタイプである。なので,基本的に投影法が違うため,たとえ1点どこかで正確にあわせても,ほかの場所でずれが生じてしまうのだ。厳密には正確な幾何補正を実行する必要があるが,そこまで重ね合わせを行う必要はないのかな...。

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goo地図に昭和38年の空中写真が登場
明治時代の「迅速測図」がウェブで公開
東京23区を撮影した終戦直後の米軍撮影空中写真が登場

iPhoneでGPSが搭載されることが発表され,携帯端末で地図を使う頻度が増えていくと思う。しかし,アナログ地図(紙地図等)だって侮ることはできない。先日,文庫判の東京神奈川の地図を購入した。

two_maps.jpg

ここで,文庫判の地図のメリットについて,携帯端末の地図と比較してみることにする。

(1)いつでも鞄に入れておくことができる携帯性

携帯性は携帯端末と同等である。しかし,雑に扱っても壊れないという点では文庫判地図に分がある。

(2)視点の切り替えの早さ

ページをパラパラとめくると,視点をすぐに変えることができる。携帯端末での視点の切り替えは,従来の携帯電話ではとても遅い。iPhoneやtouchはタッチパネルで多少は切り替えが早くなってはいるが,切り替えのスピードは文庫判地図に分がある。この点は文庫判に限らないことかも。

(3)取り入れることができる情報量

携帯端末のディスプレイのサイズと文庫判のサイズを比べると,文庫判の方が広い。また,視点の切り替えの早さを考えると,文庫判の地図から得られる情報量は多い。

一方,携帯端末の地図のメリットは,

(1)位置把握機能

GPSがある前提ではあるが,自分の位置を労せずに把握して地図上で確認することができる。

(2)ナビゲーション

ナビタイムや,EZナビウォークのようなサービスに代表されるナビゲーション機能がある。

もちろん,地図を使う目的によってメリットは変わってくるだろう。とにかく,アナログとデジタルの地図には色々と特徴があるわけで,両方の良いところを認識した上で両方の地図を活用してきたいものである。


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